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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

京都・奈良 仏像めぐりの旅 その4・薬師寺

2010年07月18日 14時20分07秒 | 祭事・イベント・神社・仏閣・神事


カレーの余韻覚めやらぬまま迎えた3日目。
今日は薬師寺を参拝することにしよう。宿泊先から薬師寺まではクルマで正味20分程度の道のり。眠気覚ましのドリンクを飲み終わる前に到着してしまうほど近い。昨日と同様、ややどんよりとした雲に覆われ、わずかな雲の切れ間からお天道様が顔をのぞかせる天候。抜けるような青空に越したことはないが、古刹名寺巡りという状況を考えれば、こうした暗鬱たる空模様というのも悪くはない。さぁ、本日一発目のお参り、行ってみようか。


天武天皇によって発願され、持統天皇によって本尊開眼、文武天皇によって飛鳥の地で堂宇の完成を見た後、平城遷都に伴い現在の西の京へと移された薬師寺。日本を代表するユネスコ世界遺産の一つ。


金剛力士像(吽形)。出で立ち、サイズ、表情、色合いすべてが東大寺のものと異なる。どことなく平成20年の蘇民祭のポスターを彷彿とさせ好感度高し。


金剛力士像(阿形)。そのカラフルな出で立ちと得体の知れぬ自信に支えられたかのような得意気なポージングはかのハヌマーンを彷彿とさせる。飛びそうですらある。


伽藍内金堂。修学旅行生の姿もチラホラ。ン十年前の自分を思い出す。あんときゃ、いかに女子とどっかにシケ込むかに頭が占有され、こうしたものを楽しむ余裕なんてなかったが。


向かって左が東塔。中央右寄りにチラッと見えるのが西塔。右端が金堂。


こうした朱色の回廊を歩いていると、JR東海の『そうだ京都いこう』のCMの軽妙洒脱なフレーズが自然と浮かんできやがる。一発、なかなかいいのを捻ることができたが、掲載は控えさせていただくぜ。


横幅41m、奥行20m、高さ17mの伽藍最大の建造物である大講堂。薬師寺公式HPによれば「南都仏教が教学を重んじ講堂に大勢の学僧が参集して経典を講讃したため」とあり、文字通りの講堂として使われていたことが分かる。在りし日の光景が頭に浮かぶ。



「玄奘三蔵院伽藍」。その名から想像するとおり、西遊記でお馴染みの三蔵法師を祀る伽藍。堂内には中国から分骨された三蔵法師の霊骨と、“仏師”大川逞一の手による玄奘三蔵像が安置されている。残念ながら修復の最中でこれ以上と近づけず。


いい具合に青空が顔を覗かせはじめた。この空にターコイズブルーの中学生たちが爽やかに映える。


さ、次行ってみようか。


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