介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第1648号 ずばりと本題に入る【開門見山】

2008-10-04 13:40:45 | 中国
写真は、
中国からの留学生 陳さんの修士論文第1章と第2章の原稿(22ページまで)
彼の指導教員T教授はベテランで、文献研究の場合の論文作成方法の要点を指導されています。
私の役割は、「日本語としてどうなのですか?」という意味で読んでいます。
大事なことは展開される内容なので多少は「留学生らしい癖の残る日本語でもよい」と思います。

そこで
私が彼に言っているのは「開門見山」(岩清水日記、2008年9月28日)
(陳さん自身の表現では)「ずばりと本題に入ること」ですね。
余分な表現は使わない。
*日本の修士論文(文科系)の駄作は、無駄なことばが多いことですね。
アメリカで社会福祉学博士を取った大先生は「ことばの海」といわれて日本語論文の冗長さを嫌われた。

彼の論文の原型は
社会保障制度
にアップされています。
*自宅ではネットにつないでないので、更新はあまり進んでいないが。

○ 農村と都市の経済格差

○ それぞれの医療保障制度(農村が遅れている)

という点の統計を丹念に追った論文になる見込み。
彼の問題意識である「農村にも医療保障を」という思いが底流にしっかりとある骨太の論文です。
昨日、「国際保健福祉論」の講義が終わった時、草稿を読んで欲しい、と手渡された。これまでも読んでいるのですが、かなり最終段階のようだ。
このブログに書いていいか?と聞くと、OKというので読み終えて朱筆を入れた今こうして簡単に書いているわけです。
*助詞の使い方など中国語にない語法に苦労してはいるが、日本語的には問題ない水準に達しています。何より、主張が「開門見山」で小気味よいです。
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