成人の日ですが、この町での成人式は、きのうでしたか。今年は「国民読書年」、新聞に新春鼎談「活字文化と言葉の世界」の要約が載っていて、文部科学大臣の川端達夫さんは。
「文部科学省の調査では、学校における生徒・児童の暴力行為は残念ながら増加傾向にあります。この大きな要因に、いろいろな感情があった時、言葉で伝えきれず、もどかしくて、手が出てしまうということもあると認識しています」
いま、原田奈翁雄さんの『この国は道理も道徳も破壊しつくした』(清流出版)を読みはじめていますが、そのまえがきの部分には。
「人はなぜ自殺するのか?」「人はなぜ人を殺すのか?」「生きる意味がわからないからだ」「生きて求め、生きて悩み、生きて悲しみ、生きて愛する。ひとりひとりが生きて感じ、生きて考えるのは、もちろんことばによってなのだ」
そしてまた、「この国では、ことば、日本語が殺されているのだ」と、「ことばが滅茶苦茶にこわされ、はずかしめられ、もてあそばれている国で、道理も道徳も成り立つわけがない」とも。
原田さんは、径書房の創業者で元社長で、20年ほどまえに、わたしの『小屋に棲む』を本にしてくださったかた。いま、82歳でしょうか、お元気で。
「文部科学省の調査では、学校における生徒・児童の暴力行為は残念ながら増加傾向にあります。この大きな要因に、いろいろな感情があった時、言葉で伝えきれず、もどかしくて、手が出てしまうということもあると認識しています」
いま、原田奈翁雄さんの『この国は道理も道徳も破壊しつくした』(清流出版)を読みはじめていますが、そのまえがきの部分には。
「人はなぜ自殺するのか?」「人はなぜ人を殺すのか?」「生きる意味がわからないからだ」「生きて求め、生きて悩み、生きて悲しみ、生きて愛する。ひとりひとりが生きて感じ、生きて考えるのは、もちろんことばによってなのだ」
そしてまた、「この国では、ことば、日本語が殺されているのだ」と、「ことばが滅茶苦茶にこわされ、はずかしめられ、もてあそばれている国で、道理も道徳も成り立つわけがない」とも。
原田さんは、径書房の創業者で元社長で、20年ほどまえに、わたしの『小屋に棲む』を本にしてくださったかた。いま、82歳でしょうか、お元気で。