わたしには、競ったり争ったりすることが、あまり関心ないし、どうにも苦手で、なじめないのですが。この国の人たち、とりわけ若い人たち、小さい子どもたちは騒ぎたがるのか、熱狂というものか、勝った負けたと。だから、2020年のオリンピックを東京に招致と騒いでいるのか、意識調査ではスペインのマドリードだろうといわれていますのに。
それは7年先のこと、けれどもフクシマの原発事故は、10年どころか1万年たっても完全に収束できない、ともいわれています。いまも線量の高い汚染水が、土に地下水に太平洋に漏れている、そのことに世界中から厳しい目をむけられている、それでも五輪か、都知事よ、首相よ、マスコミよ。
それは、スポーツの祭典というものらしく、戦後、占領軍のアメリカは三つのSを持ち込んで、この国を治めこもうとしたともいわれています。その3Sは、スポーツと、スクリーンと、セックス。なるほど、セックスのほうは、こんなに涼しくなって秋ですが、ビキニ水着の娘さんがCMに。
あの戦後まもなくのころ、ある雑誌に「メディテーションの秋」とあって、それにもなるほどと納得したものです。瞑想とか黙想とかいうもの、「黙って考えにふけること」「深く静かに思いをめぐらすこと」で、メディテーションとは、いかがですか。