介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第2156号 イギリスの教科書を手がかりに【その3】

2009-01-25 15:49:19 | 地球→ドイツブログ
写真は、大島海峡の日本丸。

徒然なる奄美 1月24日付の記事からお借りしました。

【いきさつ】
イギリスのソーシャルワークの教科書を12月に東京駅前の丸善で購入して、さっそくこのテキストを素材に、「日本ではどうなのか?」と考える予定でしたが、やはり英語というだけでバリアーが高いです。

2008.12.21 第2006号 の記事で全体の構成を紹介し、
2009.01.05 第2068号 では、第4部第1章(社会の発展とソーシャルワーク)
をやってみました。
まだまだ私の知識のストックでは、「読み物」として皆さんにお示しする記事を書くことは無理のようです。

そうこうするうちに、社会福祉士養成に関する2009年度からの新しいカリキュラムの沿った教科書のことを知りました。

【方針】
そこで、
「社会福祉学とは、何なのか・・対象と方法」については、日本に関していえば、この新しい教科書に取り組むこととして、

このシリーズでは、
「ソーシャルワークの母国であるイギリス」においては、現在は、ソーシャルワークをどのように位置づけているか?
について、多少研究的に、さりとてあまり難しい方法ではなく、読んでは考える素材として、取り上げてみることに・・・

【ソーシャルワークはなぜ必要なのか?】
第1部のタイトルは、
Reasons for Social Work となっていて、10の分野が挙げられています。
「こういう問題群があるので、ソーシャルワークという手法があるのだ」
とう観点で受けとめてみます。
*日本語は、邦訳というより便宜のキーワードを書いています。

1 Family Disruption and Relationship Breakdown 家族問題
2 Child Abuse     児童虐待
3 Domestic Violence   これは、DV として使われていますね。家庭内暴力
4 Ill-health      健康
5 Physical Disability  身体障害

6 The Frailty of Old Age 高齢者介護
7 Mental Illness     精神保健福祉
8 Leaning Disabilities  知的障害
9 Alcohol or Drug Problems  依存(アルコールや麻薬の中毒)
10 Population Movement and Immigration  人口移動・移民

の10章です。 

【日本にける概念・実態との対比】
○ 家庭の病理現象を軸にしている  1 2 3
○ 障害者の問題          5 7 8
○ 老人問題            6
○ 健康              4

9 依存 と10 移民 とは、まだ現実的な問題としてはイギリスほどではないか。
結論として、ソーシャルワークによって対応する社会的な問題としては、イギリスも日本もかなり類似している。




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