このほど正式に「寿司ぼっこ」が開店しました。
注文一つでお客さん(インコ)をタオルで巻いて「ぼっこ巻き」を作る「寿司ぼっこ」。
不定期開店だったのですが、常連さん(←ぼっこ)の声に応じて毎日営業に切り替えました。
今日は常連さん(ぼっこ)の来店様子をリポートしつつ、皆様にも「ぼっこ巻き」のレシピを大公開しちゃいます。
↓常連さんが来店
ぼ「ピチュ!(おう久しぶり!)」
私「いらっしゃませ~、ぼっこさん、今日は何握りましょう?」
ぼ「ピチュ!ピチュ!(ぼっこ巻き頼むよ!)」
私「さすがツウですね~、ぼっこ巻き一丁!」
◆◆ぼっこ巻きレッスン◆◆
★用意するもの
・薄手のタオル 1枚 ※厚みのない安タオルがよい
・ゆるいインコ 1羽 ※ウロコインコがおすすめ
↓違いのわかるインコによるタオルチェック
さあ、握り職人(私)と常連客(ぼっこ)との戦い開始です!
どんな安タオルを出せるのかで店のレベルが分かってしまいます。
実際、過去数度、厚手の高級タオルを出して、不興をかったことがありました。
↓うっとりする常連
今回は御眼鏡にかなったようです。
握り職人(私)も一安心。
しかしここからが本番です!
★ぼっこの握りかた
1)まずタオルを広げる
2)ゆるくなっているインコを乗せる
3)タオルの上でもぞもぞして遊ぶ
4)ユルくなったところで右手からタオルをかける
※遊びながら
5)左手もタオルをかけ包む
※包みに焦るとお客さん(インコ)がびっくりしてしまうので注意が必要です!
★完成!
気むずかしい常連さん(ぼっこ)もご満悦。
↓「ピチュ、ピチュ(さすが大将、いい握りだね~)」
◆◆ぼっこ巻きいろいろ◆◆
寿司ぼっこにはぼっこ巻きのいろいろなメニューがあるのでご紹介します!
(5段階 難易度表記付き)
1)ぼっこオムスビ(★★★★☆)
さきほどのぼっこ巻き。難易度4の上級者向け。
オムスビ上に包んでテーブルの上に置いてあげます。
包まれたまま職人(私)の手を離れるのはなかなかハイレベル。
さすが常連さん(ぼっこ)。
2)ぼっこロール (★★★☆☆)
基本形です。難易度3でお客さん(インコ)次第で作りやすさ変わります。
本人の気が乗らないとまったく巻けません。
逆に乗り気の時はあさっり巻けてしまいます。
↓タオルかじりのオプション付きで人気メニュー
3)ぼっこサンドイッチ (★☆☆☆☆)
定番のひと品。
水浴び後などに拭いてあげる時にすぐなります。
4)ぼっこ餃子 (★★☆☆☆)
サンドイッチからタオルを包んむだけ。
ただ揺らすと怒られます。
5)ぼっこタワー (★★★★☆)
ぼっこロールの進化版です。そびえるタオルタワーの頂点にお客さん(インコ)が!
タオルの裾を広げて作りますが、広がったタオルにお客さん(インコ)がビビることもあり。
↓常連のお客さん(インコ)には朝飯前
6)ロールからの餃子 (★★★★☆)
↓
縦巻きから横巻きへの2段階の動きがポイント。
一見簡単そうですがなかなか成功しません。
巻き中に動かすとお客さんがビックリすることが多いため、よほどリラックスしていないと難しいです。
7)自分握り (★★★★★)
自らタオルに入って巻かれてしまおうという究極の奥義!
タオルの膨らみを見つけると自分から入っていって収まります。
職人は軽く手を添えるだけで完成!
お客さん自らが握りを楽しむという最高難易度巻きです。
その昔、昭和の美食家・北大路魯山人(キタオオオジ・ロサンジン)は評論家でありながら自ら厨房に立って志向の料理と食器を模索したと言われています。
自らタオルに巻かれようとするぼっこちゃんの姿はまさに魯山人に通じるものがあります。
タオル握りを芸術の域にまで高めようとするタオル研究家ぼっこ氏。
タオルに見いだした小宇宙への熱い探求の日々は続きます。
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