★PRODUCED BY AN AUTODESK EDUCATIONAL PRODUCTについて

印刷時にこの文字が現れたら要注意！
　　それはAutoCADの学生版で
　　編集・作成された経歴のあるデータです。

AutoCADには教育機関・学生向けの製品が存在します。（便宜上ここでは単に【学生版】と呼ばせていただきます）学生版を実務に使用する事は使用許諾違反になります。
※詳細については教育機関・学生向け製品の定義をご一読ください。

Autodesk -Technical Q&A-と同じ状況が起こるなら、それは、使用中のデータが学生版で編集・または作成された経歴を持っていることになります。

1.まずはご自分のAutoCADのバージョンを再度確認ください。2000では学生版の使用であっても印刷時にこのスタンプが現れないことがあります。実際にAutoCADを起動し、一番上のタイトルバーかヘルプからバージョン情報を見て、中に【EDUCATIONAL VERSION】の記述があれば、使用中のバージョンが既に学生版です。実務で使用中の場合、すぐにシステム管理者に連絡して、どこから学生版が紛れ込んだかの調査とアンインストールを行ってください。

2.自分で使用しているバージョンが学生版でなかった場合、データそのものが学生版で編集・作成された経歴を持っていることになります。やはりシステム管理者に連絡して、車内に学生版がインストールされたPCがないかどうかの確認をし、できれば協力会社などにも確認をとって感染源をつきとめるほうが良いと思います。なぜなら、学生版で作成されたデータの一部でも他の図面に流用（コピーなど）すると、コピーしたほうの図面でも【PRODUCED BY AN AUTODESK EDUCATIONAL PRODUCT】の文字が印刷されてしまうようになるからです。つまり、末端の作業者の一人でも学生版を使用する方がいれば、その人が編集・作成したデータおよびそのデータを流用したデータは【学生版】データとみなされてしまうのです。

たいていの場合、扱っているデータが【学生版】で作成されたものであるかどうかは、実際に印刷するか印刷プレビューでみてみるしか確認のしようがありません。このため、ある程度操作が終わっていざ出力というときになって【学生版】であることが発覚してしまうこともよくあります。
【学生版】を購入した方は、絶対にそれを実務に使用しないように、
【学生版】データを実務用図面中に見つけた方は
その感染源を排除するように、心がけましょう。

なお、2006以降のバージョンからはやっと、図面を開く時に以下のメッセージが表示されるようになったそうです。（2006未使用のため本人未確認）

　　Education Versionの印刷スタンプが検出されました。
　　この操作を継続すると、図面を印刷した時に次の文字
　　が印刷されます。
　　”PRODUCED BY AUTODESK EDUCATIONAL PRODUCT”
　　続けますか？
　　　　　　　はい（Y）　　　　いいえ（N）


※【学生版】の使用とそのデータの処理についてはさまざまな意見がありますが、ここではとりあえず最低限知っていてほしい情報だけを上げさせていただいております。

【検索キー】
PRODUCED BY AN AUTODESK EDUCATIONAL PRODUCT/学生/教育/印刷スタンプ/2006/メッセージ