季節のブログ『ほっとひといき・四季の便り』

日本の美しい四季の移り変わりのなかで、季節の風景や食べ物など何気ない日常を綴る日記です

『恵方巻を食べて福運を祈る』

2019年02月05日 | 日本の四季の風習

一昨日、2月3日は節分の日でした。

みなさま、ご家庭で豆まきをしたり『恵方巻』を召し上がったりした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

節分の豆まきの歴史は古く、室町時代の文献にも記されているそうです。当時は宮中の公家や武士のあいだで豆まきが習わしとなっており、さらに古くまで遡れる可能性もあります。

豆まきは大豆などの穀物に備わった生命力や魔除けの呪力で、邪気を追い払うことを目的とした慣習です。「鬼」に象徴される災厄を豆の呪力などで祓おうというわけですね。

一方、『恵方巻』の歴史はといえば、実はあまりハッキリしていません。

よく耳にするのは「船場の花街で遊女が巻きずしを丸かじりした説」や「江戸時代の商家でお新香入りの巻きずしを丸かじりした説」などです。

他にもいろいろありますが、残念なことにどれも決定的な文献などが見当たらないといいます。

現在では食品製造業や販売業のみなさんの宣伝や努力もあり、『恵方巻』の習慣は全国に広まっています。

これを「商魂たくましい」といってしまえば、そのとおりではありますが、「巻きずしを食べて福運を呼ぶ」と考えれば悪くはないのでは…という気もします。

我が家の場合はお店で買って食べるというほどではなく、自分で巻きずしを作って食べるという感じで楽しんでいます。

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