【観察日時】2006年 11月11日
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ
【観察種】
1コアホウドリ(10) 11オオトウゾクカモメ(1)
2オオミズナギドリ(58) 12トウゾクカモメ(7)
3ミナミオナガミズナギドリ(35) 13クロトウゾクカモメ(2)
4アカアシミズナギドリ(1) 14セグロカモメ(9)
5ハイイロミズナギドリ(307) 15オオセグロカモメ(30)
6ハシボソミズナギドリ(57) 16ウミネコ(165)
7ウミウ(6) 17ミツユビカモメ(485)
8ヒメウ(2) 18ウミスズメ(71)
9マガモ(25) 19ウトウ(89)
10スズガモ(3)
※()内は往復の延べ個体数です。
◆毎月恒例の航路調査。
佐呂間町や奥尻島に竜巻をもたらした寒冷前線と低気圧の余波で
海はかなり荒れていた。
~往路~
出向直後から、先月は全くいなかったミツユビカモメがビュンビュン飛ぶ。
【ミツユビカモメ成鳥冬羽】
その数はどんどん増え、数え切れないほどの群れになった。
その中にクロトウゾクが一羽いた。
ミツユビの群れが落ち着くとウミスズメとウトウが群れで出始めた。
必死でその数を数えていると、ふと手前を飛ぶミズナギドリが目に入った。
双眼鏡を覗いて発狂した。
「ミナミオナガだぁ~」
そして、カメラに塩がかぶるのをお構いなしでシャッターを切った。
【ミナミオナガミズナギドリ上面】
【ミナミオナガミズナギドリ下面】
ミナミオナガはその後、20羽の群れをはじめ数回出た。
津軽海峡での記録はおそらく無いと思う。
貴重な記録だ。
大間に近づくとハイイロミズナギドリの群れに当たった。
【ハイイロミズナギドリだと思う】
トウゾクカモメ類の群れにもあたり、
トウゾク5、クロトウゾク1、オオトウゾク1が入っていた。
【トウゾクカモメ】
【同上】
~復路~
すぐにミナミオナガが一羽出たが、
往路で見られたハイイロミズナギの群れはいなくなった。
変わりに単発的だが、コアホウドリがパラパラと出た。
【コアホウドリ】
その後、函館山がくっきり見え始めてきたところで、
ハイイロミズナギとハシボソミズナギ、ミツユビカモメを中心とした群れにあたった。
ここにもミナミオナガが少なくとも5羽いた。
他にもアカアシミズナギやトウゾクカモメも少数入っていた。
【トウゾクカモメ】
津軽海峡は閉鎖的な海であるため、普段は外洋性の海鳥が少ないが、
今回のように海が荒れると外洋性の海鳥が入るようだ。
ミナミオナガの記録はとても貴重だと思うので、
しかるべき機関への報告を考えている。
ってことで凄い出会いだったのでもう一枚載せます。
【ミナミオナガミズナギドリ】
【観察場所】函館~大間航路
【観察メンバー】クラ
【観察種】
1コアホウドリ(10) 11オオトウゾクカモメ(1)
2オオミズナギドリ(58) 12トウゾクカモメ(7)
3ミナミオナガミズナギドリ(35) 13クロトウゾクカモメ(2)
4アカアシミズナギドリ(1) 14セグロカモメ(9)
5ハイイロミズナギドリ(307) 15オオセグロカモメ(30)
6ハシボソミズナギドリ(57) 16ウミネコ(165)
7ウミウ(6) 17ミツユビカモメ(485)
8ヒメウ(2) 18ウミスズメ(71)
9マガモ(25) 19ウトウ(89)
10スズガモ(3)
※()内は往復の延べ個体数です。
◆毎月恒例の航路調査。
佐呂間町や奥尻島に竜巻をもたらした寒冷前線と低気圧の余波で
海はかなり荒れていた。
~往路~
出向直後から、先月は全くいなかったミツユビカモメがビュンビュン飛ぶ。
【ミツユビカモメ成鳥冬羽】
その数はどんどん増え、数え切れないほどの群れになった。
その中にクロトウゾクが一羽いた。
ミツユビの群れが落ち着くとウミスズメとウトウが群れで出始めた。
必死でその数を数えていると、ふと手前を飛ぶミズナギドリが目に入った。
双眼鏡を覗いて発狂した。
「ミナミオナガだぁ~」
そして、カメラに塩がかぶるのをお構いなしでシャッターを切った。
【ミナミオナガミズナギドリ上面】
【ミナミオナガミズナギドリ下面】
ミナミオナガはその後、20羽の群れをはじめ数回出た。
津軽海峡での記録はおそらく無いと思う。
貴重な記録だ。
大間に近づくとハイイロミズナギドリの群れに当たった。
【ハイイロミズナギドリだと思う】
トウゾクカモメ類の群れにもあたり、
トウゾク5、クロトウゾク1、オオトウゾク1が入っていた。
【トウゾクカモメ】
【同上】
~復路~
すぐにミナミオナガが一羽出たが、
往路で見られたハイイロミズナギの群れはいなくなった。
変わりに単発的だが、コアホウドリがパラパラと出た。
【コアホウドリ】
その後、函館山がくっきり見え始めてきたところで、
ハイイロミズナギとハシボソミズナギ、ミツユビカモメを中心とした群れにあたった。
ここにもミナミオナガが少なくとも5羽いた。
他にもアカアシミズナギやトウゾクカモメも少数入っていた。
【トウゾクカモメ】
津軽海峡は閉鎖的な海であるため、普段は外洋性の海鳥が少ないが、
今回のように海が荒れると外洋性の海鳥が入るようだ。
ミナミオナガの記録はとても貴重だと思うので、
しかるべき機関への報告を考えている。
ってことで凄い出会いだったのでもう一枚載せます。
【ミナミオナガミズナギドリ】