神奈川県人の北大生による万人のための鳥ページ

主に札幌周辺の鳥見情報です。
06年秋からはオレゴンと函館!

12月9日 松前

2006-12-11 16:30:38 | FN
【観察日時】2006年 12月9日
【観察場所】北海道松前郡松前町、福島町
【観察メンバー】クラ、北方圏生物研究会メンバー
【観察種】
コクガン、オオハクチョウ、クロガモ、シノリガモ、ホオジロガモ、
ウミアイサ、カワアイサ、ノスリ、ユリカモメ、ホイグリン(系)カモメ、
セグロカモメ、モンゴルカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、
シロカモメ、カモメ、ウミネコなどなど

◆松前で発生した重油流出事故の調査のために
松前町の海岸を中心に見て回った。

油に関する詳しいことはコチラをご覧ください。

こちらのブログではその他の鳥について書きます。

全体的にオオセグロカモメ、ウミネコ、カモメがとても多かった。
シロカモメ、ワシカモメはとても少なかった。


モンゴルカモメの幼鳥~第一回冬羽と思うが・・・
肩羽が数枚、すでに換羽している。




3枚とも同じ個体。
どうでしょう??

コクガンは一箇所で1羽、もう一箇所で25羽を確認した。
これからもっと増えてくると思う。



尾札部~川汲~臼尻

2006-12-08 22:13:54 | FN
【観察日時】2006年 12月8日
【観察場所】尾札部~川汲~臼尻
【観察メンバー】クラ、北方圏生物研究会
【観察種】
カモメ類、オジロワシ

◆午前中で授業が終わったので、急遽カモメを見に恵山方面へ。

前回2回はとてもいいポイントだった尾札部町の八木川河口は、
中州が流されてしまったせいか、カモメは皆無・・・
いいポイントだっただけに残念。

次の川汲漁港はまぁまぁだった。


【川汲漁港】


【セグロ?オオセグロ?】


【同上】


【セグロ2nd】


【同上】

この他、全体的にワシカモメ増え、セグロやウミネコが減った。

最後に臼尻漁港へ。


背中はワシと同じが薄めで虹彩は淡色。
体もがっしりしていたので、ウスセグロかなぁって思ったが・・・
【追記】
どうやらセグロのようです。
ウスセグロはユリカモメ並みに背中が薄いみたいです。





毎度毎度のことだが、相変わらずカモメは難しい・・・



12月3日 函館~大間航路

2006-12-03 19:08:35 | FN
【観察日時】2006年 12月3日
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ、北方圏生物研究会
【観察種】
1オオハムsp
2フルマカモメ(1)
3アカアシミズナギドリ(1)
4ハイイロウミツバメ
5ウミウ
6ヒメウ
7スズガモ
8カワアイサ
9ウミアイサ
10ハヤブサ(♂J1)
11トウゾクカモメ(1)
12ユリカモメ
13セグロカモメ
14オオセグロカモメ
15シロカモメ
16カモメ
17ウミネコ
18ハシブトウミガラス(1)
19ウミスズメ
20ウトウ

◆最近は「暇な日=大間航路」みたいになっている函館~大間航路。
雪と海からのもや(海水温が気温に比べてはるかに高いために発生する)の
影響で視界が悪かった。
下のシロカモメの写真で視界の悪さが伝わるかと思います。


【シロカモメ】

しかも寒さも厳しく、帰りは風があったため非常に辛い鳥見になった。


全体の印象として、ミツユビカモメが激減した。
今までが南下の途中で個体数が多かったのか、
それともたまたま今回だけ少なかったのかは、次回以降の調査で明らかになるだろう。
まだウミガラス類などの冬鳥はほとんど飛来していないようで、
少数しか観察されなかった。

往路ではフルマカモメ、そして北へ向かって飛ぶハヤブサの♂幼鳥が観察された。


【ハヤブサ】

復路ではアカアシミズナギドリとトウゾクカモメが観察された。

また往復ともハイイロウミツバメが複数観察されたが、
体色が海の色に溶け込んでしまうせいか、かなりの見落としがあったと思われる。


【ハイイロウミツバメ】


【同上】

これからも寒くて辛い調査が続くと思われるが、
1時間半我慢するだけでこれだけいい鳥が見られるので、
今後も暇を見つけてちょくちょく調査する予定。



11月26日 勇払原野&鵡川

2006-11-27 23:32:10 | FN
【観察日時】2006年 11月26日
【観察場所】北海道勇払原野、鵡川河口
【観察メンバー】クラ、北方圏生物研究会
【観察種】
ダイサギ、ヒシクイ、マガン、オオハクチョウ、
アメリカヒドリ、オカヨシガモ、オジロワシ、オオワシ、
ノスリ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、チュウヒ、コアオアシシギ、
ジョウビタキ、オオジュリン、カササギetc

◆トビの渡り調査一日目。
まずは去年実績のあった勇払原野から。

期待に反してトビは思った方向に飛んでくれず・・・
主に原野上空で旋回上昇し、北西に抜ける個体が多かったが、
中には真東や真南へ行く個体も。
地付きか渡りかの判断が困難だった。
出現場所は原野から飛び出すものが多かったが、中には東の方向から高空で進入してくる個体も多かった。
また勇払原野にはトビのねぐらもあると思われ、なかなか難しい調査になりそうな気がした。
だいたい飛翔高度は150~250mくらいかな。
ここではノスリとオジロワシが一緒に渡って行った。

他にはハイイロチュウヒや北海道では少ないジョウビタキ、勇払名物カササギが見られた。


【ジョウビタキ♂】


【カササギ】

勇払は諦め、他にいい調査地点がないかと厚真川河口~勇払原野内~鵡川河口とまわった。

去年は厚真川河口でも渡りは確認できたが今年は確認されず・・・
原野内では高度250~300m近い高空を通過するトビとオジロワシが観察された。
またハイイロチュウヒも旋回上昇しながら西の方へ飛んで行った。
この日はハイイロチュウヒが多く、すくなくとも3個体(全て♀タイプ)が観察された。
またノスリも多く、十羽近く観察された。


【ハイイロチュウヒ】


【ノスリ幼鳥】

鵡川河口でもトビの渡りは観察された。
数もそこそこ。
オオワシが混ざっていた。

他の鳥はコアオアシシギやマガン、アメリカヒドリが観察された。



今回は一応調査の下見と言う感じになったが、
予想以上に状況は悪く、下手すれば今シーズンは全て下調査に費やされる可能性もある。
しかし、今まで飛びの大規模な渡りに着目した例はなく、この時期(11月後半から12月前半)の猛禽類の渡りは着目されていないため、今後調査は進めていく方針。

来週もやります。

11月27日 函館大森海岸

2006-11-27 14:33:46 | FN
【観察日時】2006年 11月27日
【観察場所】北海道函館市大森海岸
【観察メンバー】クラ、北方圏生物研究会
【観察種】
1ハジロカイツブリ(約20)
2ミミカイツブリ(1)
3ウミウ(1)
4カルガモ(4)
5ホオジロガモ(1)
6セグロカモメ(65)
7オオセグロカモメ(39)
8ウミネコ(10)
9カモメ(3)

番外ホイグリン系(1)

※()内は個体数です。

◆ビーチセンサス二回目。
鳥の死体発見はありませんでした。
油関係もなし。

それと漂着ゴミが固まっていたので散歩中の近隣の方に聞くと、
ボランティアでゴミ回収をしているとのこと。

カモメの方は前回とほぼ変わらず、相変わらずセグロが多かった。


【セグロカモメ Adult-winter】
頭の褐色斑がやたらと多い。


【セグロカモメ 2nd-winter】

前回と同一個体と考えられるホイグリン系も見られた。

【ホイグリン系カモメ】

カモメ以外の鳥達は沖での観察です。


11月23日 函館~大間航路

2006-11-24 22:37:49 | FN
【観察日時】2006年 11月23日
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ、北方圏生物研究会
【観察種】
1アビ(2)
2シロエリオオハム(1)
3アカエリカイツブリ(1)
3ハイイロミズナギドリ(1)
4ウミウ(7)
5ヒメウ(4)
6スズガモ(20)
7ウミアイサ(5)
8アカエリヒレアシシギ(1)
9クロトウゾクカモメ(3)
10セグロカモメ(2)
11オオセグロカモメ(80)
12カモメ(224)
13ウミネコ(602)
14ミツユビカモメ(871)
15ウミスズメ(12)
16ウトウ(43)

番外・・・アビsp(2)、トウゾクカモメsp(1)、ウsp(1)

カマイルカ(2)、オットセイ(1)



◆前日が大荒れの天気だったので、急遽乗ってきた。

予想に反して鳥の数は格段に減った。
特にウトウ、ウミスズメは減った印象がある。


【ウミスズメ】
ダイブの瞬間。

なぜかハイイロミズナギとアカエリヒレアシが一羽ずつ出た。

相変わらずトウゾクカモメ類はパラパラと出るようだ。


【クロトウゾクカモメ】


11月15日 函館大森海岸

2006-11-20 01:57:10 | FN
【観察日時】2006年 11月15日
【観察場所】北海道函館市大森町大森海岸
【観察メンバー】クラ、北水北方圏野生生物研究会メンバー
【観察種】
1セグロカモメ(約50)
2オオセグロカモメ(約30)
3ホイグリン(系)カモメ(A1)
4モンゴルカモメ?(1st1)←モンゴルカモメorセグロカモメ(2ndW)に修正
5ウミネコ(約20)
6ヒメウ

◆「津軽海峡海鳥調査」と平行して始めたビーチセンサス。
目的は普段どのくらい鳥の死体が打ちあがっているかを調べるというもの。
まずは下見で函館市街地から程近い大森海岸を歩いてみた。

海岸に着くなり白っぽいカモメを発見。


【モンゴルカモメ?】


【同上】


【同上】

コイツはキターー!!って思ったけど、モンゴルの観察経験が乏しいのもあるので一応?付き。詳しい方に意見を聞いています。
自分的には尾羽の黒帯、全体の白っぽさに対する初列の黒さのコントラスト、三列風切の白っぽさなどかなりいい感じとは思う。
以下追記(11/17)
やはりこの個体は第二回冬羽のようです。
そして典型的なモンゴルカモメはもっと綺麗に胸が白く、
胸の褐色斑は少ないながらあっても、もっと明瞭なようです。
どちらにしろこの個体は大変微妙な個体であるようです。
難しい・・・


歩き始めるとセグロが異様に多いことに気付いた。


【セグロカモメ成長冬羽】


【同上】
虹彩が淡色なんで、もしかしてスミスかって思ったけど、
背中はそんなに薄くなかったが果たして・・・


【セグロカモメ2ndW】

中にはホイグリン系の成鳥が混じっていた。


【ホイグリン(系)カモメ】

まだ初列が旧羽です。換羽が遅いホイグリン系の特徴が出てます。


っとまぁ予想通り、本来の目的からはかなりそれてしまったけど、
一応死体はありませんでした。
その他油関係の漂着もありませんでした。
やっぱり平和にカモメが群れてる平和な海岸が一番です。


11月18日 遊楽部川~砂崎~尾札部

2006-11-19 15:36:19 | FN
【観察日時】2006年11月18日
【観察場所】北海道八雲町遊楽部川、森町砂崎、函館市尾札部八木川河口
【観察メンバー】クラ、むし君☆彡
【観察種】
アビ、オオハム、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、
アカエリカイツブリ、ミミカイツブリ、オオハクチョウ、
クロガモ、ビロードキンクロ、シノリガモ、コオリガモ、
ホオジロガモ、ミコアイサ、オジロワシ、オオタカ、ムナグロ、
カモメ類沢山(後述)、ハシブトウミガラス、ウトウ、ウミスズメなどなど

◆冬の道南の有名な探鳥地を偵察してきた。
まずは遊楽部川河口。
ユキホオジロとかを期待したけど、全然いなかった・・・
コオリガモ♂が2羽とオオタカが印象的だった。


【オオタカ成鳥】

続いて砂崎。
当然シロハヤブサはいなかった。
またしても、諌めにハヤブサが出た。
なぜかムナグロが一羽いた。群れからはぐれたのだろうか。
心なしか元気が無いように見えた。


【ムナグロ幼鳥】

海にはカイツブリ類、ビロキン、アビ類、ウミスズメ、ウトウ、
ハシブトウミガラスなどがいた。
なかなかいいポイントだったので今後に期待!!
そういえばカマイルカもいた。

最後に先月カモメが沢山いた尾札部に向かった。
案の定カモメは沢山いて、その数は先月をはるかに上回り全部で1000羽くらいいた。
今回注目したのは以下の3個体。


【右の個体。アメリカセグロ(スミス)かと思ったが・・・】


【上と同一個体】
尾羽の黒帯はかなり太かった。


【セグロ2ndかな??】


【上と同一個体。左から二番目の飛んでるやつ】
最初は白っぽいからモンゴルの可能性を疑ったが、尾羽の黒帯は太いような気がした。
それと首周りの斑点が微妙な感じがした。
この日見たセグロ2ndの中では圧倒的に白っぽかったが・・・
胸の斑点はよく見えなかった。


【モンゴル幼羽??】


【同一個体】
尾羽の黒帯で気付いた。
確かモンゴルの幼羽はこんな感じだった気がする・・・


最後に一つ気になることが・・・


このオオセグロカモメの幼鳥、胸から下腹のかけて油で汚染されている気が・・・
このような個体は注意深く探したが、この一羽だけだった。
今後の動向が非常に気なるところだ。





11月17日 函館~大間航路

2006-11-19 11:32:59 | FN
【観察日時】2006年 11月17日
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ、北大水産北方圏生物研究会メンバー
【観察種】
1アビ(1)
2オオハム(1)
3ウミウ(9)
4ヒメウ(5)
5マガモ(2)
6オオトウゾクカモメ(1)
7トウゾクカモメ(1)
8クロトウゾクカモメ(1)
9ユリカモメ(5)
10セグロカモメ(5)
11オオセグロカモメ(38)
12カモメ(22)
13ウミネコ(193)
14ミツユビカモメ(676)
15ウミスズメ(134)
16ウトウ(80)
 ~番外~
●アビsp(11)・・・アビorオオハムorシロエリオオハム
●オオハムsp(5)・・・オオハムorシロエリオオハム

※()内は往復の延べ個体数です。

◆先週の日曜日(11月12日)に船が欠航したため、
その振り替えで調査を行った。

先週と同様に出向直後からミツユビカモメは出た。

【ミツユビカモメ成鳥冬羽】

先週と変わったところと言えば、カモメが増え、ユリカモメが観察された事だ。

その後はウミスズメやウトウ、少ないながらアビ類が観察された。


【ウミスズメ】


【ウトウ】


【オオハムsp】

遠いし強風でブレブレのため、最悪な写真になってしまった・・・
まぁでも雰囲気はでてるかな。

相変わらずどの海域でもミツユビカモメはめちゃくちゃ多かった。
一度、クロトウゾクカモメが観察されたが、遠くて撮影できず残念・・・
中間型って感じだった。

復路も似たような感じ。
一度ずつオオトウゾクカモメとトウゾクカモメが観察されたが、
これまた撮影できなかった・・・

どうやらトウゾクカモメ類はこの時期も入るようである。
ミツユビカモメが群れで入っているからであろうか。




10月21日 大沼~砂崎~恵山

2006-11-12 21:35:01 | FN
【観察日時】2006年10月21日
【観察場所】大沼、砂崎、国道278号線沿いの海岸
【観察メンバー】クラ、虫君☆彡
【観察種】
オオタカ、ハヤブサ、ホイグリン(系)カモメなどなど

◆まずは紅葉狩りを兼ねて大沼へ。


ここではなんとかゲンゴロウがいたようで虫君☆彡発狂。

大沼を後にし、シロハヤブサで有名な砂崎へ。
途中カモメの群れを見つけ観察する。

【ワシカモメ成鳥冬羽】

砂崎でも結局ゲンゴロウ採集を行う。
その最中にハヤブサが飛んで、一瞬ヒヤッとした。

あとがひたすら海岸線を南下しカモメ観察になった。
途中海岸で昼食を取っていると、沖のほうから茶色い鳥がパタパタと飛んできた。
その鳥はぐんぐん近づいてきて正体がオオタカだと判明した。

【オオタカ幼鳥】
どうやら対岸のタカの渡りで有名な室蘭の測量山あたりから、海を越えて飛んできたようである。
必死に海を越えてきた姿を見て感動した。

その後、“尾札部”という集落の川の河口に大きなカモメの群れを発見した。
その中にセグロカモメ5羽とホイグリン系1stが一羽入っていた。

【ホイグリン(系)カモメ】

【同上】

比較用にこの日撮ったオオセグロを貼ります。

ホイ系1stを見たのは初めてだったのでちょっと感動。
肩羽や雨覆の模様が印象的だった。