久しぶりに徒然なるまま、この頃ふと思うことを書いてみたくなった。
物づくりは、趣向性の高いプレジャー用途と、生活を支えるコマーシャル用途に大別されると思う。
具体的に言えば、次の写真にある水上バイクの世界は、まさにプレジャーのカテゴリーに当てはまる。
ニース近くの海岸で自分のJETを降ろして乗り出そうとするオーナー:(JETの楽しみは? の問いかけに、日常からの逃避との哲学的回答)
この写真はフランスのオレロン島レースの1コマ
100馬力を雄に超えるエンジンを載せたJETが一斉にスタートするシーンは、端的に日常からの乖離を物語ってる。
一方、これはインド南部ケララ州の漁船
10馬力に満たない船外機を船側に2台装備した船に20名近い漁師が乗っている。
このちっぽけな2台の船外機は、漁師とその家族達を養っているわけで、おそらく200名近い人間を食べさせているといっても過言ではないと思う。
100馬力で1人の満足を満たすプレジャーの世界と、10馬力2台で200名を養うコマーシャルの世界
華々しいプレジャー商品からすると非常に地味なコマーシャル商品は、こと社会貢献と言う視野では崇高な輝きがあるのが分かる。
プレジャーのマーケットを「非日常」「日常からの乖離」という人間の欲求を満たすものとすると、この趣向性を満たす為には、常に創造性に富んだ Something New を市場に提供し続けなければならないわけで、ヒューマンファクターから離れて、趣向性のベクトルが馬力競争等に陥ったマーケットが伸び悩む姿がここにあるのかも知れない。
ここまで、両極端な分野としてのマーケットを紹介したが、改めて日常に目を向けると…
実際、普段の通勤の脚に使う車などはプレジャーとコマーシャルの世界を行ったり来たりしているものだと思う。
普段はかみさんの脚のFITも週末には、家族と2台のロードレーサーを楽々呑込み郊外へ誘ってくれる。
フルオープンにして星空の下、帰宅の道を走るS2000…仕事のモヤモヤも吹っ飛ぶ日常からの乖離を与えてくれる。
過酷な市場環境での創り込みによって、プレジャーのカテゴリーにコマーシャルの品質がオーバーラップする姿。コマーシャル用途でも、びくともしない信頼性。
これが、Made in Japan 神話の根幹に有る。
非日常というキーワードが現実志向のアウトドアに向かうものなのか?バーチャル志向のインドアに向かうものなのか?
価値観のシフトが大きくマーケットを左右している今日この頃…
決して忘れてはならない軸足は、Made in Japan 製品を支える、信頼性という「強み」だと思う。
物づくりは、趣向性の高いプレジャー用途と、生活を支えるコマーシャル用途に大別されると思う。
具体的に言えば、次の写真にある水上バイクの世界は、まさにプレジャーのカテゴリーに当てはまる。
ニース近くの海岸で自分のJETを降ろして乗り出そうとするオーナー:(JETの楽しみは? の問いかけに、日常からの逃避との哲学的回答)
この写真はフランスのオレロン島レースの1コマ
100馬力を雄に超えるエンジンを載せたJETが一斉にスタートするシーンは、端的に日常からの乖離を物語ってる。
一方、これはインド南部ケララ州の漁船
10馬力に満たない船外機を船側に2台装備した船に20名近い漁師が乗っている。
このちっぽけな2台の船外機は、漁師とその家族達を養っているわけで、おそらく200名近い人間を食べさせているといっても過言ではないと思う。
100馬力で1人の満足を満たすプレジャーの世界と、10馬力2台で200名を養うコマーシャルの世界
華々しいプレジャー商品からすると非常に地味なコマーシャル商品は、こと社会貢献と言う視野では崇高な輝きがあるのが分かる。
プレジャーのマーケットを「非日常」「日常からの乖離」という人間の欲求を満たすものとすると、この趣向性を満たす為には、常に創造性に富んだ Something New を市場に提供し続けなければならないわけで、ヒューマンファクターから離れて、趣向性のベクトルが馬力競争等に陥ったマーケットが伸び悩む姿がここにあるのかも知れない。
ここまで、両極端な分野としてのマーケットを紹介したが、改めて日常に目を向けると…
実際、普段の通勤の脚に使う車などはプレジャーとコマーシャルの世界を行ったり来たりしているものだと思う。
普段はかみさんの脚のFITも週末には、家族と2台のロードレーサーを楽々呑込み郊外へ誘ってくれる。
フルオープンにして星空の下、帰宅の道を走るS2000…仕事のモヤモヤも吹っ飛ぶ日常からの乖離を与えてくれる。
過酷な市場環境での創り込みによって、プレジャーのカテゴリーにコマーシャルの品質がオーバーラップする姿。コマーシャル用途でも、びくともしない信頼性。
これが、Made in Japan 神話の根幹に有る。
非日常というキーワードが現実志向のアウトドアに向かうものなのか?バーチャル志向のインドアに向かうものなのか?
価値観のシフトが大きくマーケットを左右している今日この頃…
決して忘れてはならない軸足は、Made in Japan 製品を支える、信頼性という「強み」だと思う。