わたしと家族の日々

夫と息子(高3)と私の三人暮らし。
子育ても、いよいよ終盤です。

速読

2023-06-30 | 高2
先日のIQの話を息子にしたら、
涼しい顔をして
「僕のIQ?高いに決まってるでしょ。
お母さんより高いよ、絶対」
ですってー(苦笑) 


ちょっと前まで、
「お母さんには勝てる気がしない。
記憶力は勝つけど、論理性とか適わない。」
って言ってたのに。

息子にとっては
「ちゃんと勉強する」なんて、自分史上初めて。
ちょっと勉強したら
すんごいやった気分になり、
すんごい賢くなった気分になるんでしょうねー。

自分で自分をおだてて
勝手に木のてっぺんまで登るお調子者ですよ。彼は。


まあね、半分は当たってる。
実際、記憶力は負けます。
そこはお父さん似なんです。息子。


更にもう一つ、
勉強の分野において
絶対に息子に勝てないポイントがあります。

そのことに、最近気づきました。

それは速読
息子、文章を読むのが滅茶苦茶速いんです。


学校で英文を読む速さを測ったらしいのですが、
(数字忘れたけど)高校生の平均の
約2~2.5倍の速さで読めるらしいです。

当然ですが、
英語だけでなく、日本語も速い。
本を読み始めたら、
がんがんページをめくっていきます。
ほんとにちゃんと読んでる?
と疑ってしまうくらい。

だから、試験問題が長文になればなるほど
彼には有利なんですよねー。

文法や単語知識を問いがちな中堅~難関大学より、
長文読ませて
まとめさせたり
自分の意見を書かせるような
最難関大学の問題の方が得意という
妙なことになっています。


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速読に関して
別に何のトレーニングもしていないのですが、
自然と、気が付けば
皆より速かったらしいです。


なぜなんだろう?と考えて、
ハタと思いつきました。

動体視力の良さ+頭の中のせわしなさ=速読
ではないだろうか、と。

息子、小さい頃から
動体視力が異様に良かったのです。
(視力自体もよかった。小6まで2.0(笑)
今は落ちているみたいだけど…)

2,3歳頃から魚を見るのが好きで、
しょっちゅう海や水族館に行っていたので
鍛えられたのかもしれません。

幼稚園年長か小学校低学年頃のこと。
某大学院大学で
海中に仕掛けた定点観測カメラの映像を
見ていたのですが、
時折、魚が横切るんですね。
私には黒い影が高速で横切った
としか認識できないような
一瞬の出来事です。

息子はその都度
「今のは〇〇!」「あれは〇〇!」
と叫んでいたんです。
そばにいた研究者が驚愕していました。

「すごい。当たってる。なんでわかったの?」
「ひれが〇〇で、尾が〇〇だったし
体の横に〇色が見えたから」
「へー!よく見えたね!ほんでよく知ってるね!」

息子にはあの黒い影が
そんな風に見えるんだ!と
ほんと驚きました。

狩りに必要な能力だけが
ピンポイントで鍛えられた原始人的な…


加えて、先日も書いたように
彼の頭の中はやたらと忙しい。

「目の多動」と「頭の多動」がリンクして
速読につながったのかな?
と勝手に妄想しています(笑)

ほんとのところは分かりません。
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息子のデートは女子会になる

2023-05-12 | 高2
息子(高2)は、学校でも習い事でも
女子に囲まれた生活をしています。
クラスの男女比は9:1、
習い事では…わからないけど、49:1くらい?

そして見事に女子の中に溶け込んでいます。

息子は、お喋りな女の子と同じテンションで喋る男子なので(笑)

女の子達から仲間として受け入れられ、
良い感じに仲良しなのですが、
彼女はいない。

親に隠している
という可能性も考えたのですが、
いや、たぶん、
どう考えても、
絶対、
いないはず。


そんな息子にも、過去に1回だけ、一瞬、
彼女が出来たことがあるのですよ。
中学生の頃です。
女の子から告白されてOKしたという話でしたが、
何も進展しないまま
数週間で自然消滅。

内心ワクワクと見守っていたつもりの私としては、
完全に肩透かし。

なんで無くなるのよー!

「だってさ、告白してきたくせに
全然喋らないんだよ。
わけわからん」
とボヤいていました。

・・・控えめな大人しい女の子だったんでしょうね。

じゃあなんでOKしたの?と訊くと、
「よく知らない子だったんだけどさー、
可愛かったし、別に嫌じゃなかったから」。

なんだかなー
幼いよねー
という結末でした。


じゃあお喋りな女の子だったら良いかというと、
良いと言えば良いのですが、
恋に発展するかどうかは別問題のようで・・・。

実はこの春、帰省した時に、
なんと息子は女の子と約束を取り付け、
二人でお出かけしたのですよ!


冬にその子の学校が
研修旅行(?)で息子の学校に来て
交流会が設けられたのですが、
その時に
女の子が声をかけてくれ、
インスタでつながったのです。

それから毎日のように
インスタでお喋りして、
仲良くしていたらしいです。

そして春、
たまたま帰省先の隣の県が
女の子の地元だったもんだから、
そのあたりを息子が案内してもらうことに。


びっくりするくらい可愛い子なんだよー!
頭も良いし、話も合うし、
すっごい楽しみー!
と息子はウキウキ出かけました。


・・・これってもしかして、
息子の初デートじゃない?!

私も密かにウキウキ。

お昼過ぎに待ち合わせ、
帰ってきたのは9時前だったかな?

会うの二回目の女の子なのに、
けっこう長時間!

帰ってくると、開口一番、
「めっちゃ楽しかった!!
でも、すっごく喉乾いたし、お腹すいたー!
ほぼ飲まず食わずだったんだよ」

え?デートなのに、飲まず食わず?
なんでまた?
お金は持って行ってたよね?
と言うと、

「違うんだよ。
デートっていうか・・・女子会?
うん、女子会だった。」

はい?

「有名な寺とか行ったんだけどさ、
店にも入らず、お茶1本だけ買って
歩きながらずーーーーっと喋ってた。
話が弾んじゃってさー。
学校のこととか、受験のこととか、
寺のこととか(共通の趣味:御朱印集め)。
その子、僕とテンションが一緒っていうか。」

「部活もバリバリしてる子だから、
体力もあるんだよ。
だから、ずーっと歩いて、ずーっと喋ってた。
気が付いたら暗くなってて、
お腹すいたから帰ろうねーって
別れたの。」


ああ、分かる。
目に浮かぶようだわ。

そう、息子は、女子の話し相手に最適なのです。
何時間でも喋ることができる。

興味関心の守備範囲が広いから
相手に合わせることもできるし、
話題も尽きない。


そうかー、そうねー、そうなるかもねーー。


女子から好かれているという自負がある割に
恋愛事に発展しない理由は
この辺にあるんだろうな。

楽しそうだから良いんだけどさ。
本人が良いなら、良いんだけどさ(笑)



余談ですが、
息子に好みのタイプを聞くと、
「何?女子の理想?
外見ならザハロワ。」
と言い切りました。



・・・いや、そうなんだけど。
わかるけど。
求めていた答えとは違う。




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ヤル気スイッチ、入りました

2023-04-27 | 高2
2週間ほど前、突然、高2息子のヤル気スイッチが入りました。

これまで、親が何をどう言っても、
何をどう工夫してあげても、
負荷のかからない範囲で(だいたい1日0~20分程度)
気楽な勉強しかしなかった子が。

あまたのテストを全て「ノー勉
(一切勉強せずに何点取れるかな?ゲームをする)」で
済ませてきた子が。

急に自発的に勉強するようになったのです!!


亜熱帯に雪が降るぞ、こりゃ。


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息子が突如変わったのは、
昨年秋からお世話になっている
個人指導塾の先生のおかげなんです。

息子は文系教科は
勉強しなくてもそれなりに出来るのですが、
数学が致命的に苦手。
なのに、身近な先輩が卒業した
国立大(旧帝)(…!!!笑)
をダメ元で志望校にしていたんですね。

親は、内心、
「ま、順当に、無理でしょう(笑)」
と思っていました。
だって、勉強しないのに。

当の本人も、
自分の現状は一応分かっているので、
志望校は
限られた人に
小声で言っていました(笑)
しかも、
「結局私立になるんだろうな。
ま、いいよ。
私立も悪くないし!」
という太い逃げ道を用意し、
けっこう「それで良いか~」に傾いていました。


ところが、その塾の先生が、
突然こんなことを言い出したのです。

「どうせならT大目指したら?
勉強する内容は同じだし。
やれればいけると思うよ。」

そして試験までのスケジュールを
ババっと用意してくれたというのです。

びっくりです。

え?何かのネタですか?
そこ、笑って流すところですよね?
みたいな。

いやだって無理でしょ。
どう考えても。


本人にとっても、晴天の霹靂。
だって、考えたこともないのに
急にそんなこと言われて(笑)

急展開に頭が追い付かない状態で
目を白黒させながら
話を聞いたそうです。

そりゃそうだ。

でも、最初の衝撃を過ぎると、
乗せられて何だかその気になり、
「じゃあ目指してみようかなー♪」
と言ったらしく・・・(なんでやねん)(冷静になれ)


そして、俄然ヤル気になったというわけです。


呆れるほど単純。


そこで先生は
畳みかけるように
より詳しい具体的戦略スケジュールを作成し、
必要な問題集を一気に買い揃え
本人や親の承諾は後回し・笑)、
一気に「目指すぞ!」モードを作り上げてくれたのです。


しかも、
「ということで、これから受験勉強に集中するように!」
っていうんじゃなく、
今まで通り芸術的な活動を
生活のメインに据えることが前提になっています。
それでも「大丈夫。これで行けるよ」と。


先生が自分の芸術的活動を
「勉強の邪魔」と見るのではなく、
「誰にでも出来ることじゃない。
この年齢だからこそ
思い切りやったほうがいい
と尊重してくれ、
なおかつ学習能力にも太鼓判を押してくれたのが
息子としては
よほど嬉しかったのでしょう。

はっきり、パチッと、ヤル気スイッチを入れたのでした。


先生は、もしかしたら、
息子の潜在能力(←埋もれすぎ)を読んで
本気でT大を、と言ったわけではなく、
むしろ、息子の性格を読んで、
こう持って行けばヤル気が出ると
踏んだんじゃないかな。

先生、大当たりです。

ありがたい!

息子は、ほんと、習い事の先生に恵まれています。



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実際のところ、息子は忙しい。
この先も1年通して
次々と楽器やバレエのコンクールや発表会があり、
練習等々を考えると
無理じゃない?ってくらい
けっこうな過密スケジュールです。

しかし、とはいえ、
生活の様子を見ていると
あちらこちらに気の抜けた時間はあるのです。

息子は、基本的に自分に甘く、
「無理はしない」「人生楽しく」をモットーとする
お気楽な性格ですから、
そうでなきゃとっくに潰れていたことでしょう。

YouTube見たり、ゲームしたり、
インスタでダラダラ喋ったりする
隙間時間はちゃっかり確保。

というか、むしろ、
ダラダラ時間の確保が最優先事項
その隙間時間にアリバイ作りのような練習をし、
さらに余った時間で
仕方なくちょっぴり勉強してた
というのがより正確な表現だと思う。


なので、ダラダラ時間をちょっと我慢して、
それを勉強時間に充てると
思った以上の進度で
与えられた問題集がずんずん進んだらしく、
本人も驚いていました。

(今までどれだけの時間
ダラダラしていたのか
推して知るべし)


そして「僕、イケるような気がする!」とご満悦。

もちろん「ま、浪人しても良いしね♪」と
逃げ道もちゃんと用意しながら(笑)


まだ努力し始めてたった2週間ですけど、
いや違うんです、
2週間続いているなんて
本当に信じ難い大進歩なんですよ!
今までなら、あり得ないことだもの。

負荷をかけた努力を嫌い、
逃げ続けていた子が
ここに来て、ようやく(感涙)

たとえ目標まで到達できなかったとしても、
「努力する」という経験ができただけでも御の字です。
満足です!

ヤル気スイッチ、
また突然切れるかもしれないし、
目標が変わることだってあるだろうけど、
進歩の兆しは見えたということで、
チャチャ入れずに見守ることにします。

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結局、今のところ、
この本に書いてある通りの経過をたどってきたなぁと
改めてしみじみ思ったりして…

幼少時は
シュタイナー幼稚園だったので、
文字も教えず
テレビを見ることもなく
習い事もせず
毎日毎日
ひたすら自然の中で遊び倒す幸せな日々を過ごし、
小中学校では
好きな勉強を好きなようにしかしなかった。

(後者は、私の教育方針というより、
本人の「やりたくないものはやらない」という
強い意志に従うしかなかっただけなのですが)

この本には
「本格的な勉強は(高校受験を意識する)14歳からよい」
と書いてありましたが、
うちは、高校、学科試験無しの推薦で
スル~っと入っちゃったので、
「そろそろ勉強しようかな」と思うのが
16歳になっちゃったみたいです(笑)

思えば長い道のりだった。

終わってないけど。
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