みなさんおはようございます、連休最終日は少し曇りのお天気となりましたね。
来週の引越しを控え、なんやかんやと毎日忙しい休日でした、そのくせ引越し以外のことに振り回されてほとんど片付けができていないのですが・・・まぁ、一人暮らしの引越だし、大きな荷物は残していくからほとんど持っていくものは無いといえばないんですけどね。
来週以降は予定では、和歌山に住む予定
ただし、どこに住むかは、ひみつ ^^;
実は昨日は、所用で嵯峨野に出かけました。
嵯峨野観光鉄道も昨年は震災の余波で自粛ムードもあったのですが今年はすごい盛り上がり。
最終列車まで満席状態とのことで、途中の保津峡駅から嵯峨まで乗車したのですが、満員で参りました。
もちろん、嵯峨野のアイドル鬼?の酒呑童子もいましたよ。
保津峡駅で列車に乗り遅れて走っていましたけど。
さて、そんな無駄話はともかく今回が国会審議議事録の6回目になります。
ここでは、自動車の構造について問題があるのではないか、自動車の整備は十分なのか?といった踏切の問題から少しづれたところで議論がなされていたりします。
特に整備士などの問題として、整備不十分のまま運行に供している、その為に走行中に故障する悪循環ではないかといった議論がなされており、5月3日に起こったバスの衝突事故同様過当な競争が招いた結果では無かったかとい議論がなされています。
○大倉精一君 それはいいですが、要するに、ポンプを備えつける義務を負わせてみても、お役所のほうでこの荷物が該当するかしないものかということがわからぬということはどうであるか。
それから可燃性のものかどうかということは、品目別でわかっていなければならないのです。それが事故が起こってから、これは樹脂に該当するのかどうか検討するのだと……。検討中で業者にその責任を負わせるわけにいきませんよ。これはひとつ特に注意してもらいたいのです。
それから、この間の場合、こういうことを聞いたのですけれども、ほんとうかどうか知りたいと思うのですが、私は車の運転はできないからよくわかりませんけれども、排気管とエンジンとの間隔が設計では五十五ミリになっておるが、実測は三十ミリで近過ぎる、こういうことで、三菱ですか、のほうでもこういう状態であったのが、三菱では改造したというのですが、あの事故を起こしたのは狭過ぎるということがわかっておったというのですね。実測と設計とが違うということは実際あるのですか。
○説明員(堀山健君) 基本設計と現車の寸法が違うということはないというのが私どもの考え方でございますが、本件の場合、使ってみて、その後使用者側で、ある程度の改造といいますか、そういうことをしたかどうか、その辺についてはただいまよくわかっておりません。
○大倉精一君 最後に、これはずっと聞いておりますというと、まあ、いろいろ、何といいますか、総括的な答弁があったのだが、踏切の問題につきましても、車両の改造の問題につきましても、もっとしさいに具体的に個々にわたって――個々というとなんですが、点検をしていない。ですから、こういう事故が起こると、さあ、ああだこうだということになる。そういう可能性はわかっておるのだから、それを具体的にやはり手当てしていかないといけないと思うのです。これは予算もなければ人手もないかもしれぬけれども、予算がない、人手がないと言ってほうっておけばまたこれを繰り返す。ですから、これはどうしなければならぬかということはもうわかったと思うのです。わからなかったら変だ。わかっている。わかっているけれども、やらないだけだ。ですから、とりあえず三つばかり要望しましたけれども、それをさっそく実行に移してもらって、実行可能なもの、特に踏切につきましては手直しをする、若干でも手直しのできる個所、あるいは、そういう手当てについてさっそく調べてもらいたい。そうして、これは建設省のほうから災害対策でやったものの報告を受けましたけれども、いずれにしても報告してもらいたい。何カ所指摘したかということを運輸省のほうから報告を願いたい。
それから車両の構造につきましても、これもひとつ極力近い機会に報告をしてもらいたいと思います。
○岡三郎君 時間がありませんから一つだけ……。何か整備不足というか、がらくたな車が走り過ぎているのじゃないかという感じがするのです。非常に交通渋滞のような現象というものを、私たちは第一国道、第二国道、京浜のやつを見ているというと、ああいう混雑の中でエンストを起こしてとまっているのがかなりありますね、事故だけではなくて。それで結局、この百四十一両というこの会社ですね、森吉通運という会社はかなり大きい会社でございます。そうするというと、整備をどの程度やっているのか、この問題が一つ大きくあると思うのです。で、最近われわれが聞くところによるというと、一級整備工場に回すというと非常に高い。これは実態はまだ十分調査してないからわかりませんが、いい整備工場でよき修理をすると非常に高い、それで小型のところへ大型を持っていって修理するというようなことが非常に最近多いのではないか。これはかなり陸運事務所等で監督をしておるけれども、商売する人が競合する形が非常に強いし、それから収入と支出の面で労務賃が非常に上がっている、運賃はかなり押えられている、こういうふうな面で車の整備自体もかなり追っかけているような形の整備が多いのじゃないか、こういうふうな点が最近目につくということを指摘しておる人がありましたが、この中で、車の数がどんどんふえてくる、それに伴って整備士の養成もかなりやっておるようですが、腕のいい整備士というものが非常に少ない。そういう面で、車の数に比例して、これを修繕するほうが非常に不足がちであるという面からいって、なかなか完ぺきな修繕というものができ得ないままに車が運行されておるという現象が指摘されておるのですが、これは整備部長、どういうふうにこの点見ておりますか。
○説明員(堀山健君) 自動車は産業全体からいいますとわりあいに新しい産業でありまして、特に終戦後非常に車が伸びてまいりまして、したがって、現実に車を売るほうも、修理するほうも一般的に――幹部、役員は古い方がおられるのですけれども、現業におられる人は一般的に若いというのが傾向でございます。それで、実は自動車整備士につきましても、昭和二十四年から、先を見越したということになるわけですが、これは何かの方法で養成して車のこの伸びに対して対応しなければいかぬということで、自動車整備士の国家試験制度をつくったわけであります。それで、現在、数を忘れましたが、たしか十五万ぐらいいるのじゃないかと思います。ただ、一般的に若い人が多いので、いわゆるベテランといいますか、四十か五十、四十代ぐらいのベテラン級、これが一般的に少ないようでございます。そこで、できるだけそういう熟練の度合いというものが必要なんですけれども、自動車自体も逐次性能的によくなってまいっておりますので、なるべく、熟練も当然必要ですが、機械によってはかって、それで判断するというような要素をできるだけ多く取り入れて、熟練度と機械と両方によってできるだけ整備がよくなるようにというふうに指導しております。
○岡三郎君 そういうことを聞いているのじゃなくて、実態をもう少し私は調べておるのかどうかですね、具体的に。たとえば、これ、軌道の上でエンストを起こさなければ事故にならなかった。これはいろいろな原因がありますよ、いろいろな原因があるけれども、とにかく五トンなり六トンの車が軌道の上に行ってえんごしているわけだ、これはぶつかるのはあたりまえですね。見通しが昼間で二百メートルで、実際は八十メートルくらいだといえば、これはそういう地理的な面からいっても問題にならぬ、これは運輸省の指導がなっておらぬということになると思うのですが、しかし、直接的には軌道の上に障害物がここにあらわれて見通しがきかぬ、夜間であるからぶつかった、大事故が起きた。しかし、車は最近言われるように凶器ですからね。自動車というものは動くのですよ、普通。変なことだけれども動くのがあたりまえなんです。ところが、とまっている車が案外多いんだよ、事故を起こしている車が。いいですか、だから、それが踏切がいいかげんならどこでも軌道の上にえんごするという形が出てくる可能性が私は強いと思う。ということは、かなり無理して車を運転しているということです、営業面からいくと。ですから、両面から考えていってもらわなければならぬ。なぜ車の完全なる修理ができないのか、車を全部完全に整備するというふうにすれば、営業が成り立たないのかどうか、つまり、ずるをきめ込んで、これなら大体動くだろう、しかし、運転するほうはかなり車については知っているわけですね。そうするというと、この車はブレーキがあぶないとか、あるいはエンジンが故障しがちだとか、その車についてはやはり十分知っているわけです。ところが、そういう形の中でも仕事に追っかけられれば、無理をして整備を不十分にして出してしまう、こういうふうな形が多いのではないかというふうに想像するわけです。そういう点で、現象面だけではなくして、その奥にひそんでいる、運輸会社ももうからにゃ商売ができませんから、そうするというと、そこで営業と整備の関係、運転手の関係、こういうものをやはり十分ひとつ指導してもらわないと、同じことがまた起こると思う。この場合はこういうふうな踏切を直すという方法も一つでしょうけれども、とにかく、ある程度動いているものがブレーキがきかなくなったらぶつかるのはあたりまえですから。ところが、ブレーキが悪くなるのかよくなるのかは、大体車に乗っている運転手はわかっているわけです。それを無理を承知で車が間に合わないときは出してしまうというようなことが多いということを聞いているわけですが、これは飛行機の場合においても、整備ということが非常に言われている。ところが、運航する計画の中において、機数が少ないから、整備士が少ないから十分に整備をしないままに出てしまうということも言われておるわけです。そういうふうな点で私はいまお伺いしたのは、線路の上にトラックがエンストを起こさなければこの事故は端的にいって起こらなかった、直接的にいっていろいろな理由があるけれども。だから、特に大型車ですね、大型車の場合なんかにおいても、車の整備というものを厳重にひとつやってもらいたいと思うのですがね。いま整備部長の話では、そんな程度では話にはなりませんよ、実際言うて。あんたもずっと見ていて、車というのはかなりエンストを起こしたりなんかしているのが多いでしょう、また見ることも多いと思う。というのは、かなりぼろの車を使っています。もう償却しなければならぬ、新車と取りかえなければならぬという問題の車が動いていますよ、無理をして。そうして運転経験年数の少ない人がそれに関係している、だから、いざというときには手がつかぬ、そういうような事故がこれからも起こるような気がするのです。特に立体交差が進んでいませんからね。われわれが通るところでは踏切でずいぶん待たされておるけれども、ああいう踏切でもやはり車の運行が渋滞すればするほど、運転手はいらいらして踏切がおりるかいなかの瞬間に踏切を突っ走っていく。というのは、踏切がおろされるというと何分待たされるかわからぬから、踏切があくかあかないかに飛び出す、今度は締まりかかってくると、締まりかかっているにもかかわらず、線路の中に飛び込んでいくというのが、いまの私は一つの現象だと思うのです。こういう血もあるので、車といまの軌道との関係について、これは交通全体の問題として考えてもらわなければならない問題がうんとあると思うのですが、できるならば、そういう危険性のあるところには、踏切だけでなくて、やはり警手ですか、警手をもう一ぺん配置する。人件費の関係で国鉄もやはり、増川さん、国鉄もいわゆる合理化という問題で、踏切を整備すれば人は要らぬと簡単に思うところがある。この前も吉祥寺のほうで、踏切を整備すれば人は要らぬと言うけれども、あいたり締まったりする瞬間ですね、この問題について、最近は非常にいらいら現象が多い、ストレスが多い。子供なんかも、締まれば学校がおそくなるから、ちょこちょこともぐっていく。だから、踏切は完全に、締まったならば、しっかりしたもので通れないようにしてもらうならもらう。ただ一本の棒があるだけですから、下がくぐれるのですね。そういう面がいままだ解消されていない部面が多いから、暫定的に踏切ががっちりとするまでは、警手も並行して置いておいてもらいたいという要求が学校の子供の通学の問題であったのですがね。だから、そういう点で幾つかの問題がありましたが、私は、踏切の改良という問題については、具体的にひとつ、いま大倉さん、私も当初言いましたように、そういう面について踏切がちゃんとすれば人がいなくともいいのかどうかということについて、もう一ぺん検討願いたいと思います。
それから、いま言ったように、整備部長のほうには、車の整備というものについて陸運局にまかしておる、陸運事務所にまかしておる関係で、上のほうではよくわからぬとしても、やはりひとつ本省として、そういうような点について、どういうように具体的に指導しておるのか、それが、経営が苦しいから無理な車の運行になっているのか、そういう点について十分ひとつ調査をして報告をしてもらいたいと思うのです。これは私の聞いているところでは、とにかく腕のいい整備士が少ない、だから、整備しても適当な整備である、そういうような点で、車自体というものがかなり危険な状態で運行されているのではないかということが、端的に車屋自体から言われておりますから、運送店自体から。そういう点で、免許についても、これは運輸省として増川さんのほうに、自動車局長いまいないから言うのですが、免許については、一体どういうようにこれは適切な処理がとられているのか、つまり、一般的に営業するならば、過当競争が激しいからダンピングされる、運賃のあれが。だから十分なことができぬという報告もあるわけですよ、われわれには。ところが、運輸省は、何でもかでも、とにかく免許をおろす、おろしてはいかぬとは言っておらぬのですが、全体の車両数と荷物の関係、そういうものから全体を考えた場合、いまのトラック業界というものは過当競争になり過ぎているのじゃないのか。私は、これが五トン、六トンのトラックだからよかったけれども、もしもこれが偶然にタンクローリーみたいな、ガソリンなりその他可燃性の液体でも積んでおるようなものであったら、これはたいへんなことになるんじゃないか。そういう面では、増川さんがいるけれども、車両の制限もしなければいけませんね、こういう不完全なところは、車両制限を。どういうところは車は通っていいけれども、どういう車は通っていけないということはきちんとやってもらわなければならぬ。幾つかの問題点があるけれども、私のいま言わんとするところは、整備関係についてひとつ徹底した指導監督をしてもらいたい。言いわけではなくて、現実に整備というものがどうして不十分のまま放置されているのか、それは、いま言ったように、経験が豊かでないという点もあるでしょうけれども、高い修繕費を出せばちゃんとした修繕する場所があるのです。ところが、修繕費がかかり過ぎるので、安くあげようというので、そういうふうないい整備工場に車を持っていっておりませんね、いまのところ、私が見ているところでは。そういう点について、ひとつ整備関係についての具体的な調査をしてもらって、その報告をしてもらう。そして、その原因がどこにあるのか、過当競争にあるのか、免許の方法がルーズなのかどうか、そういう点についてもひとつ報告をお願いしたいと思う。以上です。
来週の引越しを控え、なんやかんやと毎日忙しい休日でした、そのくせ引越し以外のことに振り回されてほとんど片付けができていないのですが・・・まぁ、一人暮らしの引越だし、大きな荷物は残していくからほとんど持っていくものは無いといえばないんですけどね。
来週以降は予定では、和歌山に住む予定
ただし、どこに住むかは、ひみつ ^^;
実は昨日は、所用で嵯峨野に出かけました。
嵯峨野観光鉄道も昨年は震災の余波で自粛ムードもあったのですが今年はすごい盛り上がり。
最終列車まで満席状態とのことで、途中の保津峡駅から嵯峨まで乗車したのですが、満員で参りました。
もちろん、嵯峨野のアイドル鬼?の酒呑童子もいましたよ。
保津峡駅で列車に乗り遅れて走っていましたけど。
さて、そんな無駄話はともかく今回が国会審議議事録の6回目になります。
ここでは、自動車の構造について問題があるのではないか、自動車の整備は十分なのか?といった踏切の問題から少しづれたところで議論がなされていたりします。
特に整備士などの問題として、整備不十分のまま運行に供している、その為に走行中に故障する悪循環ではないかといった議論がなされており、5月3日に起こったバスの衝突事故同様過当な競争が招いた結果では無かったかとい議論がなされています。
○大倉精一君 それはいいですが、要するに、ポンプを備えつける義務を負わせてみても、お役所のほうでこの荷物が該当するかしないものかということがわからぬということはどうであるか。
それから可燃性のものかどうかということは、品目別でわかっていなければならないのです。それが事故が起こってから、これは樹脂に該当するのかどうか検討するのだと……。検討中で業者にその責任を負わせるわけにいきませんよ。これはひとつ特に注意してもらいたいのです。
それから、この間の場合、こういうことを聞いたのですけれども、ほんとうかどうか知りたいと思うのですが、私は車の運転はできないからよくわかりませんけれども、排気管とエンジンとの間隔が設計では五十五ミリになっておるが、実測は三十ミリで近過ぎる、こういうことで、三菱ですか、のほうでもこういう状態であったのが、三菱では改造したというのですが、あの事故を起こしたのは狭過ぎるということがわかっておったというのですね。実測と設計とが違うということは実際あるのですか。
○説明員(堀山健君) 基本設計と現車の寸法が違うということはないというのが私どもの考え方でございますが、本件の場合、使ってみて、その後使用者側で、ある程度の改造といいますか、そういうことをしたかどうか、その辺についてはただいまよくわかっておりません。
○大倉精一君 最後に、これはずっと聞いておりますというと、まあ、いろいろ、何といいますか、総括的な答弁があったのだが、踏切の問題につきましても、車両の改造の問題につきましても、もっとしさいに具体的に個々にわたって――個々というとなんですが、点検をしていない。ですから、こういう事故が起こると、さあ、ああだこうだということになる。そういう可能性はわかっておるのだから、それを具体的にやはり手当てしていかないといけないと思うのです。これは予算もなければ人手もないかもしれぬけれども、予算がない、人手がないと言ってほうっておけばまたこれを繰り返す。ですから、これはどうしなければならぬかということはもうわかったと思うのです。わからなかったら変だ。わかっている。わかっているけれども、やらないだけだ。ですから、とりあえず三つばかり要望しましたけれども、それをさっそく実行に移してもらって、実行可能なもの、特に踏切につきましては手直しをする、若干でも手直しのできる個所、あるいは、そういう手当てについてさっそく調べてもらいたい。そうして、これは建設省のほうから災害対策でやったものの報告を受けましたけれども、いずれにしても報告してもらいたい。何カ所指摘したかということを運輸省のほうから報告を願いたい。
それから車両の構造につきましても、これもひとつ極力近い機会に報告をしてもらいたいと思います。
○岡三郎君 時間がありませんから一つだけ……。何か整備不足というか、がらくたな車が走り過ぎているのじゃないかという感じがするのです。非常に交通渋滞のような現象というものを、私たちは第一国道、第二国道、京浜のやつを見ているというと、ああいう混雑の中でエンストを起こしてとまっているのがかなりありますね、事故だけではなくて。それで結局、この百四十一両というこの会社ですね、森吉通運という会社はかなり大きい会社でございます。そうするというと、整備をどの程度やっているのか、この問題が一つ大きくあると思うのです。で、最近われわれが聞くところによるというと、一級整備工場に回すというと非常に高い。これは実態はまだ十分調査してないからわかりませんが、いい整備工場でよき修理をすると非常に高い、それで小型のところへ大型を持っていって修理するというようなことが非常に最近多いのではないか。これはかなり陸運事務所等で監督をしておるけれども、商売する人が競合する形が非常に強いし、それから収入と支出の面で労務賃が非常に上がっている、運賃はかなり押えられている、こういうふうな面で車の整備自体もかなり追っかけているような形の整備が多いのじゃないか、こういうふうな点が最近目につくということを指摘しておる人がありましたが、この中で、車の数がどんどんふえてくる、それに伴って整備士の養成もかなりやっておるようですが、腕のいい整備士というものが非常に少ない。そういう面で、車の数に比例して、これを修繕するほうが非常に不足がちであるという面からいって、なかなか完ぺきな修繕というものができ得ないままに車が運行されておるという現象が指摘されておるのですが、これは整備部長、どういうふうにこの点見ておりますか。
○説明員(堀山健君) 自動車は産業全体からいいますとわりあいに新しい産業でありまして、特に終戦後非常に車が伸びてまいりまして、したがって、現実に車を売るほうも、修理するほうも一般的に――幹部、役員は古い方がおられるのですけれども、現業におられる人は一般的に若いというのが傾向でございます。それで、実は自動車整備士につきましても、昭和二十四年から、先を見越したということになるわけですが、これは何かの方法で養成して車のこの伸びに対して対応しなければいかぬということで、自動車整備士の国家試験制度をつくったわけであります。それで、現在、数を忘れましたが、たしか十五万ぐらいいるのじゃないかと思います。ただ、一般的に若い人が多いので、いわゆるベテランといいますか、四十か五十、四十代ぐらいのベテラン級、これが一般的に少ないようでございます。そこで、できるだけそういう熟練の度合いというものが必要なんですけれども、自動車自体も逐次性能的によくなってまいっておりますので、なるべく、熟練も当然必要ですが、機械によってはかって、それで判断するというような要素をできるだけ多く取り入れて、熟練度と機械と両方によってできるだけ整備がよくなるようにというふうに指導しております。
○岡三郎君 そういうことを聞いているのじゃなくて、実態をもう少し私は調べておるのかどうかですね、具体的に。たとえば、これ、軌道の上でエンストを起こさなければ事故にならなかった。これはいろいろな原因がありますよ、いろいろな原因があるけれども、とにかく五トンなり六トンの車が軌道の上に行ってえんごしているわけだ、これはぶつかるのはあたりまえですね。見通しが昼間で二百メートルで、実際は八十メートルくらいだといえば、これはそういう地理的な面からいっても問題にならぬ、これは運輸省の指導がなっておらぬということになると思うのですが、しかし、直接的には軌道の上に障害物がここにあらわれて見通しがきかぬ、夜間であるからぶつかった、大事故が起きた。しかし、車は最近言われるように凶器ですからね。自動車というものは動くのですよ、普通。変なことだけれども動くのがあたりまえなんです。ところが、とまっている車が案外多いんだよ、事故を起こしている車が。いいですか、だから、それが踏切がいいかげんならどこでも軌道の上にえんごするという形が出てくる可能性が私は強いと思う。ということは、かなり無理して車を運転しているということです、営業面からいくと。ですから、両面から考えていってもらわなければならぬ。なぜ車の完全なる修理ができないのか、車を全部完全に整備するというふうにすれば、営業が成り立たないのかどうか、つまり、ずるをきめ込んで、これなら大体動くだろう、しかし、運転するほうはかなり車については知っているわけですね。そうするというと、この車はブレーキがあぶないとか、あるいはエンジンが故障しがちだとか、その車についてはやはり十分知っているわけです。ところが、そういう形の中でも仕事に追っかけられれば、無理をして整備を不十分にして出してしまう、こういうふうな形が多いのではないかというふうに想像するわけです。そういう点で、現象面だけではなくして、その奥にひそんでいる、運輸会社ももうからにゃ商売ができませんから、そうするというと、そこで営業と整備の関係、運転手の関係、こういうものをやはり十分ひとつ指導してもらわないと、同じことがまた起こると思う。この場合はこういうふうな踏切を直すという方法も一つでしょうけれども、とにかく、ある程度動いているものがブレーキがきかなくなったらぶつかるのはあたりまえですから。ところが、ブレーキが悪くなるのかよくなるのかは、大体車に乗っている運転手はわかっているわけです。それを無理を承知で車が間に合わないときは出してしまうというようなことが多いということを聞いているわけですが、これは飛行機の場合においても、整備ということが非常に言われている。ところが、運航する計画の中において、機数が少ないから、整備士が少ないから十分に整備をしないままに出てしまうということも言われておるわけです。そういうふうな点で私はいまお伺いしたのは、線路の上にトラックがエンストを起こさなければこの事故は端的にいって起こらなかった、直接的にいっていろいろな理由があるけれども。だから、特に大型車ですね、大型車の場合なんかにおいても、車の整備というものを厳重にひとつやってもらいたいと思うのですがね。いま整備部長の話では、そんな程度では話にはなりませんよ、実際言うて。あんたもずっと見ていて、車というのはかなりエンストを起こしたりなんかしているのが多いでしょう、また見ることも多いと思う。というのは、かなりぼろの車を使っています。もう償却しなければならぬ、新車と取りかえなければならぬという問題の車が動いていますよ、無理をして。そうして運転経験年数の少ない人がそれに関係している、だから、いざというときには手がつかぬ、そういうような事故がこれからも起こるような気がするのです。特に立体交差が進んでいませんからね。われわれが通るところでは踏切でずいぶん待たされておるけれども、ああいう踏切でもやはり車の運行が渋滞すればするほど、運転手はいらいらして踏切がおりるかいなかの瞬間に踏切を突っ走っていく。というのは、踏切がおろされるというと何分待たされるかわからぬから、踏切があくかあかないかに飛び出す、今度は締まりかかってくると、締まりかかっているにもかかわらず、線路の中に飛び込んでいくというのが、いまの私は一つの現象だと思うのです。こういう血もあるので、車といまの軌道との関係について、これは交通全体の問題として考えてもらわなければならない問題がうんとあると思うのですが、できるならば、そういう危険性のあるところには、踏切だけでなくて、やはり警手ですか、警手をもう一ぺん配置する。人件費の関係で国鉄もやはり、増川さん、国鉄もいわゆる合理化という問題で、踏切を整備すれば人は要らぬと簡単に思うところがある。この前も吉祥寺のほうで、踏切を整備すれば人は要らぬと言うけれども、あいたり締まったりする瞬間ですね、この問題について、最近は非常にいらいら現象が多い、ストレスが多い。子供なんかも、締まれば学校がおそくなるから、ちょこちょこともぐっていく。だから、踏切は完全に、締まったならば、しっかりしたもので通れないようにしてもらうならもらう。ただ一本の棒があるだけですから、下がくぐれるのですね。そういう面がいままだ解消されていない部面が多いから、暫定的に踏切ががっちりとするまでは、警手も並行して置いておいてもらいたいという要求が学校の子供の通学の問題であったのですがね。だから、そういう点で幾つかの問題がありましたが、私は、踏切の改良という問題については、具体的にひとつ、いま大倉さん、私も当初言いましたように、そういう面について踏切がちゃんとすれば人がいなくともいいのかどうかということについて、もう一ぺん検討願いたいと思います。
それから、いま言ったように、整備部長のほうには、車の整備というものについて陸運局にまかしておる、陸運事務所にまかしておる関係で、上のほうではよくわからぬとしても、やはりひとつ本省として、そういうような点について、どういうように具体的に指導しておるのか、それが、経営が苦しいから無理な車の運行になっているのか、そういう点について十分ひとつ調査をして報告をしてもらいたいと思うのです。これは私の聞いているところでは、とにかく腕のいい整備士が少ない、だから、整備しても適当な整備である、そういうような点で、車自体というものがかなり危険な状態で運行されているのではないかということが、端的に車屋自体から言われておりますから、運送店自体から。そういう点で、免許についても、これは運輸省として増川さんのほうに、自動車局長いまいないから言うのですが、免許については、一体どういうようにこれは適切な処理がとられているのか、つまり、一般的に営業するならば、過当競争が激しいからダンピングされる、運賃のあれが。だから十分なことができぬという報告もあるわけですよ、われわれには。ところが、運輸省は、何でもかでも、とにかく免許をおろす、おろしてはいかぬとは言っておらぬのですが、全体の車両数と荷物の関係、そういうものから全体を考えた場合、いまのトラック業界というものは過当競争になり過ぎているのじゃないのか。私は、これが五トン、六トンのトラックだからよかったけれども、もしもこれが偶然にタンクローリーみたいな、ガソリンなりその他可燃性の液体でも積んでおるようなものであったら、これはたいへんなことになるんじゃないか。そういう面では、増川さんがいるけれども、車両の制限もしなければいけませんね、こういう不完全なところは、車両制限を。どういうところは車は通っていいけれども、どういう車は通っていけないということはきちんとやってもらわなければならぬ。幾つかの問題点があるけれども、私のいま言わんとするところは、整備関係についてひとつ徹底した指導監督をしてもらいたい。言いわけではなくて、現実に整備というものがどうして不十分のまま放置されているのか、それは、いま言ったように、経験が豊かでないという点もあるでしょうけれども、高い修繕費を出せばちゃんとした修繕する場所があるのです。ところが、修繕費がかかり過ぎるので、安くあげようというので、そういうふうないい整備工場に車を持っていっておりませんね、いまのところ、私が見ているところでは。そういう点について、ひとつ整備関係についての具体的な調査をしてもらって、その報告をしてもらう。そして、その原因がどこにあるのか、過当競争にあるのか、免許の方法がルーズなのかどうか、そういう点についてもひとつ報告をお願いしたいと思う。以上です。
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