介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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「ほがねぇ」(根気がなくなる=歳をとった)

2008-03-22 11:38:08 | 認知症
【礼儀正しい母】

毎週金曜は、つれあいが義母89歳のところへ行き、帰ってくる日(1泊)

18:15頃、電話を受ける。
母 「とおるさん(私の名前)、M(つれあい)は、いつものとおり4時45分のバスででましたから、そちらには8時前になると思います。
私は、大変に助かっていますが、とおるさんには迷惑をかけてごめんなさい」

19:45頃 M帰宅。

20:15頃 母より電話。内容は、帰宅の確認と夕食をとったかどうか、のようだ。
明日の朝は寒いらしいから気をつけろとかいろいろ話している。

ここまでは、まったく問題ないし、ちゃんとした連絡をもらってありがたい。
この1815頃、2015頃の2回の電話時刻は毎回ほぼ同じです。
*実の母(5月で92歳、千葉県松戸市)とは、年に2~3回の電話だけ。

次は、昨日3月21日、連れ合いとの夕食後の話から。

【自分のしたことを忘れる】
同じ義母の話。

花が好きで
畑に植えられた花をお墓用・神前用にとしょっちゅう採っている。
(近所の方が、植えてくれている)

それが、枯れてくるので
自分で庭に穴を掘って捨てている。

母(連れ合いに対して)
「ここにあった花はどうしたのか?誰れが持っていったのか?」

*連れ合いの疑問:
自分が(つい2日前)あれだけ力を振り絞って穴を掘り、捨てたということを覚えていない。

【確実に進んでいる】
私自身は、臨床家ではないから、詳しくわかるわけではないのですが、
毎週聞いていると
かなりの「正常」の部分と、不思議な脳の活動部分とが並存している。
そして、「異常」の部分が少しずつ多くなってきたように思われます。

連れ合いが、その「異常」のつど、説明して、
義母自身、
「ほがねぇ」と、苦笑している。

【ひとそれぞれ】
元気な研究科卒業生の90歳
実母は言葉少ない女ですが、92歳で心身まったく問題ない。

認知症といっても、同じ症状があるわけではなく、まさに人それぞれ。
世話をする回りのものは体験としては認知症に接するのは初めてのことが多い。
その方の様子を観察し、理解し、できれば本人にも納得できればいいですね。
事態は進むので、できるだけ密接に連絡をとり、話をするということが大切ですね。

*写真は、3月16日、県民交流センターの入り口で撮る。
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