介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

選挙を意識した政党

2008-07-30 10:12:23 | 経済
来年度予算の編成に関する大枠が決まった。
政府の「5つの安心」の発表。

内閣改造の動向も伝えられる。

政権与党である自民党と野党ながら先の選挙では第1党となった民主党
それぞれのウェブサイトを見ながら
これからは映像で主張を訴えていく時代になったと痛感しました。

○ 短期的な政策論はあるが、長期的な方向付けは?

選挙を意識しているとはいえ、両党ともあまりに短期的だ。

高齢者医療制度でいえば、介護問題とセットで方向付けが欲しい。
もともと、日本の高齢者医療は、進まなかった介護サービスの代替として
医療を提供する組織が福祉分野に進出してきた経緯がある。(「社会的入院」)

○ 政権党も野党も、既得権益である医療組織・製薬産業などの意向を無視した政策は取れなかったのでは。
医療保険の財政論と平行して、
歳をとることが安心であるためには、
・終末期の過ごし方
・地域社会とのつながり・・とくに認知症
・社会福祉専門職のかかわり
・薬漬けからの解放
などについての現状の反省と分析が弱いと思う。

○ 自民党があんまりだと思うのは、
行政改革という大きな流れに反して、観光庁や消費者庁などを新設しようとする動向ですね。どこからもNOという声はなかったと思う。
理念のない行政組織いじりは百害あるのみ。

○ 口先はともかく、政治は身勝手集団。
大分の教員採用をめぐる問題から発展してきたが、政治の世界から事前に合否の連絡を要請する・・という実態が全国的にあったことが表面化した。

今の民主党については接点がないので知らない。
昔、若い時に、当時「民社党」とか「社会党」といわれた革新勢力を代表する政党の議員や秘書の方と仕事の上で接触した経験から言うと、この「革新」の方たちの「汚れ度」と「威張り度」は、政権与党を上回っていた。

○ 最も、革新を要するのは、政治の世襲です。
江戸時代ですら、殿様の跡継ぎをめぐる勢力争いの表向きのポイントは、「どちらが英明か」でした。承継予定者がいないか、愚鈍であった時には、養子制度を活用して、英明な人材が探された。

今の日本では、与党だけではなく、政治家の私物化が進行・定着している。
テレビで人の意見を聞かずに自分の主張だけを大声で主張するような政治家が跋扈している。この人たちは、自分が目立てばそれでよい。

*写真は、夕焼け。

安曇野カンポンLIFE

の2008年7月27日付けの記事からお借りしています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自民党のムービーチャンネル... | トップ | 26木慈(きじ) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

経済」カテゴリの最新記事