■8/5(日) ホンダ新狭山工場でのライブについて。

■横浜ライブの感想文がまだですが、その前に報告しておかなければいけないことがあるのでそちらを先に。

■8/5(日)、横浜美里祭りの一週間後に美里のライブがありました。場所はHONDA(本田技研)新狭山工場。毎年HONDAでは地域貢献のため、周辺住民に敷地を開放して夏祭りを行っているとのこと。たくさんの屋台(通常のお祭りでは考えられないくらい安い ! )、お化け屋敷などの出し物、HONDAだけにスポーツカーの展示、子供向けの何とかレンジャー(笑)のショーなど。その中でいちばんのメインとなるのが夜開催されるライブ・イベント。過去には西城秀樹さんや相川七瀬さん、HOUND DOG、大黒摩季さんなどが出演されたようです。

■そして今年は美里。この夏祭りライブに誰が出演するのかは社外秘とのこと。あくまでも地域住民のためにということのようです。ファンとしては「え～っ」と思わざるを得ないけれど、その企業理念自体は素晴らしいなあ、と思います。

■そういった理由でファンにも告知されず、今回は全くのシークレット。私自身も当然何も知りませんでしたが、一週間ほど前にちょっとした関係で情報を頂きました。私には何の権限もないですし、ホントのホントにシークレットということで、誰にも話さず、もちろんここに書くこともしませんでした。「ズルイ ! 」と思われる方もたくさんいるかと思いますが、信頼してくださった方を裏切ることはできないですし、ここをいつも訪れてくださっている方には「ゴメンナサイ」と謝るしかありません・・・。しかし、一部ブログやミクシィ等で情報を載せてしまった方がいたらしく、そこそこファンは集まっていたみたいです。

■ライブ開始は19時。終演予定は20時半ということで、シークレットの無料ライブとは思えないボリューム。リハを聴いていた人の話によると横浜美里祭りのダイジェスト版的内容になるはずだったようです。

■この日埼玉方面は激しい夕立があるかも !? という予報。昼間は少しだけどんよりした雲があったものの徐々に晴れていき、「これはこのまま行けそうだなあ・・・」と希望的観測を持っていました。が、5時すぎくらいから強風が吹き始め、やや怪しい雲行き。5時半ごろにポツリポツリと雨が落ち始めて数分のうちに傘も役に立たないくらいの土砂降りに。同時に激しい雷。1時間ほどそんな状態が続き、みるみるうちに足元が、水溜りどころか川のようになってしまいました。

■18時45分頃だったでしょうか。ステージにスタッフが。この危険な状況のため、善処はするけれども場合によっては中止の可能性あり、とのこと。どちらにしても開始予定時刻の19時ごろには何かしらの発表をします、と。そうこうしている内に、19時5分前くらいには雨が止み、雲の切れ間から青空が ! 多少雷がぴかぴか光っているものの「行けるんじゃないか」という期待感が高まってきました。あの土砂降りの雨を止ませてしまう美里パワー恐るべし(笑)。

■だけれどライブは一向に始まる気配がなく、10分過ぎくらいにようやくスタッフが姿を現しました。ステージに明かりが灯ることはなく、マイクではなく拡声器。実は先ほどの豪雨で機材が水没してしまい復旧を試みたものの難しい。また復旧したとしても漏電などを含めて非常に危険な状況であり、ライブは中止にせざるを得ないということ。きっとその説明で、観客を退散(避難)させる予定だったのだと思います。危険な状態ですし、当然の判断です。けれどやはり観客はそれではおさまらず、美里コールや「美里に会わせて ! 」という悲鳴にも近いものが。

■数分後、誘導する懐中電灯の明かりがステージそでに見え、スポットライトも何もないまま美里がステージに。スタッフから拡声器を渡され美里本人の口から状況説明がなされました。今回夏祭りに呼んでもらえたことを大変嬉しく思っており、とても楽しみにしていたということ。しかし照明を点けることもマイクの電源を入れることも危険なこの状況をどうか理解してほしいということ。

■拡声器をスタッフに預け、「このままさよならするのは寂しいから」と、暗闇の中アカペラで「My Revolution」を。スタッフの状況説明の際は残念ながら野次なども飛んでいましたが、美里のむき出しのその真っ直ぐな歌声に、みんなが納得しました。ステージ後方には、美里を見守るメンバーの姿も。暗い中、美里だけを凝視していたのでどなたがいらしたのかうろ覚えなのですが、有賀さんの他におそらく柴田さん、松永さん、大井さん、稲葉さんあたりがいらしたのではないかと。(間違っていたらスミマセン)「My Revolution」を歌い終え、いつものようにメンバーと1列に並び観客に挨拶。美里とメンバーはステージを後にしました。

■今回のライブについてはブログに書こうかどうしようか正直悩みました。表面上は知らなかったふりをする方が良いのかなあ、とか。ですがやはり書くことにしました。なぜならオフィシャル・サイトでは案の定何のフォローもないから。シークレットである以上、事前告知できないのはしょうがない。けれども終了後にはきちんとファンに報告すべきですよね。こういった経緯でこういったライブがあったというフォローがないとファンは納得できません。「知らなかった」「参加できなかった」ファンへのそれが最低限の礼儀ではないかなー、と。それから中止になったことやシークレットだったことについて、どうか美里を悪く言わないで欲しいなあ、という気持ちも。そのために(とてもおこがましいけれど)その場にいた人間として、ちゃんとした説明を書くことにしました。

■きっとこのライブは、西武ドームのお膝元でもある狭山だからこそ、という気持ちも美里の中にはあったでしょう。だからこそ大事な横浜ライブと熊本城ライブの間であるにも関わらず出演を快諾したのでしょうし。誰よりも美里本人がいちばんくやしかっただろうなあ、と思います。そんな中、全てを背負って立っている美里はものすごくカッコよかった。ぜひ、次回の熊本城ライブは最高の状況で美里が歌えることを願っています。


★追伸★ 次回のm-memoはおそらく1～2日後、横浜ライブの感想文をUP予定です。こちらはかなりのおちゃらけミーハー感想文になるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします(笑)。