介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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学会誌紹介『日本年金学会誌』第27号

2008-04-02 14:42:59 |  年金
日本年金学会

では、
毎年総会と研究発表を行い、その内容を学会誌にまとめている。

第27号が届いたのが、その目次はアップされていない。
書物も「非売品」となっている。
*総会のシナリオを参照ください。
学会の事務局は、年金シニアプラン総合研究機構が行っている。

【年金に関する研究】
年金に関する実証研究は、最近では、経済学者によって行われている。
「日本社会保障法学会」では、年金問題を扱うが、法律学からのアプローチですね。
「日本社会福祉学会」では、年金について発表・討議されることはない。
「日本年金学会誌」は、年1回の発行ですが、この分野では、このブログでも紹介している『季刊・年金と経済』が重要な文献です。

【第27号では】
○ 年金記録に関するもの
○ 企業年金に関するもの

のほか、
スウェーデンの「自動均衡機能」に関する論文が掲載されています。

小野正昭(みずほ年金研究所。固有のホームページはない)
「スウェーデンの自動均衡機能の日本への適用」p32-p39

【そのまま日本へは適用できない】
スウェーデンで2001年に決定された年金のシステムを日本に適用するかどうか
は、この分野のホットなテーマのようです。

この論文では、専門的な計算をしたうえで、

結論として:
スウェーデンの仕組みをそのまま適用できない。その理由は、
・日本では、人口の急激な減少がある。
・日本では、団塊の世代の突出が大きい。

といっています。

*Googleで幾つか見ましたが、
Japan Research Review (日本総研)の2004年03月号に掲載された
主任研究員 西沢和彦氏の論文が、よく論点を整理していた。

西沢和彦論文

*年金については
・現在の制度
・請求の手続き
・政策的な問題
・理論的な研究
と、いくつかレベルがありますが、このブログでは、なるべく易しく、政策論をとりあげていきたい。
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