リージョンを足したり引いたりする方法も
土木でいえば、道路や河川の横断図を描くとき、各断面ごとの盛土部分と切土部分の断面積を求めるようなことが多く発生します。右岸と左岸にそれぞれ盛土・切土部分があって、いちいちそれぞれの面積を出してから計算機やEXCELで合計を計算させていませんか?
前回別個のオブジェクトで構成された特定の範囲の面積を求める方法をご紹介したとき、オブジェクトのタイプを選ぶときにリージョンをオススメしたと思います。実は、これもやっぱり知らない人がけっこういるのですが、リージョンはオブジェクト同士の和・交差・差(Boolean演算)をすることができる、大変便利なものなのです。
Boolean演算のコマンドは以下の3つです。
ふたつのリージョンをそれぞれ 和・差・交差 演算することによって、どのような結果が生じるかがわかるかと思います。「和」を求めたいときのリージョンは、領域が交差している必要はありません。離れた場所にあるものでも、コマンド実行後はひとつの図形とみなされます。
これを利用すると、リージョンで作成しておいた領域をAutoCAD上で足したり・引いたりして合計範囲を求めた後、面積を一発で求めることが可能です。
【検索キー】
面積/BOUNDARY/HATCH/BHATCH/ハッチング/境界作成/AREA
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