神奈川県人の北大生による万人のための鳥ページ

主に札幌周辺の鳥見情報です。
06年秋からはオレゴンと函館!

11月11日 函館~大間航路

2006-11-11 19:39:36 | FN
【観察日時】2006年 11月11日
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ
【観察種】
1コアホウドリ(10)        11オオトウゾクカモメ(1)
2オオミズナギドリ(58)     12トウゾクカモメ(7)
3ミナミオナガミズナギドリ(35) 13クロトウゾクカモメ(2)
4アカアシミズナギドリ(1)    14セグロカモメ(9)
5ハイイロミズナギドリ(307)   15オオセグロカモメ(30)
6ハシボソミズナギドリ(57)   16ウミネコ(165)
7ウミウ(6)             17ミツユビカモメ(485)
8ヒメウ(2)             18ウミスズメ(71)
9マガモ(25)           19ウトウ(89)
10スズガモ(3)
※()内は往復の延べ個体数です。

◆毎月恒例の航路調査。
佐呂間町や奥尻島に竜巻をもたらした寒冷前線と低気圧の余波で
海はかなり荒れていた。


 ~往路~
出向直後から、先月は全くいなかったミツユビカモメがビュンビュン飛ぶ。


【ミツユビカモメ成鳥冬羽】

その数はどんどん増え、数え切れないほどの群れになった。
その中にクロトウゾクが一羽いた。

ミツユビの群れが落ち着くとウミスズメとウトウが群れで出始めた。

必死でその数を数えていると、ふと手前を飛ぶミズナギドリが目に入った。
双眼鏡を覗いて発狂した。
「ミナミオナガだぁ~」
そして、カメラに塩がかぶるのをお構いなしでシャッターを切った。


【ミナミオナガミズナギドリ上面】


【ミナミオナガミズナギドリ下面】

ミナミオナガはその後、20羽の群れをはじめ数回出た。
津軽海峡での記録はおそらく無いと思う。
貴重な記録だ。

大間に近づくとハイイロミズナギドリの群れに当たった。


【ハイイロミズナギドリだと思う】

トウゾクカモメ類の群れにもあたり、
トウゾク5、クロトウゾク1、オオトウゾク1が入っていた。


【トウゾクカモメ】


【同上】


 ~復路~
すぐにミナミオナガが一羽出たが、
往路で見られたハイイロミズナギの群れはいなくなった。
変わりに単発的だが、コアホウドリがパラパラと出た。


【コアホウドリ】

その後、函館山がくっきり見え始めてきたところで、
ハイイロミズナギとハシボソミズナギ、ミツユビカモメを中心とした群れにあたった。
ここにもミナミオナガが少なくとも5羽いた。
他にもアカアシミズナギやトウゾクカモメも少数入っていた。


【トウゾクカモメ】



津軽海峡は閉鎖的な海であるため、普段は外洋性の海鳥が少ないが、
今回のように海が荒れると外洋性の海鳥が入るようだ。
ミナミオナガの記録はとても貴重だと思うので、
しかるべき機関への報告を考えている。

ってことで凄い出会いだったのでもう一枚載せます。


【ミナミオナガミズナギドリ】


10月14,15日 函館~大間航路

2006-11-10 16:39:46 | FN
【観察日時】2006年 10月14,15日
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ
【観察場所】
1オオミズナギドリ
2ハイイロミズナギドリ(1羽)
3ウミウ
4ガンsp(100羽)
5オオハクチョウ
6マガモ(大間港内)
7セグロカモメ(大間港内)
8オオセグロカモメ
9シロカモメ(函館港内)
10ウミネコ
11ヒバリ
12ビンズイ
13タヒバリ(函館港内)
14ノゴマ(大間港内)

◆今月から始めた月に一度の航路センサス。

先週の台風直後に青森~函館に乗った時は、
トウゾクカモメ類が結構いたので淡い期待をしていたが、
時期が時期だけに微妙な結果になったが、
海鳥以外は以外と面白く、函館~大間の渡りルートの存在があるように思えた。


【多分オオハクチョウ】


【津軽海峡を飛ぶガンの群れ】


【イソヒヨドリ】


【オオミズナギドリ】
このオオナギは換羽中のようで風切が抜けてました。
こんな個体は二日を通してこの個体だけでした。


オマケ・・・・


【F16】
マジかっこよかった・・・

9月30日 白神岬

2006-11-10 16:34:12 | FN
【観察日時】2006年 9月30日
【観察場所】北海道松前郡松前町白神岬他
【観察メンバー】クラ、虫君☆、いく
【観察種】
1ミサゴ
2ハチクマ(10羽)
3トビ
4オオタカ
5ツミ
6ハイタカ
7ノスリ
8ハヤブサ
9チゴハヤブサ
などなど

某所でオオルリボシヤンマ、タカネトンボ、マユタテアカネなどを確認。

◆函館に引っ越してきてから始めての本格的な鳥見。
場所は渡りのスポットとして有名な白神岬。

猛禽は非常に高いところを飛ぶものが多く、
特にハイタカ属の識別は困難だったが、あとで撮った写真を見ると一応3種ともいたようである。


【ハイタカだと思う・・・】


【ツミだと思う・・・】


【オオタカかな】

ハチクマも遠かったが、確認できた個体は全て幼鳥であった。


【ハチクマ幼鳥】

ハヤブサは地付きのペアが飛び回っていた。


【ハヤブサ成鳥】

他にはノスリやチゴハヤブサが飛んでいた。


【チゴハヤブサ】

写真の腕はまだまだですな・・・


適当に行ってみた某所では虫君発狂のゲンゴロウ池を発見。
トンボもなかなか面白く、タカネトンボのとまりを初めて観察できた。



他にも個人的にマユタテアカネは初めて見た。



ここでもハチクマ幼鳥1羽とツミを観察した。

9月21日 青森~函館航路

2006-10-18 16:33:54 | FN
【観察日時】2006年 9月21日
【観察場所】青森~函館航路(青函フェリー)
【観察メンバー】クラ
【観察種】
1オオミズナギドリ(50+)
2ウミウ
3アカエリヒレアシシギ(約5)
4オオセグロカモメ
5ウミネコ

◆3時間40分くらいの航海。

陸奥湾内はいたって何もいなかった。

津軽海峡にでるとオオミズナギドリとアカエリヒレエアシシギが出た。

非常に寂しい成果だった・・・

9月17日 四季の森公園

2006-09-18 12:04:45 | FN
【観察日時】2006年 9月17日
【観察場所】神奈川県横浜市緑区四季の森公園
【観察メンバー】クラ
【観察種】
 ~~鳥~~
1オオタカ?
2センダイムシクイ
3ゴイサギ
4コゲラ

 ~~蝶~~
1モンキアゲハ
2アゲハ
3モンシロチョウ
4モンキチョウ
5キチョウ
6ウラギンシジミ
7ヤマトシジミ
8ナガサキアゲハ
9ルリタテハ
10サトキマダラヒカゲ
11クロヒカゲ
12クロコノマチョウ
13イチモンジセセリ
14ダイミョウセセリ
15チャバネセセリ

 ~~トンボ~~
1オオアオイトトンボ
2オニヤンマ
3シオカラトンボ
4ナツアカネ
5アキアカネ
6ノシメトンボ
7ウスバキトンボ

※例によってかなりアバウトなリストになってます。

◆里山巡り第二段!!ということで行ってきた。

葦原のある湿地や田んぼ、ため池がありいい感じだったが時期のせいか
あまりトンボは見られなかった。
相変わらずアカネ系を中心に識別が出来ない・・・

【ナツアカネ♀だと思うが・・・】
ナツアカネにしては赤味が無い気もする。
ナツアカネとアキアカネは体形も違うようなので、
次回は注意してみようと思う。

【ノシメトンボ成熟♂かな??】
胸の模様は確認できず・・・
大きさ的にコノシメじゃなさそう。

横浜に来て初イトトンボ。

【オオアオイトトンボだと思う】
林内の暗いところにいました。


しまいにはツミ♀だあと思っていたやつが、
家で画像を見返すとオオタカっぽいし・・・
小さく見えたんだけどなぁ・・・

【オオタカかな??】
見れば見るほどオオタカな気がする・・・
初列の突出は左6枚で右が5枚。
右のP8あたりが欠損かな??

こんなのも撮れました。

【ゴイサギ幼鳥】
時期も時期だし、結構マジでミゾゴイを期待したけど、そんな上手くはいかない・・・

曇天時にトビモノを撮ると真っ黒になっちゃいますね・・・
なんかいい方法はないのかなぁ??


チョウは初めて見る種類がいてなかなかだった。
北海道には生息しないやつらが結構いる。

【クロコノマチョウ】


【ダイミョウセセリ】

次の2種は初撮影。

【サトキマダラヒカゲ】・・・日本固有種
ボロボロですな・・・


【ルリタテハ】

しかし何と言ってもこの時期はスズメバチが多い!!
一回は明らかに警戒態勢に入っててやばかった・・・

【オオスズメバチ】


【巣(多分キイロスズメバチ)】
この巣はでかかった!僕の顔の1.5倍はあったと思う。

他にも鳥(シジュウカラ)用の巣箱にスズメバチが出入りしていた。
巣箱の管理はちゃんとしたほうがいいですね。

9月16日 寺家ふるさと村

2006-09-16 23:27:09 | FN
【観察日時】2006年 9月16日
【観察場所】神奈川県横浜市青葉区寺家ふるさと村
【観察メンバー】クラ
【観察種】
 ~~鳥~~
1サシバ
2チュウサギ

 ~~蝶~~
1イチモンジセセリ
2ウラギンシジミ
3アゲハ
4ミドリヒョウモン
5ツマグロヒョウモン
6コミスジ
7イチモンジチョウ
8ヒメウラナミジャノメ
9ヒメジャノメ
10ヤマトシジミ
11ツバメシジミ

 ~~トンボ~~
1オニヤンマ
2マルタンヤンマ
3ノシメトンボ
4シオカラトンボ
5アキアカネ

※リストにはかなり抜けがあると思います。

◆どこかトンボ&蝶を見れないかと、適当に行ってみた。

いかにも「里山!!」って感じの環境(を作っていて)で期待できそうだが、
虫の多様性は乏しいと感じた。
もうシーズンオフってのもあるかもしれないが・・・

でもまぁサシバがいるってことは、そこそこの里山環境が保たれている証拠なのかもしれない。
田んぼには農薬を使っているようだが。


【サシバ】

また空抜け逆光で真っ黒・・・

マルタンヤンマは黄昏飛翔中を一頭発見した。



翅が褐色がかっているのと環境からマルタンと判断したが・・・
ご指摘お待ちしております。

蝶はほとんぼ普通種かな。


【ツマグロヒョウモン♀】


【ミドリヒョウモン】


【コミスジ】


【ツバメシジミ】

ヒメウラナミジャノメは沢山いた。


【ヒメウラナミジャノメ】

個人的にウラギンシジミをじっくり見たのは初めてでちょっと感動。
だって北海道にはいないからね・・・


【ウラギンシジミ】

残念ながら、美しい表面は撮影できなかった。

9月15日 三番瀬

2006-09-15 14:42:42 | FN
【観察日時】2006年 9月15日
【観察場所】千葉県船橋市三番瀬
【観察メンバー】クラ,虫君☆
【観察種】
1ハヤブサ
2チョウゲンボウ
3シロチドリ
4メダイチドリ
5オオメダイチドリ(J1)
6ダイゼン
7キョウジョシギ
8トウネン
9ハマシギ
10ミユビシギ
11キリアイ(J2)
12アオアシシギ
13ソリハシシギ
14オグロシギ(J1)
15オオソリハシシギ
16ハジロクロハラアジサシ(1)
17アジサシ(300+)
18コアジサシ

ウスバキトンボ、イチモンジセセリetc

◆朝4時半起きで三番瀬へ。
8時前に干潟に到着し、キリアイやオグロシギ、オオメダイなどを
観察していると、アジサシが300羽以上飛んできた。


【メダイチドリ幼鳥】


【オオメダイチドリ幼鳥】


【オオソリハシシギ幼鳥】


【アジサシ群れ】

勿論、キョクアジサシとかを期待したけど見つからず、
かわりにハジロクロハラアジサシ第一回夏羽を発見するも、
群れが落ち着かずすぐに飛んでしまった。

その後さらにハヤブサの襲来でシギチとアジサシはどこかへ行ってしまった・・・


【ハヤブサ幼鳥?】


【オオソリハシシギ?を追うハヤブサ】

9月7日 平塚市豊田

2006-09-07 16:52:16 | FN
【観察日時】2006年 9月7日
【観察場所】神奈川県平塚市豊田周辺
【観察メンバー】yu
【観察種】
1 コチドリ
2 エリマキシギ
3 コサギ
4 チュウサギ
5 アマサギ
6 カルガモ
7 ムクドリ
8 スズメ
9 ハシブトガラス

◆今季二回目の平塚田んぼめぐり。といっても
 
 家族で出かけたついでに寄ってもらった程度なので

 真面目に見ていないが、エリマキが見れたのは嬉しかった。

 近年本当に休耕田が少ない。
 
 5年程前はこの場所でコアオアシ、アオアシ、オグロ、タカブ
 
 ヒバリ、ジロネン、キリアイ、エリマキなどなど一通り見れて

 面白かったのに、最近はさっぱりだ。


Eos Kiss Digital+SIGMA APO 50-500mm


Eos Kiss Digital+SIGMA APO 50-500mm

9月3日 三番瀬~谷津干潟

2006-09-03 19:22:35 | FN
【観察日時】2006年 9月3日
【観察場所】千葉県船橋市三番瀬, 千葉県習志野市谷津干潟
【観察メンバー】クラ
【観察種】
1シロチドリ
2メダイチドリ
3オオメダイチドリ(J1)・・・三番瀬
4ダイゼン
5キョウジョシギ
6トウネン
7ハマシギ
8ミユビシギ
9キリアイ(J2)・・・三番瀬
10オバシギ
11オオソリハシシギ
12ソリハシシギ
13キアシシギ
14アオアシシギ
15イソシギ
16チュウシャクシギ
17セイタカシギ
18ミヤコドリ
19コアジサシ

◆前日と同じように、横浜にいるときはよく行った場所に行ってきた。

まずは三番瀬。
ついてすぐにキリアイを発見。
かなり近くで観察できた。


【キリアイ幼鳥】

その後はオオメダイチドリも発見し、これまた近くで観察。
オオメダイはかなり久しぶりに見た。


【オオメダイチドリ幼鳥】


【メダイチドリ成鳥】

比較用にメダイチドリも載せておきました。

他にはミヤコドリ、コアジサシ,ミユビシギなど。


【ミユビシギ】

こいつらは北海道では少ないから、つい見入ってしまった。

次の谷津干潟では、遠めにヨロネンJを発見。
足が長く、周りのトウネンより一段背が高かった。
トウネンより高くお尻をクイっと上げ餌をとっていた。
肩羽や雨覆いもコントラストが綺麗でいい感じだったけど、
めちゃくちゃ遠かったしでも前回のこともあるから、
リストには載せないようにしておく。
もっと近くで見たかったので潮が満ちてくるまで待ったが、
干潟の外へ出て行ってしまった。

他にはオバシギ12羽、セイタカシギなど。


【オバシギ幼鳥】


【セイタカシギ♀成鳥】

相変わらず東京湾岸はシギチが多いという印象だったが、
僕(クラ)がこのあたりでシギチを見始めたとき(7,8年前)よりも
「シギチが減ったなぁ」という印象も受けた。


9月2日 多摩川河口

2006-09-02 23:13:43 | FN
【観察日時】2006年 9月2日
【観察場所】神奈川県川崎市多摩川河口
【観察メンバー】クラ
【観察種】
1コチドリ
2シロチドリ
3メダイチドリ
4ムナグロ
5キョウジョシギ
6トウネン
7キリアイ(1)
8アカアシシギ
9アオアシシギ
10キアシシギ
11イソシギ
12ソリハシシギ
※ヒバリシギもいたらしい。

◆一年ぶりのマイフィールド。
中学生の頃は足繁く通った場所だ。

この夏はコシジロウズラシギにハシグロクロハラアジサシなど大フィーバーしていた。

河口干潟の後背地に広大な砂利の空き地(ISUZUの工場跡)に水が溜まったいて、
コアジサシのコロニーがあったようだ。
鳥との距離がかなり遠いため、観察には不向きかもしれないが、
鳥にとっては一時的な安住の地になっているようだ。
やはりシギチの入る条件として、「干潟+後背地」が必要な様である。

数日前に水抜きが行われたようでシギチは減ってしまったようである。
それでもキリアイ、アカアシシギなどを観察できた。
どちらもめちゃくちゃ遠く、消去法でこれにするのが妥当かな・・・
といった感じで、やや消化不良。
数日前にはツバメチドリやエリマキシギも入っていたようである。