先日、所用で付近を通りがかった際に以前からずっと気になっていた場所に立ち寄ってみました。岡山駅新幹線ホームから北側を見ると少し離れた小さな山の頂に白い円筒形の建物が立っているのが見えることをご存知の方もおられるのではないでしょうか？また、少しだけお年をおめしの方は、昔、その建物の横に観覧車があり、遊園地だったことをご存知のことと思います。遊園地は幾度か経営主体が変わりながら何とか存続していましたが、1998年についに閉園となってしまいました。1956年に開園し、多くの子供たちの夢の場所となっていました。私も幼い頃から何度か訪ねたことがあり、最初の頃は円筒形の建物の上階には床ごとゆっくり回転し、岡山市街地を一望できる展望レストランがあったことを覚えています。その後に訪問した時は、レストランは無くなっていましたが、回転する床は健在で、単なる展望台になっていましたが。自衛隊機はそんな遊園地の展示物のひとつだったのです。今でもご覧の通り自衛隊機をはじめ、コースターのレールなど遊園地当時の物が残されています。ロープウェイ乗り場も残されており、ロープウェイが通っていた下側が登山道となっています。円筒形の建物は両備グループの太陽光発電を利用した植物人工栽培研究施設となっています。詳細は不明ですが、この敷地までは登山道を通って入ることができます。京山北側の細い道から車で上がることもできますが、昨日エントリーの場所までしか行くことができません。車道側には立入禁止の看板があります。短時間でしたがここを訪問した時間は幼い頃の思い出がよみがえる素晴らしい時間でした。なお、Googleの地図の写真でも拡大するとこの自衛隊機を確認することができます。
