東京人の緊張感の無さは、感染者数が諸外国に比して少ないことにあると思います。
イタリアやスペインなどは死屍累々。死体の山が築かれていますが、日本の死者はまだ100人にも届きません。
これが東京人、特に若者の気を緩めている原因でしょう。
その上『かかっても軽い風邪』発言をするヤブ医者や、『みんなでかかって抗体つけよう』という馬鹿発言をするヤツまでいて、いつ日本がイタリアやスペインにならないとも限りません。
こういう愚かな発言が海外にまで飛び火し、そうでなくても能天気な外人は、『かかっても軽い風邪だから』や『かかって抗体つけようぜ』とばかりに街へ繰り出して感染し、帰宅して親や祖父母にうつしまくってこの始末。
東京は感染者が少ないのではなく、オリンピックを控えているので検査も控え、肺炎の死者は『臨床診断はあくまで肺炎』で片付けたからこの程度で済んでいるのです。
そしていざオリンピックが延期になったら再選のこともあり、今頃になってノコノコお出ましになった百合子様。
『首都封鎖かな?』
『鉄道運休?』
結果は自主規制のお願い。
正直言って呆れました。
1300万都民の命と生活を守るトップの姿ではありません。
舛添さんがあんな形で都知事を辞めたあとは、百合子様は颯爽と映りましたが、いまや疲れたパンダのようで、言葉にも覇気がなく、都知事の器とはとても思えませんでした。
出てくるお言葉も、『要請』、『お願い』、『自粛』と、耳障りの良い言葉を選んでいますが、いま、首都のトップに求められるのは、果断な決断力。
例えば強引に挙行したK1や宝塚には断固たる処置をとるべきで、今後もし東京都内で同様な事案が発生したら、然るべき処置をとるくらいの言葉があってもよかったのではないかと思いました。
宝塚は月末まで公演を自粛したそうですが、3連休が終わってからの自粛では全く無意味。
百合子様のお言葉は3連休前にあっても良かったのではないかと思いました。
全てが後手後手の国の態度と似通っているのは、今夏の都知事選で、自民は百合子様を公認するからでしょうが、都民は馬鹿ではありませんし、そこまで愚かではないはずです。
今年の夏は都知事選が熱くなる!
おまけに解散総選挙があればなお熱い。