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第2172号 【読後感】吉見俊哉『ポスト戦後社会』(岩波新書)

2009-01-26 22:18:02 | 経済
最近のように大きな経済的な変動期にあると、いまはいったいどういう時代なのか?
と、考えますよね。

岩波新書の「シリーズ日本近現代史」の⑨を読みました。(写真)
著者の吉見という人は、東大大学院教授。社会学の専攻のようです。1957年東京都生まれ。

巻末年表では、1970年から2003年とあります。

私が社会生活をしてきた時代と重なるのでなるほど、とうなずく箇所もあるのですが、なんといっても文章が難しいです。

ですから、印象に残った箇所と疑問点を簡単に書きます。

【なるほど】
・マスコミが万博で骨抜きになった  p.48
・不登校、ひきこもり        p.109

【はてな?】
・福祉国家についての理解があまりに表面的 p.74
・日本のグローバル化はたしかに進んでいるが p.220
 →ヨーロッパやアメリカとの対比では、むしろ「鎖国」とすらいえるのでは?
  (とくに精神的な側面で)
・高齢化の速度は世界史的に際立ってはいるが・・p.192
→中国や韓国の今後も類似の課題
  なぜ、そうなったかについての分析は一般論に過ぎないようです
・「限界社会」の概念の提示p.195 ?マークはついているが、飛躍した論理ではないかなぁ。
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