蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って7月で18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

ブラザーコーンさんも乳がんで手術した

2024-04-11 23:57:00 | 徒然
親父が男性の乳がんで手術したのは50代のころ。
網膜剥離で入院したJ医科大学で、ある日下着に血膿の跡があり、主治医に話すと大勢の医者が見にきて、結論は女性化乳房だった。
だけど用心深い親父は新宿のかかりつけ医へ診てもらいに行った。
そのかかりつけ医は、東大医学部卒で、蟷螂も若い頃に見てもらっていました。
腹が痛いといって診てもらい、熱が出たといってタクシーを飛ばしました。
一度、蟷螂の診察中にホームレスみたいな労務者が運び込まれたことがあり、先生は嫌な顔ひとつせず、少し臭うその患者を診察室へ運び込ませました。
新宿の赤ひげ先生は親父から血膿の件を聞き、見せに来るように言って診察の結果、癌研に行くように言われました。
親父が癌研で診てもらっても女性化乳房の診断は変わりませんでした。
結果を電話で聞いた赤ひげ先生は、今度はがんセンターへの紹介状を書きました。
赤ひげ先生の言うことだけはよく聞いていた親父は、渋々がんセンターへ行き、そこで乳がんの権威の山本先生の診察を受け、0期の乳がんであるとの診察を受け、手術を受けることになりました。
ただし、40年前は男性の乳がんなんて超々珍しく、親父の付き添いで乳腺外来の前へ行くと、女性の刺さるような視線を全身に浴びました。
家系的なことがあるかもしれないからと、蟷螂も山本先生に触診されました。
先生の指先はピンセットの先のように鋭くとんがっていて、その指で蟷螂の胸を触診し、ある箇所でコリっと触れて蟷螂が顔を顰めると、『乳腺です』と、こともなげにおっしゃいました。
入院後は親父は世紀の奇病扱いで、看護師からも『あなたは10万人に1人いるかどうかの患者だから大切にされますよ』と言われたそうです。
病院食も天ぷらや鰻が出て、厚遇ぶりが窺えます。
手術の日も、『長男だから』と立ち会い、切り取られた親父の乳房とご対面もしました。
結局親父の乳がんの原因は、若い頃に受けた右上葉切除の手術の際の輸血で感染した肝炎が原因だったようですが、B肝の既往のあるハチ(愚弟)なんぞは肝数値はオール3桁だそうですから、用心した方がいいでしょう。
うブラザーコーンさんは前立腺がんがあったそうなので、ホルモン療法を受けていたら、女性化乳房になり、そして乳がんに・・・
親父は若い頃からソーヤレシチンと豆腐の愛食者、大豆イソフラボンも乳がんの原因になっていた可能性もあります。



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