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渡辺美里さんfanブログ。

■2009/1/1(祝) 渋谷C.C.Lemonホール ライブ・レポ

2009-01-10 23:03:24 | ライブ 2005-2010
2009/1/1(祝) 渋谷C.C.Lemonホール
『お正月だよ ! Dear My Tokyo』ライブレポート

■果たして恒例となるのか !? 元旦ライブat渋谷。今年も参加してきましたー。正直、個人的には1月1日というのは避けていただきたいのですが。きっと「元旦にやる限りは絶対に参加できなーい !! 」という職種の方も(主婦の方も含めて)大勢いらっしゃるでしょうし。それでもやっぱり1回限りの元旦ライブというのは2年連続ソールドアウト。

■オープニングは定番のザ・ドアーズ「Break on Through」が流れ、会場は総立ち。ライブタイトルも『お正月だよ ! Dear My Tokyo』とハジケた感じなのでアッパー状態で幕を開けるのかと思いきや、ピアノからしっとりとはじまる「Lovin' you」。これはまったくの予想外でした。新しい年の始まりに神聖な気持ちになれる、思わず息をのんで聴き入ってしまうオープニング。
ライブの選曲は秋にリリースされたセルフカバー・アルバム『Dear My Songs』からが中心。1曲目「Lovin' you」のあとは続けざまに「My Revolution」、「10 years」という、いきなりの王道ソング。このままどんどん飛ばしていくのか !? とドキドキしましたが、このあとからライブ中盤までは(MCの長さも含めて)徐々にまったりモードに(笑)。

■4曲目「BELIEVE」も『Dear My Songs』のフラメンコ・ヴァージョン。メンバーの何人かがバラの花をくわえるという地味でお茶目な演出も(笑)。このフラメンコ調「BELIEVE」。CDで聴いたときには違和感がありどうにも好きになれませんでしたが、ライブではカッコよかった ! 美里のあのフラメンコっぽいハンドクラップもカッコよすぎー。(美里のマラカスやタンバリン使いも大好きだけれど、「BABY」などで見せるハンドクラップも相当カッコいいですよね~ !! )

この他『Dear My Songs』収録曲はこれに準じたアレンジ。私自身は実はアルバム『Dear My Songs』はあまり面白味を感じることができなかったのですが、改めてライブで聴くと前述のフラメンコアレンジ「BELIEVE」をはじめ、オリジナルよりも軽やかな「素顔」、スウィングしている「PAJAM TIME」など、それらのアレンジはどれも新鮮で。
特にしっとりと歌われた「悲しいボーイフレンド」。オリジナルよりも主人公の女の子の心が揺れ動くせつなさ、みたいなものが伝わってきて胸がキューンとしちゃいます。こういう風に楽曲が成長していく姿を目の当たりにできることが、ずっと聴き続けてきたファンにとっては一番うれしいこと。

■「新年だからお祭り気分で ! 」というライブではなく、全体的にやさしく穏やかな空気に包まれていた今回のライブでしたが(=前半のまったり感は少々気になったけれど)、そこから一転「悲しいね」「Song of the Asking」「シンシアリー」への重々しい空気漂うシリアスな流れは圧巻。そしてパーン ! と光が見える「世界で一番遠い場所」へ。このドラマティックさが美里ライブ。* ただ1つ、「サマータイム ブルース」ははさまずに「My Revolution (Dear My Songs Ver.)」→「始まりの詩、あなたへ」への流れの方が良かったんじゃないかと思ったりしましたが。

■さてさて、MCは回数的にはさほど多くなかったものの、途中の長尺MCは・・・うーん(苦笑い)。
02.「My Revolution」のあとにまず1回、あいさつ程度。03.「10 years」のあとも、ライブをリラックスして楽しんでほしいということと、次の「BELIEVE」について。リリースした当時もよく合唱コンクールなどで歌われていたこと。そしてオフィシャルBBSに書き込みしている高校生の女の子について触れ、彼女の学校でも歌ってくれたということ。
はじめの2回のMCが短めだったので今日はこのままいくのかも ! と思ったら、05.「素顔」のあとは若干長め。年男、年女、バースデイの方をアンケート。で、だれか1人にプレゼントをあげたいと。(またかーっ !! って思っちゃうのは私だけ !? 結局いい思いをするのは1人のファンだけですからね~) 昔(17~18年前と言っていたでしょうか・・・)ロンドンのケンジントン・マーケットで「いつかステージで使おう」と思い買ってきてそのまま自分では被らず、スパムさんが被ったという(笑)水色でラメのついたツバの大きいハデハデな帽子。「買ったときは新品でしたが、今はもうヴィンテージです(笑)」と。最終的に年男でも年女でもバースデイの方でもなく、「年オカマ ! 」と手を挙げた彼女(?)に。「オカマパワーはすごいのよっ」って、美里ねーさん(笑)。

07.「さくらの花の咲くころに」のあとのMCはさらに長尺・・・。きちんと計っていたわけではないけれど、おそらく30分前後は喋っていたのでは !?
ラジオ番組『スーパー・オフショット』の話(『徹子の部屋』と『カンブリア宮殿』のラジオ版のつもりでやっている、とのこと)、出演したラジオドラマや昼ドラの話、『志村どうぶつ園』の話などなど。このMCコーナーでは美里にゆかりのある3組の方からのコメントも紹介。ラジオ番組を一緒にやっている北澤さん、ラジオドラマのキャラクター安部礼司と刈谷さん、そしてぐっさん。正直、これで会場がかなりトーンダウンしたような。ライブの最中にみんなで黙ってコメントを聴くっていうのはちょっと・・・。ライブの流れが中断されてしまうこういう演出にはギモンだらけです。長いMCつきの3時間ライブよりも、余計なMC無のしっかりまとまった2時間のライブの方が魅力的。

■そんな中、いちばんグッときたのは本編後半の「My Revolution (Dear My Songs Ver.)」前のMC。「ふだんはこういうことはしないのですが、お年玉気分ということで・・・とても大事な歌なのでもう1度歌います。誰が何と言おうと、みんなが応援してくれるかぎりこの歌はずっとうたいたいと思います。新しいことを始めるときに歌いたくなる歌です。みんな一緒に歌ってくれるかなあ ?」。きっと小室哲哉氏へのエールでもあり、どんなことがあろうとも楽曲そのものの価値が下がることはないし、自分の大事な歌なんだよ、というメッセージだったのでしょうね。こまごましたことは語らず、たった一言のその力強い美里の言葉が嬉しかったです。

そして本編ラストに歌われたのは岩崎宏美さんの「始まりの詩、あなたへ」。元旦ライブ、しかも本編ラストの知らない曲、ということで新曲かと思いこんでしまいましたが、あとからカバーだったということを知りビックリ~ !! 大江千里さんの作品らしく、どうりで美里が歌っても違和感がないわけです。「サンキュ」のスケールをもっと大きくしたようなすっごく良い曲で、ウルウルしながらうたう美里に感動~。ぜひぜひ美里のヴォーカルでもCD化してほしいです。


■アンコールはそれまでのしっとりした雰囲気とガラッと変わっていきなり「ジャングル チャイルド」で幕開け。アレンジは昨年の夏祭りと同じ、ダンサーも登場してにぎやかに~ ! 「スピリッツ」もライブでは超定番となりつつありますが、この曲に関しては私自身はまったく飽きることなく「美里カッコいい~~ !! 」と、アッパーになっちゃいます(笑)。ステージの後ろにはドーンと紅白の垂れ幕も。この曲ってカッコいいのだけれど、こういった遊びにも許されてしまうフシギな曲。
つづく「恋したって~」では、今年も来場者にプレゼントされた枡でエアー乾杯(2年連続で枡をもらっても正直嬉しくないですが・・・)。ゴールドのキラキラ衣装に身を包んだダンサーには「かずのこと栗きんとん。間に挟まれている私は(美里は黒い衣装だったので)黒豆(笑) ?」
ひさしぶりに「ちょえ~~っっ !! 」というシャウト(♪ひとりきりのfight / センチメンタルtwilight♪の箇所です。やっぱりライブの「恋したって~」はコレがないと ! )も聴けたし大満足 !


■2回目のアンコールではグッズTシャツをインナーに。今回もまた自分でラメラメにオリジナル・アレンジしちゃったらしく、客席に向かって自慢げに胸を張って見せる美里(笑)。Dear My Songs Ver.の「My Love Your Love」と「サンキュ」の2曲でライブは締めくくり。
ステージを去る前に、日本も世界も今とても厳しい状況であることに触れ、「でもそんなときだからこそ、近くにいる大事な人のことを想ってほしい。そしてときには私の歌を鼻歌でうたってください」と。こういうさりげないあったかい言葉が美里らしくて大好きです。


■ライブ全体の印象は、昨年の夏祭りでも感じたことですが、歌われた各楽曲は良いものの、長いMCとミディアム・テンポの楽曲が比較的多いため、ややまったり。今美里がやりたいことがそういう方向なのかもしれないけれど、「ライブで見せる」にはもう少し緩急のある流れに戻すべきではないかという気がします。また、いつもいつも「選曲に頭を悩ませる」という割には、結局同じ曲ばかりですし。アルバムを携えたツアーならばアルバムからの曲はできる限り多く歌うべきだし、今回のようなスペシャルなライブならば普段なかなか取り上げない曲をもっと歌ってほしい。そして何より長いMCが~(苦笑い) !! 初夏のツアーに期待っ !



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3 コメント

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ほぼ同意見ですね~(笑) (よたぞう)
2009-01-11 02:02:45
こんばんは!

僕は2Fの後ろの方で観てたんで、細かい美里の表情やステージ上の演出はよくわからなかったから、Makiさんのレポートは助かります(笑)。

さて、この日は「Song of the Asking」~「世界で一番遠い場所」の流れがよかったですね。その後は「いつかきっと」あたりを期待していたんですが、「サマータイムブルース」のイントロが流れた瞬間、「この曲じゃないよなぁ~」と思っちゃいました(苦笑)。

MCが長いのは今に始まったことではないけど、確かに長かったですね。コメント紹介の時間を削って、曲数を増やした方が良かったような…(爆)。

全体としてはDMSアレンジ曲があったものの、終わってみれば「いつものライブ」って感じでした。美里祭りみたいにレア曲連発というのは難しいんですかね?最近のライブで歌っていない曲をあと何曲か歌うだけでも違った印象になるんですけどね(笑)。

まぁ、レア曲は美里祭りに期待することにします!
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有難うございます!! (eat)
2009-01-12 15:17:08
 Dear:Makiさん

気合の入ったLIVEレポ(笑) じっくり読ませて頂きました。
色々思う事はある様ですが(まっ、お気持ちは良く分かりますが)
とてもとても楽しかった様で、不参加者からしたら
本当に本当に羨ましい限りです~~(泣)

ハンドクラップ姿の格好良さに目を付けるなんて、流石ですね(笑)
私もその場に居たら、惚れていた事でしょう。
あと「ちょえ~っっ!!」が一瞬何の事か分からず、悩みましたが
判明した途端「そりゃさぞかし格好良かったやろうな~」と
頭の中で妄想を繰り広げてしまいました(苦笑)

MCが長くても、LIVEがまったりでも、
たまにこうして、マニアック心をくすぐる事があるので、
いつまでも騙され続けてしまうのですね、きっと(笑)今回のマイレボ前の言葉の様な、強い思いのこもったメッセージも
本当に美里らしいな~と改めて思いました。
さりげなく、自然、だけどド真ん中・・みたいな。

 レポを読ませて頂いて、ますます美里に会いたくなりました!
Tourが本当に待ち遠しいですが・・どんな感じなんでしょうね!?
格好良くて可愛い美里に会えるなら、それでいいいんですが(笑)
では☆

PS=恒例化するんですかね!?元日LIVE
  そうなると・・・私は参加は厳しなぁ(泣) 
 
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Unknown (Maki)
2009-01-17 23:16:07
■よたぞうさん、こんにちは !
お返事遅くなってしまいスミマセン。
ホント、「Song of~」「世界で~」の流れはすっごく良かったのに、そこでコレか~ !! って感じでしたよね(笑)。何があろうとも「サマータイム ブルース」は美里の中では外せない曲なんですね・・・。最初は「Lovin' you」で始まり、ふつうは後半にもってくる「My Revolution」「10 years」も前半に持って来ていたので「今日のライブはすごいのかも !?」と期待したら・・・セットリスト的にはまあいつも通りで。MCも長かったし~~(笑) !! ぜひ春のツアーに期待しましょう☆ ではでは。

■eatさん、こんにちは !
今回はeatさんがライブに参加されなかったので、ちょっとだけ頑張ってみました(笑)。セットリストが・・・とか、MCが長い・・・とか、あれこれ言っちゃいますが、参加できただけでも幸せ ! とももちろん思っていますよー(笑)。*でもやっぱりMCは長いけど(笑)。
美里のタンバリンやマラカスなどはあのスナップがなんともカッコいいですが、ハンドクラップになるとそれがさらにシャープで(笑)。「BABY」のときのあの中盤のハンドクラップは片手を固定(?)して、もう片方の手で叩く姿がたまりません(笑)。今回の「BELIEVE」もそんな感じでカッコ良かったのですよ~。
また、長~いMCはちょっと勘弁・・・ですが、「My Revolution」の前の短いけど気持ちが十分に伝わってくるあの言葉と美里のまっすぐな歌には感動でした。ツアーはまだしばらく先ですが、楽しみましょうね~。私はそれまでにサイトを整理しなくっちゃです(笑)。ではでは☆

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