逝ってしまいましたか

俳優、今井雅之さんがお亡くなりになりました。

藤岡弘ばりに熱い男が

か細い声、そして体で会見に現れた時には

もう末期も末期だったんだね。

ドラマやバラエティも出ていましたが

私の中では舞台人だったかな。

舞台THE　WINDS　OF　GODを観たのは何年前だろう。

Wikiで調べてみたら97年くらいだったみたい。

自分も舞台役者を目指してやっていたから

あれこれ観劇してた時代。

役者の熱さやパワーがビシビシ伝わってくる芝居だった記憶があります。

で、忘れもしない

客席の誰かの携帯がピリリリリって鳴っちゃってね。

ラストもラスト、長い間を取るシーンだったのにピリリリリって！！！

私もそういうの許せないけど

今井さんも「なんでだよ！」って思っただろうな。

そういうの大っ嫌いそうだし。

テレビで梅沢富美男が話してたけど

ほんっとに熱い男でこんなに芝居のことを考えてる男はいないって。

私はもちろん今井さんご本人の性格などはわかりませんが

THE　WINDS　OF　GODそのものがそのまま今井さんっぽい。

純粋に熱く突っ走る感じ。

同じ舞台を初演からここまでずっとやり続けるというのは

余程のエネルギーがないと続かないし

戦争に対してずっと訴えかけて行きたかったんだろうな。

追悼公演は合わせたかのように沖縄だし。

こういう人はもうこれからなかなか出てこないんじゃないかな。

５４歳。早いです。残念です。


お悔やみ申し上げます。

わかる

俳優　入江雅人が舞台での観客の咳に対して苦言。

なんのこっちゃ、と思って記事を読んだら

公演中にお客さんの咳が最初から最後までゲホゲホとしていて

それをなんとか飴をなめるとか極力がんばって止めて欲しい的なお願いをしたら

賛否両論になってしまったらしい。

私も舞台に立ってた側なのでわかるなあ。

変なくしゃみのお客さんがいて

吹き出しそうになった時があったｗ

ほんとに舞台好きな人なら

ライブの大切さってわかると思うんだよね。

お芝居って映画と違ってスピーカーで大音量なわけではないし

生声だし、ライブだし

間とか雰囲気とか日によって全然違うデリケートなものだから

二度と同じものはないし、

だからこそ面白いし

伝説の回があったりするんだよ。

見に行ったときに

私も咳が出そうになったときは飴を用意して行ってなめたり

なんとか音が出ないようにハンカチ強く抑えてがんばってた。

頭にくるのが

始まる前に散々アナウンスされてるにも関わらず

すんごい大事なところで携帯がピロピロ～とか

ほんとよくある。

お客さんがビニール袋をがさごそがさごそしていて

集中できなかったときもある。

お客さんって見てるだけな感じに思うとおもうんだけど

演じてるほうからすると

お客さんの温度ってすごく大切で

お客さんが集中してるときはとてもいい舞台ができたりする。

お客さんも同じ空間にいる演者の1人なんだよね。

なので、入江さんの言いたい事がわかる。

別にそういう客は見に来るなと言ってるわけじゃないのに

ストレートに受け取られると悲しいよね。

ステキな女優！

寺島しのぶさんは
本物の女優って感じがする。

最近は
顔が綺麗であれば
ちょっとイメージと違う役をやっただけで
すごいとか言われちゃう。

その点、寺島しのぶさんは
正直典型的美人ではなく
雰囲気美人だけど、、、、
演じる役柄によって
かわいく見えたり
美人に見えたりするからすごい。

結構大胆な役を演じるし。

さてさて
その寺島さん
キャパ２３０名ほどの劇場で
舞台に立つそうです。

いいなー
そういうの。

舞台は生き物。
同じ演技をやっているはずなのに
その瞬間が違うモノになったりする。
もちろんお客さんの反応も違うし。

そういうものを大切にしてるのかな？

小劇場になればなるほど
お客さんの反応ってダイレクトに伝わるしね。

賞取っちゃうくらいの女優さんが
とても身近に感じちゃう。

素敵だなーーーー。

第三舞台解散・・・残念

第三舞台はこれぞ演劇！って劇団でした。

ちょっと上の世代なので
私の好きな長野里美さんが演じてる姿は
ビデオで見てたんですけどね。

舞台を最後にみたのはリレイヤーⅢ。
そういえばしばらく公演やってなかったのかな？？
鴻上さんはペケポンとかで
見た気がするけど。

以前入ってた劇団で
第三舞台の「天使は瞳を閉じて」という台本をやりました。
テンコという人間になりたい天使の役。
あの台本は難しかったなぁ。。。
実際のテンコ役は私とは対照的に大柄な
「温泉へ行こう」に出演していた山下裕子さんが
演じてました。
懐かしいなあ。

そんな思い出のある劇団が解散というのは
残念でならない。。。

観劇続き

客演すると何人か友達ができるけど、
昨年末の公演で知り合った共演者とはほぼ全員とつながりが持てて
みんな仲良しな感じ。

で、その内の一人が先日公演だったので
誘って三人で観にいった。

タイトルがちょっと長くて思い出せない（失礼な話）ｗｗ
「トーキョーから行き先不明の穴に落ちて」だったと思うｗ

女優さんがナイスバディだった。（どこ見てんじゃーｗ）
ポールダンスがすごい女の子は実際にポールダンスをやっている人だった。
というのも、昨年の舞台でポールを使ったので
まったくポールダンスができなかった私からすると
一体何者じゃーと思ったわけで。

友達は飛び道具的なものから、お笑いの人とタイマン勝負をさせられたりと
結構目立つポジションでした。

舞台全体からすると、
ミーハー的な派手さが一見出てしまいそうに見えて
抑えるところは抑えてたので、バランスよかったかな。
ただ、シーンの切り替えが多く、暗転も多かったのでちょっと疲れた。
キスが多いのもちょっと気になった。
それまでの恋愛が見えないのでキスが無駄に見えてしまって残念。
小ネタが多かったのでストーリーがちょっとぼけてしまったのも残念。

終演後に友達と面会できたので話したけど
どうやら流行の声がかすれる風邪を引いてしまったらしく
「やばいっす、やばいっす」と仕切りに言って。
ブルガリ的なものと、ルービー的なものの差し入れがいいとの希望だったので
ブルガリアヨーグルトと、エビスビールを差し入れて帰ってきた。


舞台って、映画より確かに割高だけど、
役者を間近に見れるしライブ感がたまらない。
面白い舞台はたくさんあるので、舞台を見ない人もたまには観にいってほしいな。

『偏 路』 －劇団、本谷有希子ー

友達からの連絡で
知り合いが行けなくなったので、とチケットを譲り受けました。

初めて観ました。劇団、本谷有希子。

いやぁ、、
痛いとこついてきますね。
笑えるけど、暗い。暗い。暗い。

しかもまた
私の今までの人生を見られていたかのように
偶然にもいろんなことが自分と重なってしまって
ぐさぐさと刺さりました。

馬渕さんのカーテンコールの疲れ顔からいって
あの役は精神的に来ているのでは？と思いました。

だって、、、
普通にあの役を一日二公演やってたら
病みそうですよ。

障子をばすばすっと破くのは爽快ですけどねｗｗ
好みが分かれそうだけど、
重面白い作品でした。

好きなことでも疲れるの

今芝居の公演3週間前。
稽古もいよいよ衣装を着けての通し稽古が始まる。

でも、、、
なんだか問題が多すぎて疲れる。
役に集中したいのに。

どこでも問題が一つも起きないなんて事はないのだけれど、
今回参加してる企画のところはなんだか山積…。

ほぼ『責任感』『精神力』で自分を保っているようなもんです。

みんなで作る楽しさ、が今回の芝居には欠けてます。
自分が満足してないものに、お客様は満足しない。
あと3週間、どうにかしたい。

自分好きな事をやってるはずなのに、
最近とても疲れてる。
おかしいなぁ。

3週間で幕は上がってしまう。
ああ、すっきりしたい。

とりあえず、同じ志の役者がいるのが救い。
助け合って少しでも
「見に来てください」と言える芝居にしたい。

クラクラします

いやあ、またブログを止めてしまった。。。

そう、今稽古中でね、終電近く帰ってくると
どうしても布団が呼んでいて。

今回はとてもテンションが高い役で（ほぼ分裂症気味）
やりすぎるとクラっときます。

今日は台詞がまだ入っていない人のために
何度も何度も繰り返したのでクラクラしっぱなしです。

いやぁ、でも今回の稽古はなんだかつかみづらい。
ほとんど演出がつけた動きになるのが９５％くらい。
私はどちらかというと早いうちから固定されてしまうのが苦手で、
初めて組む役者さんとの息が合ってきてから
どんどん新しいのを作ってきたタイプなので、なんとも動きずらい。

というのも、なんでこの動きになるのかの納得が行かないと
気持ちが乗らないんですわ。
動きと気持ちがぎくしゃくしてる内はもちろんシーンの流れも
気持ち悪く感じてしまうし。

というわけで、ダメだし覚悟でちょこちょこ変えてますｗｗ
最後まで足掻かせて欲しいー。

さて、寝るかｗ

さて次は・・

公演も終わり、一息つく間もなく、
12月にお芝居をやる友達のお手伝いへ戻る。

公演中は連絡を取ってなかったので
1週間ぶりに連絡を取ると、
どうやらいっぱいいっぱいになってるっぽい状況ｗ

別に友達の劇団とは関係ないけど、
最近役者も変わってきてるなぁと思う話が。

まず、逃げる人に出会った。
また、友達もそういう人で痛い目にあったらしい。
急に来なくなってメールだけぽっときて「降ります」みたいな。
これって一番やっちゃいけない事。
役者の世界なんて狭いからさ、すーぐ広まっちゃうよ。
信用なくしたら終わり。

次に、遅刻するのに連絡を入れない。
私にとっては結構衝撃的だった。
だって、迷惑がかかるだろ？ね？

あと、劇団費持ち逃げ。
ありえない。。。

とまあそんな中で劇団の主催をしていくのは大変だろうなぁ。
もちろん、そんな役者ばかりじゃないけどね。
私よりしっかりしてる20歳もいたしｗ

一つのものを作ってくんだから
そんな事考えながら芝居はしたくないしねー。

で？なに書こうと思ってたんだっけかｗ？

ま、そんな役者はめったにいないことを願って、
12月の公演、いい役者さん達に出会えるといいなー。
役者が楽しんでる舞台はお客さんにも伝わるしね。

公演終了！

お蔭様をもちまして、
無事公演を終了致しました。

お暑い中、お越しいただきましたお客様、
本当にありがとうございました。

谷中という場所もあるのか、
ふらっと立ち寄ってくださったお客様もいらっしゃったようで
満席でお断りをする、といったもったいない事もありました。
見ていただきたかった。。
そしてほんとありがたいことです。

喫茶めめの方もとてもいい方達で
とてもいい雰囲気の一体感のあった公演でした。
めめの方と住人の方は粋で素敵です。憧れます。

畳でごろ寝したり、打ち水したり、と
おばあちゃんの家に遊びに行って夏休みを過ごした感じｗ
上演後、土間や小上がりでのお客様とのおしゃべりは
親戚の集まりのようで楽しかった。

役者にとっても適度なゆるさで演技できた空間でした。

無事終わってよかった！
ありがとうございましたぁ！！