【観察日時】2006年 7月25,26日
【観察場所】北海道根室半島・色丹島近海
【観察メンバー】クラ
【観察種】
1コアホウドリ 13アカエリヒレアシシギ
2クロアシアホウドリ 14オオトウゾクカモメ
3フルマカモメ 15トウゾクカモメ
4ミナミオナガミズナギドリ 16クロトウゾクカモメ
5アカアシミズナギドリ 17オオセグロカモメ
6ハイイロミズナギドリ 18ウミネコ
7ハシボソミズナギドリ 19ウミガラス
8ハイイロウミツバメ 20ケイマフリ
9コシジロウミツバメ 21ウトウ
10ウミウ 22エトピリカ
11ヒメウ 23アマツバメ
12ハイイロヒレアシシギ 24ショウドウツバメ
◆2年連続で
ワイバード主催の
北方四島クルーズ(正確には「エトピリカを求めて~歯舞・色丹・択捉沖クルーズ」)に参加してきた。
去年と違うのは、今年は参加者ではなくツアーのお手伝いをするということだ。
~一日目~
根室港→根室海峡→歯舞諸島南側沖→色丹島南側沖→色丹島北東沖で停泊
というコース。
出港してしばらくはハイイロヒレアシシギやウトウがでる。
根室海峡を越え外洋に出ると、フルマカモメやコアホウドリ、クロアシアホウドリ、
ハイイロミズナギドリ、コシジロウミツバメ、少ないながらハイイロウミツバメなどが出る。
ただし、霧が濃かったため、遠くの鳥は拾いきれなかったのが残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/b9/a212301f76dc153b9b94540d5d32b2e9.jpg)
【コシジロウミツバメ(下面)】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/18/a2d10c8234b9ebca26c66145a8da0d2b.jpg)
【フルマカモメ暗色型】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/25/e02bb49e10589ac533a5eaa3ad5644b6.jpg)
【ハイイロミズナギドリと思われる】
ウミガラスとケイマフリはともに一回ずつ。
鳥ではないが、イシイルカとネズミイルカが数回ずつ確認できた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/1f/0d3050022694f1d82c6ba4183b9fc5df.jpg)
【イシイルカ】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/63/190c2926e52f6423452c374d2c259e2d.jpg)
【同上】
そんな中、お客さんが昼食をとりに船内へ入っていった頃、
翼下面が真っ白で大き目のミズナギドリが出た。
「コイツ、ミナミオナガだべ!?」
と思ったその時、反転し上面の鮮やかな青灰色とM字模様を確認。
「こんな時期にミナミオナガ??」
と思ったけど間違いない!!
その後も2回出て、計3回出たけど写真は撮れず・・・
そして夕方、メインディッシュのエトピリカが出た!!
船の周りを3回旋回し、遠くへ消えていった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/30/86fc93a00ae728f22d45a086753a0083.jpg)
【エトピリカ】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/6e/651cb3702e06f753b9d842a88ae047de.jpg)
【同上】
この日は同じパターンで数回エトピリカが出たものの、
浮かんでいる姿は確認できなかった。
17時になると霧もいっそう濃くなり、観察終了。
夕飯&反省会を終え、21時ごろ甲板に出ると、
船の周りにフルマカモメが集まり、
コシジロウミツバメの
「オッテケテットット」
という、独特な声も聞かれた。
~2日目~
夜中のうちに船は色丹島の南側まで移動して、3時半から観察スタート。
50羽以上のコアホウドリとクロアシアホウドリが
停泊中の船を取り囲んでいた。
この日は朝からハイイロミズナギドリの群れに当たった。
群れの中に珍しい系のミズナギドリを探したけど、発見できず・・・
コシジロウミツバメとフルマカモメは相変わらず多く、
フルマカモメ白色型も3回ほど出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/31/170d1408a72d466ab4f798a169436a54.jpg)
【フルマカモメ白色型】
ほかにはオオトウゾクカモメ、クロトウゾクカモメも確認。
太陽が顔を見せ、納沙布灯台が見え始めてきた頃には
群れの主体がハシボソミズナギドリに変わっていた。
相変わらず、クロアシアホウとコアホウは多く、
アカアシミズナギドリも何羽か入っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/9e/0998a505d3fe7bd888872db467e419db.jpg)
【クロアシアホウドリ】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/1e/0bbb4e8c1befa12999376475ba0e99da.jpg)
【コアホウドリ】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/37/d4e7cdd7ea745a98a2c7090d2ee5adda.jpg)
【アカアシミズナギドリ】
そして再びエトピリカが出現!!
今度は着水し、浮いている姿をじっくりと観察できた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/d0/9d71d5ed4bd3c236012850aa76fbe845.jpg)
【エトピリカ】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/a4/218fdbaab8fb0b74a600347e8c9fff68.jpg)
【同上】
その後も数回エトピリカは出現し、じっくり観察できた。
エトピリカを観察中には上空をトウゾクカモメが通過。
“スプーン”型の尾がよく見れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/8f/7864b101513f5c82d03da55b6dc380a4.jpg)
【トウゾクカモメ淡色型成鳥】
その他、この海域ではマンボウも出現した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/89/75f6ace9c6df93ca083827393965bff6.jpg)
【マンボウ】
1時過ぎに船は根室港に帰還。
“濃厚”で、よく日に焼けた一日半はあっという間に終わってしまった。