シーズーという犬種は、マイ・ペースです。
◇
散歩でも いっしょ。
トコトコ 黙々と 歩く感じ。
キャンキャンまとわりつく感じはありませんし、
とうさんが、「走るぞっ」て言っても、
とうさんが走っていくのをみているだけで、
あえて ダッシュで着いてくることはありません。
「あ~、走っているなぁ、、。どうしようかなぁ、、。
まあ、なんとかなるでしょっ、ここにいよう、、っと。」
て、感じです。
◇
コンクリート・ジャングの中で、生きている ひとり と 一匹。
今日もお互い、合うのか合わないのか、
マイペースで 散歩です。
のっぽビルとのっぽビルの間の空間。
早朝。
ロープを外してやると、いつものように ベタァと座りこんで
休憩に入る むすめ。
いくら とうさんが まわりで はしゃいでも、
「あっ、そ。 」 って感じです。
◇
そこで、 へそを曲げた? とうさん。
そばに並ぶ柱のうしろに、 サッと隠れてやりました。
そして、むすめに見えないように、後ろに下がっていって、
次の柱の後ろに 進みます。
そうやって とうさんの気配が なくなったことに気づいた むすめ。
でも、シーズーですから、なんとかなるでしょうという感じで、
あえて、起き上がって 捜そうとなど しません。
で、
◇
そこで、とうさんは、突然、柱の後ろから、
「 ばぁ~、つうちゃん!!」
「 来い!!」
「あっ、とうさん!!」
「やっほ~、とうさん! 見いつけたぁ~!!」
重いお尻をフリフリしながら、
タッ、タッ、タッ、タッ
走り寄って来るのです。
◇
不安だったくせに。
シーズーって、
プライドも高いのですが、
やはり、謙虚な甘えん坊でもあるのです。
↑ だから、シーズーが 大好きなんです。 ↑