goo blog サービス終了のお知らせ 

ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

Tift Merritt(ティフト・メリット) 「Another Country」

2008-05-19 | カントリー(女性)
 これは実にナチュラルで手作り間溢れる、Tift Merrittの素晴らしくジェントルなアコースティック・ミュージック集です。チャートを賑わすようなメインストリーム系の聴き手に媚びる音ではないので、だからややもすると淡白な印象をもたれがちかもしれませんが、聴きこむほどにジワジワと魅力が伝わってくるもの。彼女の声は透き通ったソプラノ・ボイスで、とても繊細で内省的ながら、ジャケットのイメージのような暖 . . . 本文を読む

Caroline Herring(キャロライン・ヘリング) 「Lantana」

2008-05-12 | カントリー(女性)
 仕事で東京行った時に、新宿のディクスク・ユニオン:トラディショナル館さんで見つけたCaroline Herringのサード・アルバムです。お勧め盤コメントがあった事もありますが、何より優しみのあるジャケットに好感を持ち購入しました。テキサス録音の、ブルーグラス感も垣間見れる、ルーツ志向のフォーキーなカントリー。これもカントリーの一つのスタイルです。Kathy Matteaの「Coal」に近いイメ . . . 本文を読む

Kathy Mattea(キャシー・マティア) 「Coal」

2008-05-01 | カントリー(女性)
 大ベテランの女性シンガーで、Suzy Boggussと共に私的にもとても思い入れのあるKathy Matteaの新作。日本語訳すると「石炭」。ジャケットもカントリーでは珍しくアーティスティックで、なかなか凄みがあるデザイン。つまり、一言で言うと”Kathy Mattea Sings マウンテン・ミュージック”。かつて炭鉱産業が盛んだったアパラチア~カントリー・ミュージックの原点、その音楽に立ち返 . . . 本文を読む

Ashley Monroe(アシュリー・モンロー) ライブ映像

2008-03-28 | カントリー(女性)
 来月、カントリー・サンシャインで来日するアシュリー・モンローのアコースティック・ライブがコチラのCMT.comでアップされています。さすがの実力派で、ライブでも上手い歌を聴かせてくれますね。予習にどうぞ。 . . . 本文を読む

Ashton Shepherd(アシュトン・シェパード) 「Sounds So Good」

2008-03-28 | カントリー(女性)
 先日ご紹介をさせていただいた、大型女性シンガーAshton Shepherdのデビュー作。最近は、Alan Jacksonと併せて、ヘヴィ・ローテーション・アルバムとなっています。潔く堂々とした必要最低限のプリミティブな、ディストーション・ギターは隠し味程度で、それでいて21世紀を感じさせるストレートなバック・サウンド。クリアなエレクトリック・ギターやアコースティック・ギター、そしてマンドリンや . . . 本文を読む

Sugarland(シュガーランド) 「Enjoy the Ride」

2008-03-18 | カントリー(女性)
 2007年CMAアワードで見事に歌い上げた4曲目のシングル"Stay"が今年に入ってチャートを駆け上がり、依然勢いのあるところを見せたSugarlandのセカンド。強力な女性シンガーJennifer Nettlesと経験豊かなソングライターKristian Bushによるデュオの2006年リリース作です。デビュー盤「Twice the Speed of Life」がマルチ・プラチナムのセールスで . . . 本文を読む

Ashton Shepherd アシュトン・シェパード - "Takin' Off This Pain"

2008-03-09 | カントリー(女性)
 メジャーMCAから、本格派シンガー・ソングライター、アシュトン・シェパード (Ashton Shepherd)がデビューしました。まだデビュー・アルバムは未聴なのですが、CMT.comのコチラで見事なアンプラグド・ライブ映像がアップされたので、たまらずご紹介したいと。Curtis Wright(懐かしい!)と二人で演奏されている曲目は、リード・リングルでカントリー28位の"Takin' Off . . . 本文を読む

Kassie Depaiva(キャシー デパイヴァ) 「I Want to Love You」

2008-03-08 | カントリー(女性)
 昨年東京に行った時、とあるCDショップ(いや、ズバリ渋谷のタワー)で珍しくジャケ買いしたブルーグラス風カントリー作。とにかく音が気持ち良かった事と、とても余力のある御美しさだったからです。しかし、CMT.comにもアーティスト・プロフィールは載ってないし、いったい何者?とオフィシャルHPを探したら、テレビ女優さんなんですね。1998年~2005年にかけて複数回エミー賞にもノミネートされてる人のよ . . . 本文を読む

Laura Bryna 「Trying to Be Me」

2008-02-15 | カントリー(女性)
 聴いたとたん耳を奪われてしまった艶々したグッド・ボイス、女性コンテンポラリー・シンガーLaura Brynaのデビュー作。ルックスは、これは全く私の感覚ですが、濃厚な妖艶さが漂ってチョッと年齢不詳ですが(白人か?)、歌声には適度なディープネスがあり確かで感じ良いです。既に円熟が感じられ安定してるのです。レーベルは、リトル・ビッグ・タウン(Little Big Town)と同じ、クリント・ブラック . . . 本文を読む

Suzy Bogguss(スージー・ボガス) 「Sweet Danger」

2008-01-26 | カントリー(女性)
 ベテランで90年代のスター、Suzy Boggussの通算12作目の新作。マイナー・レーベルからのリリースですが、彼女の長いキャリアを通じても指折りの素晴らしい作品と評判です。この人のシンガー・ソングライター的で、清涼感(本当に気持ち良い)と魂が絶妙にミックスされた歌声は昔からお気に入りで、今回の好盤はうれしい限りです。最近はジャジーな「Swing」(これはなかなか聴きものでした)やクリスマス・ . . . 本文を読む

リッシ・パーマー Rissi Palmer - Rissi Palmer

2008-01-09 | カントリー(女性)
 ブラック・カントリー・シンガーRissi Palmer、面白い人が出てきました。アフリカン・アメリカンとしては、レジェンドCharley Prideがいましたが、それ以降大物では思い当たらないし。しかし、何も知らずに音だけ聴いたらブラックだとは分からないくらいクリアーで素直、幾分フォーキーな質感を感じる確かな歌声の持ち主です。オープニングの"Hold On To Me"の歌い出しを聴くと少し昔の . . . 本文を読む

Trisha Yearwood トリーシャ・イヤウッド - Heaven, Heartache and the Power of Love

2007-12-20 | カントリー(女性)
 Trisha Yearwood(トリーシャ・イヤーウッド)。女性コンテンポラリー・カントリー・シンガーとして、実力、スケール、そしてカントリー・シンガーならではの叙情的な表現力のどれをとっても最高といえる人。90年代からカントリー・ミュージックに親しんできた人には、彼女の存在は特別です。長くMCAレーベルの看板アーティストとしてカントリー界を引っ張ってきましたが、今年に入ってTaylor Swi . . . 本文を読む

Sara Evans サラ・エバンス Greatest Hits

2007-12-10 | カントリー(女性)
 ディープなトラディショナル・ボイスでパワフルにヒットを飛ばす実力派女性シンガーSara Evans(サラ・エヴァンス)が、この2007年「Greatest Hits」を出しました。ここ最近は離婚騒動ですったもんだしてたようですがそれも落ち着き、まずはベスト・アルバムで素早く復帰したってところ。もちろん、新曲も4曲用意されており、リード・シングル"As If"は早速カントリー・チャートでヒットして . . . 本文を読む

LeAnn Rimes リアン・ライムス Family (ファミリー)

2007-12-07 | カントリー(女性)
 若干25歳の若きカントリー・ディーバLeAnn Rimes(リアン・ライムス)の新作。今月12月12日には国内盤も発売予定です。彼女のこれまでの華々しい活躍と大物振りからすると、まだこんなに若かったの?てな印象。デビューしたのが1997年、まだ14歳の時だったのです。何十年に一度の天才少女登場!ってな感じで大いに話題だったのを覚えています。アメリカではデビュー時に同世代の若者達が彼女のファンにな . . . 本文を読む

Little Big Town(リトル・ビッグ・タウン) 「A Place to Land」

2007-11-23 | カントリー(女性)
 実力派カントリー・カルテット、Little Big Town待望の新作、3作目になります。2005年の前作「The Road to Here」やライブ活動などでジワジワとカントリー・ファンの注目を集めてその地位を確立した彼ら。けして売れ筋に媚びを売ったり見た目の派手さはないものの、男女4人による素晴らしいコーラスと、良き時代のアメリカン・ロックのテイストをカントリー・ミュージックへ絶妙にブレンド . . . 本文を読む