介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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最終回も学生の発表でした

2008-01-17 14:09:57 | 社会福祉
【第14講】
本日、1月17日
介護福祉コース1年生、24名に対する「社会福祉概論Ⅱ」
の最終回です。

前回に続き、
ひとり@5分の意見発表です。(11組・12名)
パワーポイントを使った人は、2組・3名、
用意した資料を配布した人は、2人でした。

【院生の評価】
博士1年生(国際文化研究科)Nさんと
修士1年生(福祉社会学研究科、留学生)
の2人により、審査を行う。
上位4組(5名)のテーマは以下の通り。

1位 スウェーデン国民が高い税金を支払っても文句を言わないわけ。
   日本国民が消費税10%に反対するわけ。
2位 高専賃とは?
3位 (2人組)障害を受容し活躍する人々
3位 奄美大島の癒し(アイランドセラピー)

【高福祉高負担】
 1位に選ばれた人の発表は、高い消費税で教育・医療・介護・失業給付などの公的サービスが受けられるスウェーデンと、公的サービスが不十分だが、10%の消費税は困ると考える日本とを対比してその原因を探っている。
どこかに書かれてある知識の鵜呑みではなく、生活実感に裏打ちされた発表が評価された。

【ケア付き高齢者住宅】
 高齢期を自分が住み慣れた住宅・地域で過ごすことはできないのか。鹿児島県下の事例を手がかりに、最近制度化された「高齢者専用賃貸住宅」の概要を紹介し、その良い点と問題点を示した。まだ、新しい制度なので、十分な情報量はないが、着眼点が鋭い。月額11万円から15万円という賃貸料(食費込み)は高い、という。

【障害をもった音楽家】
 浜崎あゆ、中村 中、新垣 勉、木下(きした)航志
の4名を挙げて、耳が聞こえない、性同一障害、視覚障害、未熟児網膜症
といったハンディにめげず、多くのファンから支持されている様子を報告し、障害をつらい体験ではなく、その機会をもてたことに感謝するとまで言い切っていることをクラスに伝えた。

【アイランドセラピー】
 報告した学生は、奄美大島の出身。海などの自然環境、珍しい生物、そして温かな人間関係のある地域として、癒しがもたらされるとアピールした。「島時間」の中で、人々は落ち着いて、のんびりしており、親切な人だらけだと郷土の島を誇る。

【自分の世界と仲間たち】
 先週の発表でも感じたが、壇上に立っても「あがる」ことはなく、フロアーの友人に問いかけをしながら自分の主張を展開している。
 残りの発表も、箏をやっている体験(男子学生)、サッカーの体験、バイトの観察、脊髄小脳変性症のこと、セカンド・ハーベスト・ジャパンのことなど多彩で、審査は僅差であった。
 講義の最後ではなく、もっと早い段階で意見発表すれば面白い展開になったと悔やまれるくらいです。
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3 コメント

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木下(きした)航志くんの家 (Unknown)
2008-01-17 20:48:35
 木下(きした)航志くんの住んでいた家が草牟田にあります。

 西郷・大久保が座禅を組んだ座禅石の近です。

 
名無しは私です (genesislife)
2008-01-18 05:47:07
 失礼しました。

 ※しかも誤字脱字だらけ(それはいつもの事?)
学生かと? (bonn1979)
2008-01-18 09:55:00
genesislifeさん
ありがとうございます。

木下航志さんは
鹿児島の出身だと
昨日院生のNさんがいっていたのです。

音楽家4人についての学生の発表は
素晴らしかった・・
(有名になっている浜崎あゆなどでなく)
この木下さんのことなどに絞って発表すれば
もっと良かったな

思っていたところでした。

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