神奈川県人の北大生による万人のための鳥ページ

主に札幌周辺の鳥見情報です。
06年秋からはオレゴンと函館!

ハイイロウミツバメ

2006-12-03 19:15:35 | 鳥写真
【英名】Fork-tailed Storm-petrel
【学名】Oceanodroma furcata

北日本の太平洋側でほぼ一年中見られるが、
日本での繁殖は確認されていない。

個人(クラ)的に北海道では、北方四島クルーズ(7月)、
オホーツク海(12月)、函館~大間航路(12月)に確認している。

灰色の体色をしたウミツバメ類は他にいないため識別は容易であるが、
その体色が海の色に溶け込んでしまうため、フェリー上から確認するのは難しい。


【2006.12.3 函館~大間航路】byクラ


【同上】byクラ

12月3日 函館~大間航路

2006-12-03 19:08:35 | FN
【観察日時】2006年 12月3日
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ、北方圏生物研究会
【観察種】
1オオハムsp
2フルマカモメ(1)
3アカアシミズナギドリ(1)
4ハイイロウミツバメ
5ウミウ
6ヒメウ
7スズガモ
8カワアイサ
9ウミアイサ
10ハヤブサ(♂J1)
11トウゾクカモメ(1)
12ユリカモメ
13セグロカモメ
14オオセグロカモメ
15シロカモメ
16カモメ
17ウミネコ
18ハシブトウミガラス(1)
19ウミスズメ
20ウトウ

◆最近は「暇な日=大間航路」みたいになっている函館~大間航路。
雪と海からのもや(海水温が気温に比べてはるかに高いために発生する)の
影響で視界が悪かった。
下のシロカモメの写真で視界の悪さが伝わるかと思います。


【シロカモメ】

しかも寒さも厳しく、帰りは風があったため非常に辛い鳥見になった。


全体の印象として、ミツユビカモメが激減した。
今までが南下の途中で個体数が多かったのか、
それともたまたま今回だけ少なかったのかは、次回以降の調査で明らかになるだろう。
まだウミガラス類などの冬鳥はほとんど飛来していないようで、
少数しか観察されなかった。

往路ではフルマカモメ、そして北へ向かって飛ぶハヤブサの♂幼鳥が観察された。


【ハヤブサ】

復路ではアカアシミズナギドリとトウゾクカモメが観察された。

また往復ともハイイロウミツバメが複数観察されたが、
体色が海の色に溶け込んでしまうせいか、かなりの見落としがあったと思われる。


【ハイイロウミツバメ】


【同上】

これからも寒くて辛い調査が続くと思われるが、
1時間半我慢するだけでこれだけいい鳥が見られるので、
今後も暇を見つけてちょくちょく調査する予定。



ハジロカイツブリ

2006-12-03 18:45:01 | 鳥写真
【英名】Black-necked Grede
【学名】Podiceps nigricollis

冬鳥として沿岸部や湖沼に飛来する。

北海道では主に旅鳥で、厳寒期に見ることは少ない。

ミミカイツブリとは違い群生が強く、
時に100羽以上の大きな群れになる。

ミミカイツブリとは頭頂部の形や顔の模様で区別する。


【夏羽の群れ 2005.3.20 茨城県波崎漁港】byクラ


【冬羽 2006.12.1 北海道北斗市七重浜】byクラ


【冬羽の群れ 2006.11.27 北海道函館市大森海岸】byクラ