「チーズは探すな!」
ディーパック・マルホトラ著、佐藤志緒訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2011年11月
超ベストセラー「チーズはどこへ消えた?」が出版されてから11年後の2011年、
別の著者・出版社が「チーズは探すな!」を出版しました。
ベストセラーが出ると、それにあやかったタイトルやテーマの本が続々出版されることがあります。
本書もそこは否めませんが、11年かけただけあって単純な便乗本や反論本ではない気がします。
「チーズはどこへ消えた?」は迷路の中のある場所にあったはずのチーズがなくなって、
ネズミが迷路の中を探し回りました。
それに対して本書では、迷路の中では幸せは見つからないとし、
迷路の壁を飛び越えて設計する側に回るネズミ
迷路を気にせず壁を通り抜けるネズミ
迷路の壁を壊すネズミ
の3匹のネズミが出てきます。
「チーズはどこへ消えた?」の「変化は起きるもの」という考えまでは共感できましたが、
周りの変化に合わせて自分も変わり続けることをよしとする考えは、
どこかで疲れて力尽きちゃうんじゃないかなあと感じていました。
本書のように変化に対して異なるアプローチを示してくれた方が、楽な気持ちになれます。
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