十三シアターセブン
10月12日(土)公開
映画「東京カウボーイ」
<あらすじ>
サカイヒデキは東京の大手食品商社に勤めるサラリーマン。
さまざまな食のブランドの M&A を進めることが主な仕事で、
プライベートでは上司である副社長のケイコと婚約している。
そんなヒデキの新たな任務は、
会社が米国モンタナ州に所有する
経営不振の牧場を収益化すること。
役員たちが土地開発業者への売却を勧める中、
ヒデキは希少価値の高い和牛に
切り替えることで牧場を再建できるはずだと主張し、
和牛畜産業の専門家であるワダを連れてモンタナに向かう。
空と大地がどこまでも続くモンタナでは東京の常識は通じず、
ヒデキはすぐにトラブルに見舞われる。
ワダが怪我で入院し、
一人になったヒデキは場違いなスーツ姿で
牧場管理人のペグに和牛の事業計画をプレゼンするが、
邪険に扱われるばかり。
牧場労働者の一人で元ロデオ選手のハビエルに
7万エーカーもの広大な敷地を案内されるも、
ヒデキの計画の実現が難しいことは明らかだった。
そんな中、ヒデキはハビエルが副業として
牧場の片隅で密かにキヌアを栽培していることを知る。
おおらかで地に足のついた生活を楽しむ
ハビエルと交流するうち、
土地の魅力に気づき始めたヒデキはスーツから
カウボーイの格好に着替え、
牧場の仕事を積極的に手伝うようになる。
大規模な牛追いにも参加し、
ペグや他の牧場労働者たちとも打ち解けていく中で、
自身の効率一辺倒の働き方や
ケイコとの関係を見つめ直すヒデキ。
やがて意を決したヒデキはハビエルとの友情と
牧場を守るため、ペグに新たなプランを提案する。
一方その頃、東京ではヒデキが
任務を果たしていないことが問題視され、
事態を収拾するためにケイコがモンタナにやって来る。
牧場の閉鎖とヒデキの処遇を告げるケイコに対し、
ヒデキは未来の展望とこれまで口にしてこなかった
自分の気持ちを話し始める——
<高橋裕之のシネマ感>
シネスコサイズなのが良い
製作国はアメリカで
英語と日本語が掛け合う。
井浦新、藤谷文子、國村凖、岩松了
らが出演。
ヒデキとケイコの関係性が
まずは面白い。
上映15分でモンタナへ・・・
そして上映30分
トラブル後の話が展開していく。
会社物語であり
恋愛物語であり
日米ギャップ物語
すべてがバランス良く描かれている。
平成ガメラ藤谷文子も
9年振りの映画出演で
脚本も担当で凄い。
微笑みながら鑑賞できる作品。
「和牛」の仕事で行っているのに
少し方向性が変わる。
井浦新が邦画よりも
映えて見える。
このティストに合っている。
ヒデキの楽しんでるシーンは
観ている方まで楽しくなる。
そして
スーツを脱ぎ捨て
カウボーイルックになると
ついつい観ている方も
ヒデキの本来の仕事の事を
忘れてしまっていた。
雄大なシーンで
更に観客は癒されてくが~
本来の業務は?
新しい計画は?
ケイコとは?
サカイヒデキ
(東京カウボーイ)の
到達点は?
ラストシーンの
ポストカードないかな?
エンドロールも
ほっこりします。