ビッグツー店長日記

毎日たくさんのお客様がこられますがそのいろいろをつづってみます

硫黄島の玉砕戦から61年後の日本は今

2006-12-10 14:55:08 | Weblog
硫黄島の映画が話題になっています。
以前、太平洋戦争戦史を読んだことがあったのですが、
南太平洋の戦線において、グアム、サイパンの玉砕戦とは、
玉砕という点においては変わらないのですが、
その意味合いにおいて大きく違うとのことだったと記憶しております。
もし、この認識がまちがっていたらお許しください。
すなわち、硫黄島のそれは、最終的には玉砕ということを覚悟して、
その玉砕の時期をできるだけ遅らせ、最後の一兵まで戦い抜くため、
草木のない地表が剥き出しの島の地下に蟻の巣のように
地下壕を掘り、連合軍を引き付けるだけ引き付けたたくという作戦を
栗林忠道中将がたてていたと記憶しています。
その結果、戦死者は日米ともほぼ同人数だったと・・・。
栗林中将を信じて、死地に赴き、中将とともに死ぬ。
日本が平和になり、恒久に繁栄することを信じて。
そうなんです。
まさしく、硫黄島で戦死された人々は世界平和の実現のため
自ら肉体的な死を選び、そして、永遠の魂を生かすことを選ばれたのです。
今私どもがあるのは、硫黄島で永遠の魂となられた、幾万の御魂が
見守ってくださっているおかげなのです。
そのように、平和な日本は、
ただ、流されるだけの人間の営みによって作られたものではなく、
幾万人かの尊い魂に変わる瞬間の戦死という永遠の時間を選択された人々によって
意識的につくられたのが、今の日本国ということに思いが至れば、
私達は、この平和に感謝しつつ、一瞬一瞬で、自分に問いそして答えを出して
時間を噛みしめるごとく生きていく義務があるのだと感じるのです。