てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

みんな本当は100%自分大好き説

2022-05-25 | 高1
コロナ隔離中、
しかしすっかり元気になった
ある日のこと。

その日の自分の髪型について
自画自賛する脳天気な息子が
同意を求めてきたので、

いつもと何が違うのか
さっぱり分からない

と正直に言うと、

「え?お母さん、本気で言ってるの?
そんなこといって、実は
心の中でキャー♡素敵ー♡って思ってるでしょ!」


・・・何を言っているのかしら、この子は。


なんていうか、
よくそんなに自分大好きでいられるよね。
感心するわ。

と、これまた正直な感想を述べましたら、
息子は

「えー。普通だよ。
僕の周りは、だいたいザッと見て
8割は自分大好きだね。」

音楽やってるヤツに関しては
100%自分最高ー!
って思ってるし。絶対。
あ、野球部も100%w」

と、驚きの自説を披露。


ていうか、自分なんて~って
思ってる中高生、
僕の周りにはいない。
一人もいない!


えーーー。
(自分がお花畑だから、
悩んでいる子の気持ちに
気付かないだけじゃ…)


でも、
日本の中高生は
自己肯定感低いってことが
ニュースになってたよ。
ほら、7割以上が自分に自信がないって。


「あー、それは嘘だね
アンケートだから、
カッコつけてるだけだよ。
本音は自分最高!ってば。
お母さん、そんなことも分からないの?
子どもに騙されてるよ。」


・・・・えーーーー。

でもだって、
お母さんは、ずっと
自分に自信無かったから、
ネガティブになる子の気持ち、
分かるけどな。


「(薄笑いを浮かべながら)嘘だ!


なんでよっ。嘘じゃありませんっ。



ついでに、ニュースには、
今の子は、SNSで他人と比べて
外見コンプレックス抱いたり、
キラキラな日常を送っていない自分を
卑下してしまう
と書かれていました。

でも、息子は首をかしげます。

「そんなことないと思うけどな。
だって、
自撮りキラキラストーリーあげるヤツなんて、
相当変なヤツだよ。
見るけどさ!笑えるから。
でも、そんなのと比べてコンプレックスとか
あり得んけど。」


・・・そうなんだ。

なんかよく分かんないけど、まあいいや。(どうでも)

幸せに生きていっておくれ。
コメント

相撲

2022-05-24 | 日記
私たち家族のコロナ隔離期間は、
ちょうど
大相撲夏場所とかぶっていました。

おかげで、
毎日、たっぷり、
最初から最後まで見ていました(息子が)。

横にいる私も、
顔の見分けがつく力士が
増えちゃいました。
慣れって怖い。


相撲とか、1㎜も興味無くて、
力士の見分けなんて
全然つかなかったんですけどね。

テレビに映っていたら
画面一杯の肉塊を見たくなくて
目を逸らしてしまう方だったんですけどね。

いまだに女性を「穢れ」扱いする「伝統」、
大嫌いだったりするんですけどね。


でもまあ、
照ノ富士勝って良かったな、くらいは
思うようになりました(笑)


そういえば、祖母の贔屓は
千代の富士でした。

働き者の祖母は
家の中でも常に動いていて、
TVの前に座るということが
あまり無かったのですが、
大相撲中継の時間になると
TVつけっぱなしで家事をして、
千代の富士の取組みになると
いそいそとTVの前に座り
「千代さん頑張れ」と応援していました。
その時の
祖母の丸い背中、
幸せそうな目尻が思い出されます。


母の贔屓は寺尾でした。
…要するにイケメン?


息子の贔屓は大勢いますが、
彼が持っている唯一の大相撲グッズ、
力士クリアファイルは
若隆景です。
楽譜を入れて持ち歩いています(笑)


---


相撲を見ながら、息子が言いました。

「相撲ばっかり見てたら、
ちょっと感覚ズレてくるよね。
みんな、10㎏、15㎏の単位で
体重が増えるんだよね。
だいたい、身長と体重、
どっちの数字か分かんないし。

バレエでは、女の子たちが
1㎏2㎏、太ったとか痩せたとか
すごい気にするわけ。
そんなの誤差だよ、気にすることないよ
って言ってあげたくなる。」


・・・言いたいことは分かるけど、
言わない方がいいよ。たぶん。
女の子にしたら、力士と比べられてもね
って思うはずよ(笑)
コメント

親子喧嘩と花。そして我が家にコロナがやってきた。

2022-05-23 | 高1
過日、母の日前夜、
息子と盛大な口喧嘩になりました。

理不尽な文句を言い
母を責める息子。

(探し物が見つからないのは
勝手に片付けたお母さんのせいだ。
人が通る場所に
荷物を散らかしたって
別にいいじゃん。
この家は僕の家でもあるんだから、
自分の荷物を置いて何が悪い。
・・・みたいな。)

(もちろん許しません)

(結局、探し物は見つかり、
息子が別の入れ物の中に
紛れさせていただけだった
と判明したのだけど。
それでも自分の非を認めない息子。)

(もちろん許しません)


もう知らん、勝手にしなさい!!

と決裂したまま寝たのですが、
翌朝起きると、先に起きた息子が
一輪の花を持って
ニッコリ立っていました。

「母の日だね♡
お母さん、ぼくを育ててくれてありがとう♡
本当は大好きよ♡

昨日はごめんね。
僕が全面的に悪かったって気付いたよ。
言い返してる時は
自分がすごく正しい気分だったけど、
一人になって冷静に考えてみたら、
お母さんは何も悪くないね♡
自分で気付くのは成長の証だね♡
今日は仲良くしようね♡」


・・・。

ああ、今日は日曜日。
どこか連れて行って欲しい店があるんだろうな。
そのためには、
決裂したままだとマズい、
謝っといた方が得だと
ソロバンはじいたんだろうな。



カーネーションは、
夫が買ってきました。

息子がくれたのは、右のアスター。
息子が種から育てたものなんだけど、
いいけど、1輪だけって(苦笑)


---


・・・ということがあった数日後、
息子がコロナにかかりました。
教室でのクラスターです。
半日遅れで私も発症。

息子も私も、
発熱、関節痛、倦怠感、喉の痛み、咳、下痢
といった症状を
最初の3,4日のうちに
次々と経験しました。

早ければ数時間で
症状がコロッと変わるのが
普通の風邪やインフルとは違うな
と思いました。
ニュースで目にする
「数時間で容体が急変し…」というのは、
なるほど、こういうことなのかと納得。
軽症で済んでラッキーでした。

夫は最後まで陰性でした。

このコロナ汚染ハウスで
一緒に生活しているのに。
さすがというか何というか・・・。


ということで、
家族でぴったりひっついて
過ごすしかない10日間でした。

あーー、しんど。
コメント

高校生になっても続く、コンクール前の攻防

2022-05-06 | 習い事
我が家は、息子が
GWに開催されるコンクールに
毎年出場するもんだから、
GWは動けない、と相場が決まっています。
(コロナで延期になったときは
コロナで外出できなかったし・笑)

今年もまた。
来年もきっと。

子どもが満足しているなら
いいんですけどね。親は。


さて、
私にとって、子どものコンクールとは、
変なテンションで態度が悪くなる息子との
戦いの歴史でもありました。

しかし、現在、息子は高1。
さすがにもう親の手を
煩わせるようなことはなかろう。
やっと「本番の一瞬だけ観て、気楽に応援する人」
になれるかな?(←夫は常にこのポジション)

・・・と思っていたのですが、
思いたかったのですが、
現実には、そうすんなりと
問屋が卸すわけがなかったのです。


「ぜんぶ自分で用意するから」
と言いながら、
直前まで放置する息子。

しびれを切らして
用意しなくていいの?
と言うと、
「ちゃんと全て把握してるから
いいんだよ。大丈夫だからっっ」
と言い返してくる。

そして出かける直前に荷物を用意し、
「あれ?××が無い…
教室に忘れてきたかも」
「お母さん、もう一回作ってよ。
いいから早くっ」

・・・・(怒)

だ・か・らっっ!

用意ってのは
せめて前日にやるべきなんだよ、
分かったか!!!!

と説教しながら
仕方なく新しく制作する羽目に。


私の小言をふてぶてしく聞き流し、
新しく作った物をピッと取る息子。
(もうちょっと感謝しろ)

「はい、もう忘れ物ない。ちゃんと確かめた。
と荷物をまとめ、
玄関に向かおうとする息子。
見ると、床の上に
参加票ハガキと印鑑が放置されている。
(これが無くては参加出来ない)


・・・はぁぁぁ~~。

疲れる。すごく疲れる。

そして、コンクールなんて
ものすごくどうでもよくなる。

こんな子、もう知らん。
どうでもいいから早く終われって感じ。


心からそう思うんですけど、
しかし始まってみると、
そして終わってみると
満足感でいっぱいになってしまうのです。

自分の子がどうこう
ってだけじゃないんです。

コンクールってのは
毎年出続ける子も多いから、
なんとなく馴染みができて
他の子の成長も楽しみになっちゃうのです。
子ども達の頑張る姿そのものに
感動するのです。
そして、感動で心が浄化されちゃうのですよ。

知り合いになったお母様方との
ちょっとした会話も
リフレッシュになるし。

開始前の我が子とのバカバカしい攻防など
どうでもよくなってしまうのです。


ああ、良かった良かった。
終わった終わった。
それだけです。



・・・ところが。

次は、数ヶ月後、
遠方での全国大会があるんです。
うちは、そういうものに参加するのは
初めてです。

参加するだけでも
良い思い出になるだろうな。
よかったね。

・・・とは思うのですが、
同時に、
参加にかかる経費…
参加費等基本的なものに加え、
ハイシーズンの旅費、すなわち
二人分の飛行機代、ホテル代(6泊!)
などを含めると、
私の給与など軽く数ヶ月分が飛ぶ金額に。

更に、事前準備、当日含め
私が考え、サポートすべき事柄が
いろいろあると予測され、
頭の中、軽くパニック。


甲子園やら何やら
TV中継される大きな大会を見ながら、
本人の遠征費に加え
家族の旅費もかかるよね、
大変だろうなー
と思ってはいたけれど。

身近にいる
全国大会に出場する子のお母さん方が
「本人はいいけど、親は大変…」
と苦笑するのを聞いてはいたけれど。

いざ我が身に降りかかると
その金額の大きさに戦慄が走る。


芸術、スポーツなどの分野で
コンクールだの遠征試合だの
全国大会だの
なんなら国際コンクールだの
頑張る子どもを持つ親御さん達の多くは、
きっとみんな
けっこうな無理をしながら
子をサポートしているんだろうな。


・・・おつかれさまです(涙)
コメント