2022年 6月12日の つむぎ その2  早過ぎた父の日

2022-06-15 06:45:23 | むすめ

父が 亡くなった 6月10日。

午前5時ごろ、葬儀場に運ばれた 亡骸を ひとり見守りながら

午前10時からの 湯灌とエンジェルケアを 眠って待とうと

していた時、ふと、

6月19日の父の日に 病室に 贈り物を届けるように

手配していることを 思い出しました!

 

病院に届けられると、病院のスタッフに迷惑がかかると思い、

慌てて スマホで 某Aショッピングサイトの 配送状態をチェック。

そうすると、なぜだか、その日、6月10日に配達予定で?!

すでに 病院近くの配送所で配達準備をしている様子!

慌てて 担当の宅配会社に メールを送って 配達を止めて

それを じゅごんの自宅のほうに 配送替えするよう依頼できて

一安心しました。結局、仮眠を取れずに そのまま 過ごしましたが、、

短睡眠型の人間なんで 助かりました。

 

 

それで、

翌々日に うちに 届いたのが、

 

ソープで出来た バラの花。小さなソープフラワーの花束です。

 

これなら、ちょっと鮮やかな色が 父の目に入るし、

小さいから場所も取らず、看護師さんが置きやすいし、

生の花じゃないので、酸素を奪ったり、腐ったりしないので。。

 

ちょうど 小さなカップケーキの形になっているのです。

 

いやシーズーの つむぎは、

早速 食べ物だと思って 近づいて来ました。笑

 

とうさん、なにこれ?  フタ、とってえ〜!?

 

あたしにも 分けてえやあ〜?!

 

 

父のお骨を預かってもらっている 姉のところに、

仏前に供えてもらうよう 送ることにしました。

 

まだ、四十九日も過ぎていないのに 仏前に?!ですって?

霊前の間違いじゃない?

 

いえいえ、うちらの住む 広島県西部の安芸地方は、

浄土真宗の信徒が多くて、真宗では、人は亡くなると すぐに

仏になって 元の世界に 戻るのです。

四十九日の間、向こうの世界と この世の間を さまようなんて

もともと 仏としてこの世に修行に来ていたのだから

すぐに 元の場所に戻るのが 当たり前ということでしょう。

とは言っても、仏さまだから 常に この世にも同時にいて

見守っていてくれるという考えです。

じゃあ、なぜ、四十九日をするのか? となると

これは、改めて 故人のことを振り返る 良い機会だから??

 

 

送る準備をしている間も

なぜか、つむぎが ひどく ソープフラワーに 執着して

邪魔するので、

 

玄関下の床への ぺった〜んを防ぐためのダンボール箱の中に

つむぎを 入れてしまいました。

 

つむぎ、おじいちゃんが そばに 見に来とるんかあ?

 

 

でも、なぜか つむぎは、この中が すぐに 気に入ったようで、

騒いだり 出ようとしたり 一切 しませんでした。

 

落ち着くようで、このまま しばらく放っておいたら

眠ってしまいました。

 

だから、夜 寝る時は、つむぎ用のベッドに つむぎを寝させて

その上から ダンボールを置くと、

夜中、突然、父のベッドに おもちゃを咥えて登って来て

遊べ、遊べと 泣き始めることが ありませんでした。

 

当分、そうしてみようかな。。

 

つむぎの存在が無かったら、

我が じゅごん家の初の 悲しい通過儀礼と その後の今は、

孤独感で 耐えられない日々となっていたことでしょう。

 

改めて、つむぎに感謝です。

 

 

 

それでは、また。


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