
京都市内中心部から、南西の方向「西山連峰」の中腹に位置する広大な山寺「善峯寺」はワンコも入山できる、嬉しいお寺です。マハロの自宅(京都市山科区)からは、車で1時間の所にあります。京都市内には多くの有名な寺社仏閣がありますが、それらに比べるとあまり有名ではなく、比較的観光客が少ないお寺だと思います。そして、何と!大型犬であっても、リードにつなげば入山できるお寺なのです。もちろん寺の堂内には入れないのですが、約1時間かけて回遊式庭園を散策するこができます。(清水寺や金閣寺・銀閣寺などの有名なところは大型犬は×)
今回はその善峯寺を紹介します。
善峯寺ってどんなお寺?
平安中期に源算(げんさん)上人により開かれた天台宗の単立寺院です。その後、後一条天皇より鎮護国家の勅願所と定められたそうです。そして、鎌倉初期には、白河天皇や後花園天皇により伽藍寄進整備がされたり、後嵯峨天皇や後深草天皇など皇室の御崇敬をうけたりた寺です。しかし、室町時代の応仁の乱により大半の坊が焼失し、その後、江戸時代に徳川5代将軍綱吉公の生母である桂昌院を大檀那(布施を多く出す檀家)として、現存の鐘楼・観音堂・護摩堂・鎮守社・薬師堂・経堂が復興されました。
西国三十三所観音霊場の第20番札所、京都洛西観音霊場の第1番札所、神仏霊場第85番の京都第5番として多くの巡礼者を受け入れています。
←この山門から入山します。入山時間は、8:30~17:00、入山料は大人500円です。
←順路どおりに進みました。ここは鐘楼堂(つりがね堂)です。この「厄除けの鐘」をママは心を込めて鳴らしました。
←多宝塔です。すばらしい建造物です。
←これは今年の春に撮影しました。護摩堂、経堂があります。手前の松が遊龍の松(龍が這うように伸びる松)、奥には枝垂桜。
←白木蓮
愛犬と一緒にどのように楽しめるか?
境内地3万坪の中には、国指定の天然記念物「遊龍の松(五葉松、樹齢600年以上、全長37m)」があります。春は桜や木蓮、夏はサツキや紫陽花などの艶やかな花で、その広い境内地は彩られます。秋は紅葉で周囲の山々が紅く染まります。冬は南天や椿が白い雪景色に彩を添えます。また、京都市内の眺望もすばらしいです。回遊式庭園になっているので、愛犬とともにこの庭園をお散歩しながら、時代を超えた建造物を眺めたり、自然の美しさを楽しんだりできます。そして、庭園を一周すると、1時間はかかります。アップダウンも多いので、足腰にとてもよい運動になります。
マハロは、毎年、桜が蕾から3分咲きの季節(3月末)にこのお寺に行きます。本当は、桜が満開の時期(4月中旬)や紫陽花がすばらしい時期(6月末)、紅葉が綺麗な時期(11月)に行きたいのですが、たぶん、それらの時期は観光客が多く、大型犬もOKとはいえ、いやな顔をする方もいらっしゃるだろうと思い、3月末に行くのです。小型犬と一緒なら、抱っこしたりキャリーケースに入れたりして回れるので、いつでもOKだと思われます。
←桜の左側の槙の木は悠仁親王様の「高野槙」です。「槙」は風水では縁起のよい木とされています。
←アップダウンがあります。人間もよい運動になります。
←阿弥陀堂から続く石垣と白壁の道を降りるマハロ
←一周 1時間です。
善峯寺のHPにはこのような掲載されてます。
ペット(犬)の境内への連れ込みは、ほかの参拝の方のご迷惑にならないよう、リードでつなぐか、抱いていただくか、かご等に入れて、一緒に参拝して下さい。堂内(外縁回廊も含む)への連れ込みは固くお断りします。
犬連れ(犬連れでなくても)善峯寺に行ってみようと思われる方は以下も参考にしてください。
※駐車料金は普通車で500円です。(犬連れの方は、公共交通機関で行くのは、ちょっと厳しいかな・・)
※善峯寺のお釈迦さまは、五体安穏や腰痛神経痛などのお釈迦さまだそうです。
※阪神淡路大震災におけるバス運転手さんの奇跡に伴い、入試合格や交通安全などの「おちないお守り」が有名です。この「おちない」の意味は阪神淡路大震災を体験した関西圏の人間ならすぐに解ると思います。
※「他人の幸福をお願いする」幸福地蔵あり。間違っても「宝くじ当たりますように」と願をかけてはいけません!ママは「マハロがいつまでも元気で長生きできますように」とお祈りします。マハロは「ママがいつまでも若く、元気でありますように」とお祈りしていると思います笑
※トイレが凄いトイレです。(和式で水がいっぱい流れるという凄さ。スマホを落とさないように。百聞は一見に如かず。ぜひご自身の目で確認してみてください!)
※いつまでもワンコOKの寺であってほしい。だから、ワンコの糞尿は絶対ダメ。ウンチは事前に済ませておくこと、マーキングするかもしれないワンコはマナーベルト必須です。
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