神奈川県人の北大生による万人のための鳥ページ

主に札幌周辺の鳥見情報です。
06年秋からはオレゴンと函館!

4月15日 砂崎など

2007-04-16 02:05:41 | FN
【観察日時】2007年 4月15日
【観察場所】砂崎など
【観察メンバー】クラ
【観察種】
オオハム、アカエリカイツブリ、ハシボソミズナギドリ、
シロチドリ、ホウロクシギ、チュウヒ、ハヤブサ、コミミズク、
カモメ類、ウミガラスsp.、ウトウ、ヒバリ、ベニマシコ、
ノビタキ、カワラヒワ

◆一斉海岸調査として砂崎に行ってきた。

海が荒れていたせいか、ハシボソミズナギドリがたくさんいた。
北西から南東へ流れていった。
その他の海鳥は視界が悪くあまり見つからなかったが、
色々といそうなな雰囲気だった。

砂崎灯台では真冬に見なかったコミミズクとチュウヒを確認。


【コミミズク】


【チュウヒ】
国内型の♂成鳥かな。

ある漁港にはなぜかホウロクシギが一羽いた。
カモメ類と一緒に休んでいたが、カラスに追いかけられて飛び去った。


【ホウロクシギ】

4月7,8日 函館~大間航路

2007-04-12 22:31:28 | FN
【観察日時】2007年 4月7,8日
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ、北方圏生物研究会メンバー
【観察種】
1オオハム
2シロエリオオハム
3ハジロカイツブリ
4オオミズナギドリ
5ハイイロミズナギドリ
6ウミウ
7ヒメウ
8ヒドリガモ
9マガモ
10トウゾクカモメ
11セグロカモメ
12オオセグロカモメ
13カモメ
14ウミネコ
15ハシブトウミガラス
16ウミスズメ
17コウミスズメ
18ウトウ

※カマイルカ、イシイルカ、キタオットセイ

◆4月分の航路調査。

3月下旬に行った調査とほとんど変化がなかった。


【オオハム】


【トウゾクカモメ】


【ハシブトウミガラス】


【カマイルカ】

ウミネコ

2007-04-10 16:38:37 | 鳥写真
【英名】Black-tailed Gull
【学名】Larus crassirostris

2005年シーズンは天売島で繁殖成功数がゼロで心配されたが、
2006年はどうやら繁殖は順調のようである。

北海道では極少数が越冬する。


【成鳥夏羽 2005.5.3 北海道天売島】byクラ


【成鳥夏羽 2007.4.8 函館~大間航路】byクラ
英名の通り、尾羽に黒帯がある。
日本産のカモメ類の成鳥で尾羽に明瞭に黒帯があるのは本種だけ。

ヒメウ

2007-04-10 16:37:05 | 鳥写真
【英名】Pelagic Cormorant
【学名】Phalacrocorax pelagicus


【冬羽 2006.12.3 函館~大間航路】byクラ
全身真っ黒。
飛翔時、ウミウに比べてかなり細く見える。


【夏羽 2007.4.8 函館~大間航路】byクラ
夏羽は腰の辺りに白斑が出る。
顔は赤くなり、チシマウガラスとの識別に注意が必要。
この個体のように嘴が白っぽく見える個体もいる。

ハシブトウミガラス

2007-04-10 16:29:52 | 鳥写真
【英名】Brunnich's Guillemot
【学名】Uria lomvia


2005年2月に発生した知床・油汚染鳥類漂着問題では
多数のハシブトウミガラスが被害にあった。


【冬羽 2005.12.29 北海道網走市網走港】byクラ


【冬羽 2005.12.27 北海道網走市鱒浦漁港】byクラ
左脇が油で汚染されている。


【冬羽 2007.1.13 函館~大間航路】byクラ


【同上】byクラ


【群れ】byクラ
群れで見られる事も多い。
実際に2006年4月に網走の能取岬で数万羽の群れを見た。


【冬羽(左)と夏羽(中央、右) 2007.3.28 函館~大間航路】byクラ


【冬羽(左)と夏羽(右) 2007.4.8 函館~大間航路】byクラ


【同上】byクラ


【同上】byクラ





トウゾクカモメ

2007-04-10 16:29:08 | 鳥写真
【英名】Pomarine Skua
【学名】Stercorarius pomarinus

成鳥夏羽のスプーン型の中央尾羽が特徴的。

トウゾクカモメ類の識別は大きさや翼の長さ・太さ、
飛び方が役に立つと思う。
色模様はバリエーションが非常に豊富なため、あまり当てにならないと思う。
中央尾羽も繁殖期以外は不完全である場合が多いので注意が必要。

数々の図鑑では“暗色型”と“淡色型”がいることになっているが、
実際は中間的な特徴を持つ個体も多い。
ちなみにオーストラリアの「Field Guide to Australian Birds」によると淡色型:暗色型の個体数の比は20:1だそうです。

ハシボソミズナギドリやハイイロミズナギドリの群れが通過する頃に、
北海道沖でも通過していく。
個人的(クラ)には陸地から見たことはないが、
しばしば陸地からも観察されるらしい。

北方四島クルーズや天売航路、函館~大間航路、函館~青森航路で確認。

どうやらこの仲間(トウゾクカモメ類)の羽衣(年齢や季節による差異)に関してはしっかりとまとめられていないようである。
大型カモメ類で成鳥羽になるのに4年かかるところからも、
トウゾクカモメ類も完全な成鳥(一枚目の写真のような個体)になるにはかなりの時間がかかるのではないかと思う。
しかもトウゾクカモメとクロトウゾクカモメには暗色型と淡色型があり、
この混乱に拍車をかけていると思う。

とりあえずこのサイトではなるべく多くの個体の写真を載せます。




【2006.7.26 北方四島クルーズ】byクラ
正に淡色型の成鳥夏羽。
中央尾羽も綺麗。
首輪もない。

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【同上】byクラ

上とは別個体。
中央尾羽は長い。
首輪は明瞭にある。
顔は黄色。
写真からは目立った横縞は見あたらない。
下尾筒付近が褐色。

淡色型のやや中間形よりの成鳥もしくは亜成長かな??

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【2007.3.28 函館~大間航路】byクラ
上に個体とは違い、顔に黄色味はなかった。
中間型の成鳥夏羽(生殖羽)といったところか。

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【2007.4.8 函館~大間航路】byクラ

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【2006.11.11 函館~大間航路】byクラ


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【2006.11.11 函館~大間航路】byクラ


【同上】byクラ
上と同一個体。
限りなく暗色型に近い個体だと思う。
腰(上尾筒)に横縞があるので若い個体だと思う。

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【2006.11.11 函館~大間航路】byクラ


【上と同一個体】
上から2枚目の成鳥?の一年目って感じかな??
淡色型のやや暗色型よりの若い個体??



ウミウ

2007-04-06 23:33:42 | 鳥写真
【英名】Japanese Cormorant
【学名】Phalacrocorax capillatus

類似種のカワウとは・・・
①嘴基部の裸出部は口角部で劣る
②成鳥は全体的に緑光沢がある
③飛翔時、尾が短く見える
といった点が異なるが難しい。


【幼鳥 2007.3.28 青森県大間町大間港】byクラ