お正月のお休みを頂き、四国は愛媛の松山に帰省も兼ねて行って参りました。
松山の隣にあるタオルの町、そして、野球で有名な今治西高がある
今治の大丸に、呉服を見に行きましたら、催し物会場で、
京都祭りをやっていまして、そこに、
きれいな、舞妓さんが、踊っていはるではありませんか。
思わず見とれていましたら、娘から
「この女好きが!」とののしられ、妻からは冷笑を浴びせられました。
下の階では、沖縄の久米島絣や紅型の展示会をやっていました。
芭蕉布の帯もありました。
一反で、100万円を越す反物もあり、
店の人に薦められ、
妻が商品をうっとりと見ているので、これはたいへんだと思い
恐怖にかられ
どのようにして、この場から逃れるか、タイミングを見計らっていましたが、
なかなか立ち去ろうとしないので、
「早う、伊達襟を買うが。」と伊達襟を合わしに行ったのでした。
ところが、伊達襟一枚でさえ、一万円札が飛んでいくのですよ。
女どもは、「意外と安いねぇ」と嬉々として選んでいるのです。
私、鹿児島に帰ってからの現実が脳裏をよぎり、
頭の中が真っ白になり、めまいで倒れそうでした。情けない
男は、こういうとき度胸ないですね。
そう言えば、うちのバイヤーにおいても
大丈夫かよというくらい度胸のある仕入れをするのは
女性のバイヤーですよね。
だけど、これだけは見過ごすわけにはいけませんけどね。
こういうときは、小うるさいオヤジにならざる負えませんけどね。
まあ、なんだかんだ言って、
本当に価値あるもので、それなりに値段のするものって今や
舶来品より、
メイド イン ジャパン
なんです。
だから、やたらめったに外国ブランド物を買い漁ることほど、
おろかなことは無いと思いますね。