介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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藤本健太郎『日本の年金』(日経文庫、2005)

2008-07-17 08:58:11 |  年金
【意外な発展】
いもずる式
ということがありますね。

○ 中国からの留学生が「中国の医療」についての文献を探していた。

○ 私が、日本の年金に関してのよいテキストを探していた。

・留学生の陳さんの推薦で
「世界の社会福祉年鑑2007」を研究費で買った。(中国の担当が、王 文亮先生だったから)→7月15日付けこのブログで紹介しました。

・その年鑑のドイツの項目が、藤本健太郎氏だった。
  →7月16日付このブログで紹介しました。

・藤本氏の著作を調べていたら、年金の著作があった。

【『日本の年金』を買う】
昨日、本屋で、『日本の年金』を(私費で)買い(写真)、この本を下敷きにして、このブログの「年金」の項目で、簡単な解説を始めたいと思いました。

ちょうど、厚生労働省の社会保障審議会年金部会の審議が進んでいることを知っていたからです。
*6月26日付このブログで、年金部会の検討項目の論議を紹介。

この本のいい点:

○ やさしく書いてある

○ 入手しやすい・・・新書版。

○ 知識がたしかである(年金政策を所管する部署に勤務していた)

○ ドイツとの対比が書いてある(私の年金の勉強もドイツと比べながらやってきた・・・2人ともにドイツで勤務していた)

○ これからの年金の議論の基本となることが書いてある

【構成】
本書は、以下の4つのパートで構成されています。

1 年金とはどんなものか

2 日本の年金の現状と問題点

3 年金改革にはどんな選択肢があるのか

4 これからの年金改革の視点

【この本が出版されてから・・】
本書は、2005年2月に刊行されていますが、
その後、
○ 日本では、年金記録問題、消費税との関連で財源確保問題など、年金をめぐる論議が一層深刻になった。
*この本が解説している「平成16年改正」の後の問題に焦点が移っている。

○ ドイツでは、2007年から年金支給開始年齢が67歳からの引上げになった。
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