介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第1637号  医療費点数表【厚生労働省HP】

2008-10-02 05:52:14 | 医療
厚生労働省の昨日10月1日付ホームページで
平成20年度診療報酬改定に係る通知等について
がアップされています。

膨大な資料が一挙に登載されています。
もともと今年の4月からの医療費の価格表ですから、3月に公表されていますが、今回は、「疑義解釈」といわれる通知を含めていますので、医療保険制度においてどのような根拠によって費用が計算されているのか、がわかります。

今朝は、(午前中の講義のため)あまり詳しく説明する時間がありませんが、一度、全体の体系を眺めてみてはいかがでしょうか?
もちろん、病院で医療費の計算をされている方々にとっては、毎日見ている表ですね。

○ 最初に医療機関にいった時に、「初診料」として2700円(その3割を窓口で負担)払うのは、どの箇所で決まっているのか?


「診療報酬の算定方法」(厚生労働告示) 
 別表第1 医科点数表
  第1章 基本診療料
   第1節 初診料
     区分 A000 初診料  270点  (1点=10円)
 とあって、さらに「注」が7つついています。  
     注3では、6歳未満の子どもへの初診は、72点(720円)を加算する
 とありますね。

○ 今回の資料では、
厚生労働告示
局長通知
課長通知
管理官通知
事務連絡

というレベルで、いわゆる「疑義解釈」がまとめて示されています。

【42年前】
昭和41年、私は入省2年目でしたが、この医療費点数表を担当していた「保険局医療課」にいました。いまも、大きな課ですが、当時は、医師、歯科医師、薬剤師、保健師などの専門職がぐるりと囲んで座っている部屋でした。
この点数表関係では、「法規係」があって、
「石さん」と「清ちゃん」の2人が医療費や薬剤価格表(薬価基準)を担当していました。「夏っちゃん」(女性)は、計算専門。それに私。後は、雑用係の「岩ちゃん」、全部で5人でした。係長はいなくて、いわゆる上級職は、20人程度の全課員の中で私1人でした。課長も課長補佐も医師でした。係りは、このほかには、庶務係りだけ。
*いまは、だいぶ違います。

というわけで、当時24歳かそこらでしたが、「点数表」となると、懐かしくなるのですね。


*写真は、昨日午後、キャンパスの図書館前から、台風一過の4号館あたりを望む。
(右手のビル。今日の2時間目の講義は、この1階です)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第1636号 【新刊紹介】『ブ... | トップ | 第1638号 後期の「社会福祉... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医療」カテゴリの最新記事