花工房 blue camel

プリザーブドフラワーのこと、野菜や花達との暮らし
感じるままに・・・

水に揺れる演奏会

2007-09-17 | 夢庭の花つづり
水の中で優しく揺れる秋の桜



水面にうつる美しい姿に



みんなも感動して



ひきたてる姿もまた美しい。

雨が降り続く静かな休日は
いつもより趣き深く

こんな日は庭の植物を摘んで
部屋で楽しむことが好きです。

綺麗に咲いている中、摘むことは勇気がいりますが
こうしてたくさん愛でることもできるから。

本日の演奏者たち♪

★上品な刻みが素敵なジャスミン
★深い茶色が秋らしいコリウス
★流れるようなラインのミスカンサスホワイト
★優しい花びらが愛らしい秋桜

演奏会に来て下さって
ありがとうございました

夏香のフィーネ

2007-09-16 | 四季彩りて
青空に走る雲たちに
今日も爽やかな秋空を感じていましたが
いつの間にか雨雲が襲来し間もなく
秋の驟雨の続きとあいなりました。

そんな今日の写真は
「秋雨に滴りながらも、夏は香る」です。

大好きな桃のケーキをほおばりながら
お気に入りのグラスでアイスティーを頂く至福のひととき。
(桃の種をくり抜き詰められたカスタードクリームと
 タルトが絶妙のsweets★ピーチ姫になれる一品です。)

「桃の実」は秋の季語なれど、私にとっては夏の象徴です。
しばしのお別れ、寂しく思いますが
雨と共に秋へいざなわれていくのをとめられない・・・

秋にはどんな「至福のひととき」が待っているのでしょう。

マロン姫? みかん姫?
それとも葡萄、梨、いちじく・・・
秋って食べ物がいっぱいで楽しみです。

ですが、
上手にいただかないと大変なことになる私です^^;;

幸せの溜息

2007-09-15 | 夢庭の花つづり
艶がある美しい緑色、
繊細でお洒落な刻み模様
あなたはどんなお花の葉っぱさん?



ひゅ~と細くて長い茎の先端に
きゅっと丸い小さな小さな蕾。
どんな花びらを握りしめているの?



静かな後ろ姿。
そろそろお分かりになったでしょう。



さあ、お顔をみせて。



秋の人気者、「ダリア」が正解でした。
この花はガーデンダリアのミルキーという品種です。
なんて可憐なお姿でしょう。

暑くなる前に
一度だけ花を咲かせたお友達に追いつきたくて
ずっとずっと秋を待っていたようです。

これからたくさん咲いてくださいね♪

観ているだけで涙

2007-09-14 | 心燻るひととき
福岡アジア美術館で開催されている
「ちひろとアジアの絵本画家たち」に母と二人、
行ってきました。

いわさきちひろさんの作品と
モンゴル、スリランカ、日本を始めとした
アジアの作家達の作品がこうして一緒に並ぶ、
福岡ならではの展示会です。



感性豊かな作品に囲まれ
深い感動を得て帰ってきました。

いわさきちひろさんの絵は
本当に不思議な力があり、
観ているだけで涙がこぼれそうになります。

優しいライン、癒される色つかい、
綴られる言葉、語られた言葉、

絵本って奥深い。

そして私は・・・
大人買い、してしまいました

優しい秋風に抱かれて

2007-09-11 | 夢庭の花つづり
今日も澄みきった美しい青色が空一面に広がり
清々しい風が秋の香りを運んで来てくれます。

夏の盛りに見た「マグリットの青」ではなく
やはり少し「秋めいた青」を醸し出しているような雰囲気を
感じるのは私だけでしょうか?

そんな青空の下、
やさしい秋風に抱かれながら
そよそよと揺れるアップルミントの花。

先日お伝えしたグレープフルーツミントの花と形こそ似ているものの
今日のこちらは真綿のような白。
とても地味な花ですが、こうして間近で見ると
もこもこと花をつけている様がとても可愛らしい。

もちろんリーフはアップルの香り。
他のミントよりメンソール感が控えめで扱いやすく
リーフも丸みがあり、和みのミントです。

珈琲と頂く先人のこころ

2007-09-10 | 心燻るひととき
今日は綺麗な秋晴れで雲一つない素晴らしい空
それだけで心は幸せなはずなのに、
色々あって帰宅後何故か心は疲れていました。

でもこんなときこそ素敵な珈琲時間をすごそうと思い
自分一人のために豆を挽き、
甘い甘い白あんの和菓子をいただくと
ほっとして落ち着くことができました。

皆様のコメントにも心から癒されて。
いつもこのブログにコメントを寄せて下さる皆様、
また読んで下さる皆様、本当にありがとうございます。

そしてこんな時に読みたくなる本は・・・


武者小路実篤著 「人生論」。
今、歳を重ねて改めて読むと
先人の言葉が心の奥深くまで浸透して・・・。

前後の脈絡が不明で分かり難いかもしれませんが
宜しければ一節お付き合い下さいませ。
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至誠に動かされて、自分の最上を尽くすことができたとき、
また自分の心がすなおになりきれて
神と内心がつながることができたとき
その喜びは自ずと人の心の内に現すのだ。
澄んだ水が月影を写すようなものだ。
最も深い水脈を掘りあてた拍子に清水がわき出してくるようなものだ。
これは理屈ではないのである。
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淡々と語られる中に凝縮された言葉の重みを感じました。
素直なこころで明日に向かって♪

優しい花言葉

2007-09-09 | 夢庭の花つづり
風に吹かれて
デュランタの花がゆらゆらと
揺れるすがたが美しい。

微妙な紫の色合いや
ゆっくり咲いていく感じが好きで
長く眺めていても飽きません。

和名は台湾れんぎょう。
品種は「宝塚」と「ライム」、違いは葉の色。
我が家は葉の色がライムなので後者でしょう。

花言葉は「あなたを見守る」。

白のデュランタは同じ花なのにトゲがあるんですって。

お世話になった方から夏の始めに頂いたもの。
涼しくなるまで地植えは控えていましたが
ようやく落ち着けました。

輪香の会もそろそろ

2007-09-08 | 夢庭の花つづり
今日も暑い一日でしたが
湿度は比較的なく秋めいた風が吹いて
扇風機さえもいらなくなってきました。

涼しさを感じ始めたこの頃、盛りを迎えているのが
このトレニアの花です。
紫とこの鮮やかなピンクを育てています。
初夏の頃と比べると虫食いにあうこともなくなり、
とても大きな株に成長してくれましたよ!
株に勢いがあるときの花って本当に綺麗です。
ブルーサルビアとマリーゴールドバニラとアメリカンブルーに囲まれながら
上手に咲いてくれて、その辺りは只今「癒しの色彩パレード」。
ポプリとして
摘むのが惜しくて「輪香の会」ちょっとお休み中。でもうかうかしていられませんね^^;

そしてこちらは・・・


いつ折れたのでしょう、折口をみる感じではかなり前かな。
でも生命力って凄いですね~。
誰かに伝えたくて、ついついパチリ★なのでした。

平安ロマン

2007-09-07 | 心燻るひととき
今日の天気は曇りのち晴れ。
まだまだ残暑は続きますが
日の長さが着実に短くなりました。

夕焼けに黄昏れていたのはそう遠くないことなのに
今はもうそれさえかなり昔のようで、
季節の移り変わりの早さを感じます。

それを反映するように
蕾みだった薔薇たちが
こぞって咲き出してくれましたよ。
この一輪挿しは先日ご紹介しました「イマン」のもの。
「アンティークローズ」の雰囲気漂うお友達から頂きました。
本当に皆様ありがとうございます

そして、薔薇と言えば・・・
こちらのブログにコメントを寄せて頂いているタカラさんが撮られた
赤薔薇と蛙
とても興味深いお写真でした♪

暑い夏の盛りが過ぎ、
秋の気配をこうして感じると
誰かに手紙が書きたくなり・・・そして
色彩用のはがきを買ったのですが、なかなか前に進まず。

月明かりの下で虫の音を聴きながら
檜の香りを燻らせ文をしたためたい・・・なんて。
こんな季節は心が平安に誘われてしまいます♪
そんな私の物思い・・・。

平安時代風に翻訳された(と私が勝手に思っています^^;)
何故か平安の香りが漂う
ヘルマンヘッセの「手紙」という詩を綴りたいと思います。
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「手紙」

かぜつよく 西より吹きて
菩提樹(リンデン)は 呻き高鳴り
樹(こ)の間(ま)より 月のひかりは
わが部屋の中に照り入る

いと長き一つのてがみ
われはいま 書き終えぬ
つれなくも 去りたるひとに
月のかげ 紙を照らしつ

書きし字に照りてながるる
しじまなる月のひかりに
わが心のしのび泣き 泣きほうけ
忘れたり 眠りを 月を 夜の祈りを