ビッグツー店長日記

毎日たくさんのお客様がこられますがそのいろいろをつづってみます

子どもはお金がかかるもの

2007-03-23 13:09:32 | Weblog
考えてみれば、
子どもが生まれてからこの方
収入のほとんどは子どもに使っています。

悲しいけど自分の趣味や余暇に使えるお金は
未だにゼロに近いと思います。

趣味どころか

会社の送別会や、歓迎会などに使うお金、
散髪代もおそるおそる出してもらうという
妻に遠慮しいつつ伺いをたてる生活です。

にもかかわらず

見栄を張るわけではありませんが
子どもの前ではどんなに苦しくても、
お金のことは一言も言いませんし、
今でも言いません。

ところが今では
先だつものはthe moneyとばかりに

今の学校はまったくの逆らしい、
中学校で、投資のシュミレーションをして
M&Aとかファンドとか、
パソコンを使って、お金の増やし方を教える学校も
あるそうです。
みんがアメリカのジョージソロスになれるわけも無いのに、
皆が皆、ジョージソロスになったら
投機そのものが成立しません。
どこかの国の誰かが一文無しになって
ホームレスになる人がいるから、
金持ちがいるわけで。
30年以上も前、ゼミの教授が、
世界のお金のほとんでは投機で動いているので
地球上にあれだけ現金はないんですよと

他のことはすっかり忘れてしまったけど
その言葉だけ覚えています。

私の教授は厚生経済学だったからなおさら
ファンドとは無関係の研究者ということも
あります。そういえば、その教授、休みの日は
奥さんの経営している観光旅館で
はっぴを着て下足番をしているとのことでした。

子どもの頃
昔は、新品を着なくてもいいから、
ちゃんと洗濯をしたものであれば、
フセをしようがお古であろうが
身だしなみをきちんとしましょうと
容儀検査を厳しくやってました。
うちは田舎も田舎ド田舎でしたから、
母がPTAに普通の洋服ですこしメイクして
授業参観にでも来ようなものなら恥ずかしくて
ずっと下を向いていたものです。
ほとんどのお母さんが、
農協の緑色をした上っ張りか
もんぺ姿だったので、すこしでも
「町っぽい格好」だと居たたまれない気持ちに
なったものです。


まさしく、華美を廃し、巧言令色の輩は仲間はずれ
質実剛健の気風が子どもまで浸透していました。

金持ちは阿漕(あこぎ)なことをして稼いでいるとしか
見られなかった時代。
「努力」とは立身出世をして、真のエリートを目指すためにするもの。
すなわち、他者を思いやり、豊かにするために、
リーダーとなるためのものと社会全体が認めていた時代だと
いう気がします。
やはり、明治生まれの教育者や、地域のリーダーが現役で、
拝金主義を廃す気風がわずかなりとも残存していたからでは
ないでしょうか。

ところが、その風潮が一変したのは
そう、あの日本列島改造論の田中角栄政権から。

そのころの話を聞くと、学校の先生方など公務員の給与が
いっきに倍に上がったとのこと。
それから、オイルショックを過ぎても
やめなければ給与は倍々ゲーム。

そして
そのころ大学生だった団塊の世代が中心となって
更に
「バブルへゴー!」と時代の中心で叫んだのです!

まさしく、人の心まで完全に「資本主義」という怪物に支配されました。
この資本主義の矛盾を明らかにしようとした学生運動が鳴りを潜め、
思想的な行き場を失った若者がはまったのがカルト宗教です。

そしてそのカルト宗教も表立っては活動できず、
次に登場したのが、ITとファンドを駆使して桁外れの資産を作り上げた
ホリエモンをはじめ、カリスマ若手社長のいわゆるヒルズ族的な
生青い経営者です。
ここにきて、日本人は老いも若きも程度の差はあれ、金というシステムの中に
組み込まれていくわけです。金本位制で無い以上、貨幣は一種のシステムの顕現化に
すぎません。今、ほとんどの日本人が、この、システムに怯えてしまい、
なによりも大切な、家族や命と引き換えにしてしまっているのです。

昔、ディズニーがTVアニメの中で、ダークダックスが、
今に空が落ちてくると心配して、
家族をほったらかしにして騒ぎ回っていたのを思い出します。

まさに、ほとんどの日本人がこのダークダックスと同じ状況なのです。

えらそうに言う私も、常に、ローンの返済が脳裏にへばりついて、
考え方に余裕が無い、幅が無いというのが現実です。

まさしく、現代は、教育する側もされる側も混沌としたカオス状態です。

こんなときこそ、親は自分のしっかりした考えを確立しなければなりません。

まずは、世のお母さんが
どんなに生活が苦しくても、
小学校に上がるまでに
育児放棄をしないことを願うのみです

ビートたけしが昔ギャグで
「親はあっても子は育つ」言っていました。

今、虐待やDVなど笑い事ではすまなくなった時代です。

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多くの方が読んでくだされば幸いです。
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