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大人のおもちゃ ~PAL=

2014-11-24 20:37:00 | 大人のおもちゃ~シェービング
インジェクターの互換ホルダー。
特段珍しいというほどのホルダーではありませんが、あまり一般的ではないのも確かです。
デザインは本家シックのものよりも洗練されており、いかにもサードパーティが作ったっぽいですね。

インジェクターシリーズは(特にType I以降)同じように見えて、タイプ事に若干ずつ剃り心地が違うようです。
といっても、私はTypeL~NとHydroMagicしかもっていませんから、どれだけ違うかは検証しようがありませんが、たしかにL、M、Nと剃り心地が違います。
では、PALは?
PALはAdjustable機能を備えていますので、単純にTypeMと一緒に使ってみることにしました。

まず、Adjustableですが、PALはガードを前後させることでブレードの当たる角度と深さを変化させています。

アジャスターの目盛は上が[H] 下が[L]
この写真、ちょっと判りづらいですね・・・

対して、TypeMはダイヤルを回すことでガードを上下させてブレードギャップを調整しています。

同じく 上が[8] 下が[1]
ごめんなさい。この写真も判りづらい(^^;

お互い写真上の状態が最も刃が深くあたる状態です。
ある意味、見た目と効果が逆になるんですよね。
PALはブレードとガードの距離が遠ざかるほど刃の当たりが浅くなりますが、TypeMはブレードとギャップの距離が離れるほど刃の当たりが深くなります。

目盛はPALはH、TypeMは6にて試剃。
どちらも最も刃の当たりが深い状態で10日間、顔を左右にわけて半分ずつ交互に剃り比べてみました。

ブレードはSchick純正の一枚刃。といっても、日本では純正以外手に入らないですよね。
PALのほうが刃がダイレクトに皮膚に触れている感触があり、本家Injectorと比べ皮膚に対する負担も大きいようです。俗に言うAggressiveさでいえば、確かにPALのほうがAggressiveですが、深剃りレベルでいえば、多少追い込めばどちらも遜色ありません。
ただ、PALは刃のダイレクト感が強いので、悪く言えばちょっと不快感がありますね。FUTURやR41は刃の当たりが"緊張感"に感じるのですが、PALは何故か不快感です。TypeMはそんなこと無いんですけど・・・好みの問題なのかなぁ?

Injector全般に思うのですが、5~7日使って刃の鋭さを感じなくなってからの剃り心地が独特で、少し押し当てるようにしながら皮膚の上を滑らせるのではなく、短いストロークですくい上げるようにすると結構快適な剃りを継続できます。両刃でも同じようなことをしていますが、薄い刃の切れ味が落ちると引っかかりやブレが大きくなってしまいInjectorほど心地よく剃れません。

ホルダーとしての使い勝手ですが、PALはデザインが洗練されているものの、デザインを優先したようなユーザビリティで、ハンドル部分がよく滑ります。慣れなのかも知れませんが、ハンドル背面がフラットで内側が細かなスリットの入った曲面をしており、両刃のハンドルのように顔の面に合わせて微妙にヘッドの向きや角度を調整するような使い方には不向きです。この辺も本家Schickのものは無骨ですが面の構成のためPALに比べ自由度の高い操作が可能です。

あと、PALのヘッド裏面の処理が(何か意味があるのでしょうが)好きになれないんですよ。

何か割れているように見えますよね。
未使用かどうかは不明なものの、ミントコンディションということで購入したのですが、最初「ダマされた」と思いました。でも調べてみると「仕様」のようです。

結果的に、インジェクター自体はいいシェーバーだと思いますが、PALを選ぶ理由はなにも見あたらないってのが個人的な結論です。もちろん、マニアの方であればコレクターズアイテムとして一つは持っていて然るべきモデルとなるのでしょう。


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