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一軍監督の仕事

2022-05-14 08:45:00 | 読書
「一軍監督の仕事」
高津臣吾著、光文社新書、2022年4月





2018年に「二軍監督の仕事」を著したヤクルト・高津監督が、
日本シリーズ優勝監督の勲章を引っ提げて、
新たに「一軍監督の仕事」を著しました。

「二軍監督の仕事」は選手育成の話が多かったですが、
本書は昨シーズンのペナントレースやポストシーズンを振り返りつつ、
勝つための戦略・戦術の話が多いです。

選手についても触れていますが、
一軍監督としてあからさまな贔屓はできないからか、
山田、村上、奥川といった代表的な選手に留めています。


■本書の中で気になった情報
(→は自分の感想)

・2021年キャンプ、「古田臨時コーチ」の指導で、
 リード面に自分の打撃が影響するところがあった中村悠平の意識が変わった

・高津監督の現役時代、巨人・松井秀喜との対戦は3ボールになった方が、
 かえって投球の組み立てがしやすかった

・ストライクゾーン・ボールゾーンを81分割し、とある番号のことをスワローズでは「原点」と呼ぶ
 → 本に掲載されている図を見ながらでないと何のことだか分かりませんが、
   自分は「とある番号」は「73」じゃないかなと思いました。
   野村監督が右打者のアウトローへのコントロールを重視されていましたし、
   ヤクルト監督時代の背番号が「73」だったので。

・2021年のシーズン、打順についてはコーチたちとみんなで作り上げる形になった

・高津監督になって、極端な守備シフトを取ることが増えた

・ユニフォームを着ている人間しか知ることの出来ない内部事情がある
 → ヤクルトに限らずどのチームもそうだと思います。
   選手起用や作戦についてあれこれ言うのが、野球ファンの楽しみの一つではありますが、
   外部からでは知りえない事情があることを踏まえて、発言するよう気を付けます。


自分が購入したのは初版1刷。
P.104に「能美」投手とありますが、正しくは「能見」投手ですね。



関連エントリ:
二軍監督の仕事



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