わたしと家族の日々

夫と息子(高3)と私の三人暮らし。
子育ても、いよいよ終盤です。

おばあちゃんと孫(中学生)の長電話

2021-11-26 | 中3
息子は、割としょちゅう、
おばあちゃんと電話で喋ります。

だいたい週1。
もう少し多い時も少ない時もあるけれど。
喋り始めると、30分から1時間くらい
平気で喋ります。
(長い!)

お父さんとの会話時間より長いかも(笑)

遠方だし、コロナだし、
なかなか会えないので、
せめて電話で…という気持ちもありますが、
いや、でも、コロナ以前も同じだったな。


先日、息子がおばあちゃんに言っていました。

「コロナでお出かけできないからって、
おばあちゃん、ぼくと会えない間に
ボケたりしないでね!
そうだ。
ぼくが、ときどき記憶力チェックしてあげるよ!

いくよ。問題ね!
佐渡ケ獄部屋の幕ノ内力士の名前
全員言ってください!

・・・えーーー、分かんないの?
じゃあヒントね。
佐渡ケ獄部屋の力士の名前には「琴」がつくよ!

・・・ええ!
ほんとに分かんないの?
去年、教えてあげたのに。
ヤバくない?
おばあちゃん、実はもうちょっとボケてる?


「そんなん、知らんわ!」
と電話の向こうで叫ぶおばあちゃんと、
おばあちゃんをマニア度を上げようと
画策する孫(笑)



こんな感じで、
息子の趣味におばあちゃんが巻き込まれ、
相撲、野球、マラソンが
話題になることが多いです。

おばあちゃんも元々嫌いじゃないらしく、
ちゃんと贔屓がいるので
二人でああだこうだと盛り上がっています。

あとは、食べ物や庭仕事の話が多いかな。
その他、友達のことやら、時事ネタやら…
まあいろいろです。

お互いにお喋りだし、興味も広いので、
話題には事欠かないのです。
仲良しです。


2019年。桜並木でタブレットを巡って
ごちゃごちゃ言ってる二人(笑)


---


二人の長電話の歴史はけっこう長く、
息子は、喋り始めた2歳頃から
おばあちゃんと長電話するのが好きでした。



息子、2歳2ヶ月。
部屋をうろうろしながら
おばあちゃんと電話で喋る動画が残っています。
おばあちゃんが送ってくれた
苺やおせんべいの話をしています。

「(冷蔵庫の扉に手を置きながら)
いちご、もう食べたよ!
早いこと食べたよ。
おせんべいは…
(と言いながらおせんべいを探し、
口に入れる)…食べている」

(過去形と現在進行形の練習・笑)

息子が微妙な関西弁で一生懸命喋っていて、
可愛いやら可笑しいやら。


息子のお喋りは、こうして鍛えられたんだなぁ…
コメント

母のポリシー

2021-11-24 | 日記
という話を書いたのですが、
それだけではフェアじゃないな
と思ったので、
母についての話を一つ。


私の母は、実は、
食事以外のことに関しては
あまりうるさくない親でした。

きちんとするのが好きだし、
いろいろ手をかけたいタイプではあるのですが、
「子どもに求める」というより
「とにかくやってあげたい」派

特に、教育面においては自由で。
金は出すが、口は出さない、が基本姿勢でした。


習い事は、
やりたいと言えばやらせるけど、
練習や進捗に関しては口を出さず、
やめたいと言えばやめさせ…
あっさりしたものです。

学校の成績もちらっと見るだけ。
進路は子ども任せ。
でも、決めたことへの物心両面の手助け
惜しみなくしてくれました。

いつも、
「子どもはお金のことなんか
気にしなくていい。
やりたいようにやりなさい。」
と言っていましたねぇ。

今どきの金銭教育とは真逆な感じですが、
子どもがどういう選択をしても
全面的に支える親の覚悟を見せる
って意味では
良い面もあるかな、と思います。


実際、自分が食うに事欠いても
教育にはドンッとお金を出す、
という姿勢でした。
ありがたいことです。

(私は全然しっかりした子ではなかったので、
もう少し口を出して
ハッパかけてくれても良かったのに、
と思ったりもしますが・笑)


----


母の、この妙に肝の据わった教育ポリシー
自分の経験から導き出されたものらしいです。


母は、小中高と成績優秀で、
本当は大学に行きたかったのですが、
家の経済的事情により
高卒で働くことに。
弟たち(これまた優秀だったらしい)
が控えているので、
その進学を優先させたんです。

「女だから大学は…」ってのもあったはず。
大学の代わりに、
習い事は沢山させてもらったようだから。

でも、本当は、大学に行って
もっと学びたかった。
優秀さでは、私もひけをとっていなかったのに。

・・・という「満たされなかった思い」が
「子どもの希望を優先する」につながり、
一方で、
裕福でなくても
習い事にはお金をかけてもらった
という経験が
「教育にはお金を惜しまない」
という信念につながります。


しかし、
学校の成績と人生の良し悪しは
イコールではない
という考えも持っていて。

「学生時代はすごいガリ勉したけどね、
私、別に大した人間にはならへんかったし。
子どもに勉強勉強言うことなんかないわ、と思って」

「周り見ても、
神童って言われるくらい勉強出来た子が、
仕事もできて、良い人生送ってるかっていったら
別にそんなこともない」

と言っていました。

学びに価値を置くけれど、
それほど期待しない。

改めて考えると、不思議。


---


思うに、
同じ「教育にお金を惜しまない」
という価値感であっても、
その内実は、
2種類に分けられるのではないかと。


一つは、高学歴志向・上昇志向があり、
教育を将来のための投資だと見做す考え方。

そういう人は、
惜しみなくお金を出すとはいえ、
費用対効果を考えるので、
投資対象を吟味するし、
成果にも強い関心を持ちます。
無駄な投資をしたくない、
という気持ちがあるんでしょうね。

社会的に成功しやすい
賢いやり方かもしれません。


もう一つは、
教育を、投資ではなく、
いわば掛け捨てのように捉えている人。

学ぶこと自体に価値がある
「それによって得られるもの」は
その時の満足感だけで十分、プライスレス!
という考えです。


母はこちらです。


こちらの方が、絶対楽しいと思います。
が、リターン考えずに
ひたすら散財することに
なってしまうこともある…
というか、ほとんどそんな感じ。

でもそれを「無駄」とは考えない。
ある意味貴族的といいますか。
生活実態はド庶民なのにね!


私も、母ほどではないにしても、
似た傾向はあります。

恐らく、息子も…。


「売家と唐様で書く三代目」
と言うけれど、
これって、少なくとも二代目までは
しっかり稼ぐ堅実派だった
ってことだから、まだマシじゃない?

三代続けて三代目気質だなんて(笑)


悪いけど、食い潰せるほどの財産は無いのよ、
自分の食い扶持は自分でなんとかしてね☆
と(自分を棚に上げて)
息子には言い聞かせなくちゃねー。
コメント

中学生。自立の練習【お弁当作り】

2021-11-22 | 中3
本日、息子の遠足。

久しぶりのお弁当です。

昨日、
「お弁当用の食材を買わなくちゃ」
と言うと、息子は、
「それ、ぼくが選ぶ。ぼくが作るから!
と食い付いてきました。


・・・なんですと?
ほんとに?!


よし分かった!(喜)
何でも好きなの買っていいよ!

喜び勇んでスーパーに連れて行きましたよ。ええ。


そして当日、朝。

「お母さんは来ないでね。
ぼくの頭の中には、
お弁当の完璧なプランがあるから。
安心して!」

と宣い、
息子は、一人意気揚々とキッチンに立ちました。


ちなみに、
「お母さんは来ないでね」の理由は、
ゆっくり寝てていいよ
という優しさではなく
料理しながら、
誰にも邪魔されずに
前日の大相撲を見たいからです。
去年の箱根駅伝特番も見てたはず。
こういうのが、
料理をする時の息子の楽しみなんです。


それに加えて、
出来上がりをジャーン!と見せ、
「わあ!すごーーい♡」
と言って貰いたいから、ってのもあります。
サプライズ好きは、昔から。


そして、「完璧なプラン」のもと
出来上がったお弁当は、こちら。


もちろん、
「わあ!すごーーい♡」
と褒めました(^▽^)


冷凍食品さまさまですね。
包丁とまな板、フライパンと火は
一切使わない方向で。

曰く、冷凍唐揚げを
レンチンの後、グリルで焼いたところが
工夫のポイントだそうです。


いいです。上出来です!


こういう時、私は、
その昔、イギリスに行った時のことを
思い出すようにします。

イギリス人のランチボックスは、
パンにハムチーズをペロッと挟んだもの
(ハムチーズではない)、
クリスプス(ポテチ)の小袋
ポテチは野菜という認識)、
りんご(丸まま1個)、
薄めた(不味い)オレンジジュース
と相場が決まっていました。

彼ら、買ってきたフライドポテトを
レンジで温めるだけでも
「cook」という単語を使っていたし。


それを思えば、息子のお弁当は、
すごく立派にcookされた
ゴージャスなお弁当ではありませんか!


この調子で、高校生になっても
自分のお弁当を気軽に用意できる子に
なってくれたら最高!


これからは、使えそうな冷凍食品を
こまめにチェックしようと思います。


あと、今日は一応、
野菜多めの夕食にしようと思います(笑)
コメント (4)

勉強しない息子を合格させた先生の力量

2021-11-20 | 語学
英検話の続きです。

特に勉強などしない純ジャパなのに
息子が英検2級に合格できたのは、
ひとえにJ先生のおかげです。

J先生は、アメリカ人。
まだ大学生です。
(リモートで本国の大学に在籍している)
ここ2年半ほど、息子に週1で
英語のレッスンをしてくれています。

レッスンでは、
宿題でジャーナルやストーリーを書いてきて、
J先生にそれを発表し、
ネイティブチェックを入れてもらうのを
主軸としています。
時間が余れば、本を読んだりもします。
(キャプテンアンダーパンツとか・笑)


ここで、J先生のレッスンの様子を
少し書いてみたいと思います。

本人の意識的な努力無しに
息子の英語力を伸ばした
J先生の力量の一端をご紹介できれば…

レッスンを横で見ながら、
いつも感心するんですよね。
J先生、若いのにすごいな、って。


---


今回、一次試験に合格した
「ちょっとは勉強しようかな」
って気になったらしい息子(←順番が違う!)、
J先生のレッスンに
2級の問題用紙を持って行きました。


(J先生のレッスンでは
英検対策などお願いしていないので、
先生は受験したことも知らなかった)

(いつも事後報告・笑)


「受かったけど、知らない単語ばっかり~」
と息子が問題用紙をJ先生に見せると、
OK!じゃあこれ、やってみよう!と、
この味も素っ気も無い選択問題を教材にして、
楽しいレッスンを展開してくれました。


こんな問題の見直しなんて、
私だったら、たぶん、
知らない単語を辞書でサッと調べるだけだと思う。

でも、J先生のレッスンでは、
全く知らない単語も、
まず、「推測してみて」から始まるんです。


息子は往々にして
突拍子も無いことを言うんですが、
J先生は、それを必ず
一旦、受入れてくれます。

そこから出発して
少しずつヒントが与えられ、
徐々に正解に近付いていく。
イメージしやすいように
寸劇を交えたり。
(もしかして演劇経験者?ってくらい
さりげなく巧い表現を披露してくれる)

その過程が楽しいんです♪


例えば、「establish」という単語を
知らなかった息子。
「想像して、説明してみて(英語で)」と言われ、
うーーーんと悩んだ末、息子は
ガーリックシュリンプ!」とひねり出した。

J先生も私も、目が点ですよ。

でも、J先生は、そういう時でも、
Garlic shrimp??....ok, keep going.(※1)
と言うのです。
いつも、そんな感じです。


※【見習いたいポイント1】
明らかに違うこと言っているな、
と思っても、
きちんと最後まで相手の意見を聞く
これねー、私にはなかなかできません。
すぐに「違うよ」とか言ってしまう。


すると息子は、
“Establish” is a Spanish food like garlic shrimp!
と胸を張って答えました。

shrimp, Spanish, Espanol の音の響きから
連想したと思われる・笑)

(ガーリックシュリンプは
たぶんスペイン料理ではない…)

思わず目頭を押さえて笑いをこらえるJ先生。
笑いを堪えきれない私。

J先生は、
Nice try!(※2) ... but no.
と笑顔で返します。
誰それはガーリックシュリンプのレシピを
確立した(established)
だったら使えるかなー?(※3)
変な感じするけど…
とか言いながら。


※【見習いたいポイント2】
間違いを指摘するより先に褒める!
Nice try! や Interesting!が頻出単語です。


※【見習いたいポイント3】
総体としては間違っている発言の中から、
使える部分、つながりがある部分を拾い上げる。
正解だけをポンと教えられるより
頭に残ると思う。


息子は、「推測して」と言われると、
(前後の文脈が無い場合は)
なぜか食べ物関係に
持って行くことが多いです。

calculate(計算する)はキューカンバー・ドリンク、
occupied(使用中)は、
occuがキューカンバー・ピクルスで、
それを使ったパイだとか言ってましたね。

(キュ、と来ればキューカンバーなんでしょうね)

injury(傷害)は、
ウィダー・イン・ゼリーの仲間だと言ってたな。

(「in jelly」を英語っぽく発音すると似てる・笑)


そこを出発点にして
正解まで導くJ先生。
素晴らしい!


ホームスクーリングで育った方なのですが、
彼のお母様が
まさにそういう態度で子どもに接する
素晴らしい教育者なんです。

J先生の素晴らしさは、お母様の教育の賜ですね。

教育って、大事ね。


(・・・あ。どうしよう。←思わず我が身を振り返る)


こういう人に子どもを託せて
本当にラッキーだったと思います。


ああ、私も、学生時代、
こういう先生に学びたかった!
コメント (4)

英検2級、合格しました(中3)

2021-11-19 | 語学
1年ぶりに息子が英検を受けました。

今なら高校受験時の内申に間に合う。
使えたらラッキー♪
と思ったようです。

だからといって、
そのための勉強など
やりゃあしないのはお約束。
毎度のことです。
もう慣れました。(諦観)


息子の周りには、
中学で2級取ったよ~
という年上の子が何人かいるのですが、
その子達が
2級までは勉強しなくても受かるよ
と気楽に言うのを真に受けて、
息子も同じ気楽さで受験した感じです。

・・・みんな、実は、
両親のどちらかが非日本人で、
家庭内コミュニケーションに
英語も併用していたりするですけどね!

(※ 息子は純ジャパです)


試験当日、大問1(単語問題)を見た時に
「え…ほとんど分かんない!
もしかして、ヤバイ?」
と気付いたらしい。(遅い)


(結果を見ると、大問1の壊滅っぷりは、
準2の時よりヒドかった。
エンピツ転がしたとしても、4択なんだし、
もうちょっと当たっていいような…笑)


そんなんですからね、
1次試験が終わった段階で
「ま、順当に落ちるだろう」
というのが(本人含む)大方の予想でしたが、
意外なことに合格したんですよね。



内容的には、準2級の時と似たようなものでした。

得意なはずのスピーキングが低いのは、
問題文について
何か「とんでもない思い違い」をしたらしく、
そのせいなんだそうです。

まあ、そういうこともあるでしょう。
得意だからっていつも良いとは限らない、
慢心せずに注意を払って取り組むべし、
ということを学んでくれればいいな。

大学受験を睨んで準1を受けるのは
おそらく1年後か2年後でしょう。

次こそ少しは勉強するかしら…


---


一つ、とても嬉しいことが。

中3の秋なので、息子と同じように
駆け込み受験していた中3生が多かったのですが、
面接会場で
小学校卒業以来会っていなかった
同級生と会えたのです。

仲良かったんだけど、
家は遠いし、
子どもはお互い携帯とか持っていないし、
コロナだし、
連絡が途絶えていたんですよね。

久しぶりに会えて嬉しかったな~♪
身長伸びて、声も低くなって。
まぁぁ~♡成長したねー!と
母達はお互いにウキウキでした。


しかも、二人とも、同じ2級。
うれしさ倍増(^▽^)


話を聞くと、その子の勉強の仕方は、
ダブルの子や息子とは
全く違いました。


塾などには行っておらず、全て独学。
親はノータッチ。

自分で目標を定め、
過去問をチェックし、
表にして傾向を分析し、
対策を考え、
覚えるべき単語をまとめ、
試験日までに何周か繰り返すよう計画を立て、
自分で定めた一日のノルマを
きっちりとこなした
と言うのです。


・・・なんという意志の強さ!!

心底驚嘆してしまいましたよ。
本当に息子と同じ中学生?!

息子も、「すげーー!」の一言でした。


(家に帰って、「すごいよねー!」
と夫にこの話をすると、
「すごいね!…でも、
普通、そういう勉強をするでしょ」
と言われてしまった。
夫はあっち側の人間だったか。)


彼は彼で、
英検用の勉強など何一つしないまま
フワッと受かってしまう息子の
得体の知れない力
驚いているようでしたが…。


面接試験当日の様子も、
二人、全然違っていました。


その子は、
緊張から朝早く起きてしまい、
ずっと不安に苛まれながら
胃痛に苦しんでいたと言うのです。
終わった時にはぐったりした様子でした。

メラメラと燃えるような
意志の強さと共存する
この繊細さ…
思わず守ってあげたくなっちゃうねー♡


その日、息子も、わりと朝早く起きました。
全日本大学駅伝のために。
事前に出された選手情報を入念に読み込み、
PCでレースを観つつ、
タブレットでツイートをチェックし、
たまに発信もし、
スタートからゴールまで
目一杯楽しんでましたよ。ええ。

「もしかして、面接直前まで駅伝みてたの?
余裕だね!」
と言われましたが、
気分が余裕なだけです。(実力じゃない)
リラックスし過ぎ。

・・・この性格の違い。
あまりにも対象的で面白いかった(笑)


試験の後、
一緒に近くの美術館に行ったり、ご飯食べたり、
楽しく過ごしました。
対象的なのに、なぜか仲の良い二人。
彼も合格してたらいいな。
コメント