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日々を記す。

声優と特撮と映画漬けの毎日です。

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(吹き替え版)

2005年07月14日 | 劇場鑑賞映画
「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」吹き替え版をYさんと観に行ってきました~。

映画公式サイト

この映画を観る前に、1,2はもちろん、4,5,6も是非とも観ておいたほうがいいと思います~。
ラストシーンに涙が出ました。

新三部作の中では文句ナシに一番面白かったです。
限りある上映時間の中で、すべてのことが性急に進んでいったような気もするけど・・・
今回のエピソード6は前後編に分けても良かったんじゃないかなぁ?

アナキンがパルパティーンの口車に乗り(どっからどう見ても悪顔なのに何で誰も気づかないのっ!)、ダークサイドに堕ちていくわけですが、ここをもっともっと深く長く描いてほしかった気も。
ジェダイマスターたちののんびりっぷりもちょっと・・・。アナキンのような情熱溢れる若者を、なんで真正面から向き合って導いてやらなかったのか。理由も言わずただ押さえつけるだけで。誰にも心を許せないアナキンの孤独がとても悲しかったです。
そんな彼の唯一のよりどころであるパドメが死ぬと知れば、そりゃどうにかしたいって思いますよね。たとえダークサイドに堕ちようとも。
オビ=ワンは、他のジェダイたちとは別の存在としてアナキンの心の中にいたと思うけど、アナキンにとってはオビ=ワンは眩しい存在というか、太陽のように穏やかで優しくて、すごく羨ましかったんじゃないかと。だから心を預けられるまでは頼れなかったのかもしれません。悔しくて。早く自立して一人前になって、オビ=ワンと対峙したかったんじゃないかなぁ。

映像はいやホント、口をあんぐり開けちゃうくらいすごかったです。最高!
しかし最初の字幕は・・・・あそこは英語字幕で日本語ナレーションの方がずえったいいいのに(TVで放送するときはそうしてるし)、劇場版はいつも日本語字幕に書き換えられてますよね。あれ変。

個人的にぐぐっと物語にのめりこんでいったのは、観ていて吹き出しかけたんですが、メイス・ウインドゥたちがパルパティーンを逮捕するーって来たシーンで見せた、パルパティーンのドリルアタック(笑)以降からです。ここはぜひとももう一度観たい・・・!
あと、某将軍はドロイドなのに、なんで喘息持ちなのかしら・・・とずっと疑問でした。面白かった。
他にも、ヨーダがチューバッカにぴょこんとしがみつくのが超絶可愛かったり。
あ! ジャージャーの出番がほとんどゼロに近かったのも嬉しかったです~~(すんません)

そしてもうひとつの目当てといえば、やはり吹き替えでございます。
森川さんのオビ=ワン・ケノービ!!
聖堂のシーンで悲しみに暮れるところからは、もう完全に、森川さんはユアン・マクレガーにオビワンに溶け込んでました。
特にあの、予告でも流れてる叫びのシーン! 好きすぎます。
欲を言えば、戦ってる息もすべて吹き替えてほしかったですが・・・・・
原音だったり吹き替えていたりとまちまちでした。
ラストのアナキンVSオビワンのときは、二人が会話するシーンのちょっと前から戦ってるときも吹き替えで声が入り始めました。おそらく、森川さんと浪川さんのテンションを上げるためだと思います。なら全部吹き替えてほしかったなぁ。
原音でも、ユアンの声の雰囲気が森川さんと似てるのが分かって嬉しいんですけどね。

*

そんなわけで。なんだかごちゃごちゃ書いてしまいましたけども。
ラストカットで全部相殺されました。あれはズルイ!
全6部作。壮大なサーガの終焉に乾杯。


で。家に帰って録画していたエピソード5(放送日がネオフェスだったんでまだ観てなかった)を眠くなるまで観ました。
ソロはなんであんなにカッコイイんでしょうか・・・・

最後の恋のはじめ方

2005年07月07日 | 劇場鑑賞映画
映画「最後の恋のはじめ方」を観て来ました。

映画公式サイト

好きな女性とのきっかけをうまくつかめない、せっかく二人きりになれてもうまく喋れない、進展させるのが難しい・・・・そんな内気な世の男性たちに指南するデート・コンサルタントのヒッチのお話。ウィル・スミス主演のハートフルなラブコメディでした。
面白かったです。・・・けど、「面白かった!!!」ではない感じ。面白かったんだけど何か物足りなかった、かな? 気軽に観れる作品だと思いますが。

ウィル・スミスの親しみやすい男前さ、コミュニケーション力に長けてるところが、恋愛を成就させる手助けをするデート・コンサルタントにはピッタリで。だけど彼とヒロインの恋が、”彼が思ってる通りに動かしていった感”が最後までぬぐえませんでした。
映画の予告とかでは、他の人の恋には完璧なアドバイスができるのに自分のことになるとダメダメっていうのを前面に押し出していたのに、実際はそうじゃなくて・・・。アクシデントが起こらなければ、普通に彼女を落とせてた気がする。
「いつもはもっと簡単に落とせるはずなのに、なんで彼女は無理なんだろう」って主人公が悩む葛藤が見られるんだと思ってたし、そういうのが大好きなので、その展開がハズれてちょっと肩透かしを食らっちゃいましたねー。

でもウィル・スミスはカッコ良かった! スタイルいいし!
そしてヒロイン役のエヴァ・メンデスもめちゃめちゃ良かった~v クールな美人でいてオチャメで可愛い面も。なんて魅力的!
ウィル・スミスがメインで恋を応援していく会社員の人も可笑しかったです。コミカル部分は全部この人が持っていってたかも。
そうそうラスト、みんなでダンスしてるのが超楽しかった~。

アハハ!と笑ったし、吹き出したし、ハッピーな気分になれた映画でした。
「時が癒してくれるさ」「そんな癒しはいらない」って会話にはキューンとせつなくなったし。
でも・・・やっぱりなんかどっか物足りなかったですねぇ~。なんだろう?

*

さてはて。吹き替えは誰になるかしら。
「ワイルド・ワイルド・ウエスト」が最高だったので、また森川さんで観たいって気持ちもありますが。
ウィル・スミスにはやっぱり山寺さんかなぁと思う次第なのでございます。

宇宙戦争(日本語吹き替え版)

2005年07月03日 | 劇場鑑賞映画
「宇宙戦争」の吹き替え版、観に行ってきました~。

映画公式サイト

トム・クルーズ(レイ・フェリアー/ダメダメなパパ):森川智之
ダコタ・ファニング(レイチェル/大人っぽいレイの長女):三村ゆうな
ジャスティン・チャットウィン(ロビー/反抗期真っ只中のレイの長男):野島健児
ミランダ・オットー(マリー・アン/レイの別れた妻):本田貴子
ティム・ロビンス(オグルビー/廃屋のイカれたオヤジ):?(誰か分かりませんでした・・)
モーガン・フリーマン(ナレーション/最初と最後だけ):津嘉山正種

パンフにも映画の後にも吹き替えキャストを載せず…どっちかには載せろい。ぷんぷん。

*

突如、謎の生命体に襲われつくされる恐怖を描いたパニックムービーでした。
あらやだ、けっこう面白かったんですけど!
面白くなさそうって決めてかかってたから?(笑)
さすがスピルバーグ、どうやって撮影したんだか分からない、凄すぎる映像でした。最初の、地面が割れるのとかすげー!と思いました。相手が巨大なロボットみたいな物なのでそれで一気に非現実色が強くなりましたが、もしそれが最初から最後まで、終盤に出てくる赤く蠢く触手のようなものだったらもっともっと怖くてドキドキしたんじゃないかなーって思ったり。
しかし強大な力の前では、人間は成すすべもなく、あがき、苦しみ、我を忘れ、自暴自棄に陥り、周囲と助け合うこともできず(できるわけがないと思いますが)、ただただ刈り取られてしまうだけなのだと。あの絶望感は怖かったです。
それから廃屋のシーンがヒヤヒヤものでした。ジュラシックパークで恐竜から逃げる子供たちのシーンを思い出しました。
そして娘に目隠しをして歌を歌ってなさいって主人公が言うシーン。あそこはなんともいえず・・・・! 主人公は極力、娘には美しいものだけを見せてあげようとしてて、それがせつなかったです。
息子との一連のシーンも良かった~。
自分勝手な父親に反発する息子。尊敬できない親父というものほどタチの悪いものはないわけで。主人公も今まで放っておいた後ろめたさがあるので、なかなかうまくコミュニケーションが取れず・・・。
きっと、今回のことがなかったら何も変わらないままだったはず。
人は何かが起こらないと何も変わらないんだなぁと改めて。

*

さてはてはて。いろいろ書きましたが、一番のお目当ては吹き替えでございます!
森川さんのトム・クルーズ、とても良かったんじゃないかと・・・・!
今まで観た中で一番好きかも! 一番ハマってた気がする~。
まあなんといいますか、その前に、ヘタレな森川ボイスが大好きという私のツボに突き刺さったというのがあるんですが(笑)。

今回のトムはスーパーヒーローでも自分に自信満々の男でもなくて、自分と自分の大切な家族を守ることもままならない非力な人でした。それがすーごーく良かった!
人生を諦め気味に投げ出しながら暮らしてる日々、家族には弾かれ自虐的に笑ったり。
そんな中ありえない事態が起こり、大切な息子と娘を連れて”どこかへ”逃げ始める主人公。主人公だから都合良く?・・いやいや悪運で(笑)、数々の危機の乗り越え、たまーに機転が利いて一矢報えたりもしつつ。
森川さんがそんな主人公をとっても魅力的に吹き替えてました~。
許容範囲を超えた事態にパニックを起こしたり怒鳴ったり、息子を必死に止めるシーンや、娘に泣きながら歌を聴かせてやるシーン、聴きどころは多かったのではないかと。あと「ちゃんとメモってるぞ!」とか可愛かった~。
トム・クルーズは型にハマった二枚目を演じることが多いので、だから私は森川さんがトムを吹き替えるのがあまりあまり・・・なんですが、こういう不器用で緩急のある役ならもっと観たいと思いました。

息子役のノジケンさんも良かった! うざい父親に反抗心剥き出しなとこ、ただ逃げるだけなんて耐えられないと大切な妹とさえ離れようするところ・・・・。ぜひぜひ今後もたくさん吹き替えをしていってほしいです♪
娘役の三村ゆうなさんも素晴らしくて~。1990年生まれですって! あが!
悲鳴も全部吹き替えてたと思うんですけど、耳をつんざく素晴らしさでした。すごいな~、うまい子ってたくさんいるなぁ~。

よく喋るメインキャラが実はこの3人くらいでした。
奥さんがせっかく本田さんだったのに、ほとんど出番がなかったのは残念無念…。

*

全体的な感想としては、何だか説明不足で「ん?」って思うときも多々ありました。
あっさり場面転換することも多く、「あら?今どうやって助かったの?」とか不思議に思ったり。
でも面白かったと思います。

しかしまぁ、TVや雑誌やWEBなどの評価はわりと辛めですし、観に行くならあまり期待しないで行ったほうがいいかも?
(ちなみに私は★5つ満点の採点なら、★★★☆です)
森川さん、野島さんファンなら吹き替え版を観に行って損はないと思います!

2005年上半期、劇場鑑賞映画私的BEST10

2005年07月01日 | 劇場鑑賞映画
今年は映画を劇場でも観ようと、1週間に1本を目安に行こうと決めて。
しかし1月は重い腰が上がらなかったので何も観に行かず。。
そのあとも、結局1週間に1本という目的は果たせませんでした。下半期は行けたらいいなぁ~。

というわけで。2月から6月にかけて観に行った計19作品の中から個人的なBEST10を。
選ぶのはやっぱり難しかったですー。どれもこれも僅差。

※作品名から映画公式サイトへ、見た日付からうちのブログの感想へリンクしてます。
しかしリンクだらけだな…。


第1位:コンスタンティン4/20鑑賞
ヘタレ&愛されまくりキアヌ万歳!!!
9/2(金)DVD発売(ワーナー・ホーム・ビデオ)
※頼むからキアヌは森川さんで…!(懇願)
⇒と書いてた矢先にワーナーHPにて吹き替えキャスト発表…(号泣)


第2位:カンフーハッスル2/2鑑賞
最高にカッコ良し!!!!
7/16(土)DVD発売(ソニー・ピクチャーズ)
※山寺さんのチャウ・シンチー、矢尾さんのボスっぷりを聴くのが楽しみv


第3位:ライフ・アクアティック5/9鑑賞
オーウェン激LOVE!!
☆DVD待ち(ブエナビスタ)
※ひらたでーた様によれば平田さんがオーウェンのようですー。あと大川さんも吹き替え版に出てるみたい。早く観たい。


第4位:エターナル・サンシャイン3/23鑑賞
ジム・キャリーに今まで以上に惚れましたv
☆DVD待ち(GAGA-HUMAX)
※こういう真面目なジム・キャリーこそ山寺さんで観てみたい。お願いしますー。


第5位:ミリオンダラー・ベイビー6/1鑑賞
何とも言えぬ気持ちになった映画。泣けた・・・・。
☆公開中&DVD待ち(ムービーアイ/松竹)
※ヒラリー・スワンクは朴さんか本田貴子さんがいいなぁ。


第6位:バッド・エデュケーション4/13鑑賞
主役二人に胸キュン♪(死語)
☆DVD待ち(GAGA-HUMAX)
※ガエル君は内田夕夜さんか(「モーターサイクル・ダイアリーズ」でものすんごいハマってた!!)、鉄野正豊さんで是非~。
そしてフェレ・マルティネスは森川さんでお願いしまっす!!!(趣味満開)


第7位:クローサー5/25鑑賞
クライヴ・オーウェンがとにかく濃かった。好き!
☆DVD待ち(ソニー・ピクチャーズ)
※希望はジュード・ロウ:森川智之、クライヴ・オーウェン:堀内賢雄。泡吹けるんですが…!


第8位:レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語5/11鑑賞
子供たちが可愛かった! そしてジム・キャリーが楽しそうだった~。
9/16(金)DVD発売(角川エンタテインメント)
劇場公開同様、ジム・キャリー:山寺宏一、ジュード・ロウ:松本保典だと思います。借りよっと。


第9位:セルラー3/7鑑賞
キム・ベイシンガーの色気にクラクラ! クリス・エヴァンスのもたつきっぷりにメロメロ!
8/26(金)DVD発売(アミューズ・ソフト)
初めて知ったその日から、クリス・エヴァンスは森川声で変換してました。ハマると思うんだけど。


第10位:バットマン ビギンズ6/22鑑賞)※日本語吹き替え版
面白かった~。分かりやすかったし。吹き替え版も、檀さんや遊佐さんなど新たなときめきを発見できて幸せでした。
☆公開中&DVD待ち(ワーナー)
DVDが発売されても観る予定。ホント素敵な吹き替え版だったのでー。


次点:愛の神、エロス4/28鑑賞
1話目:感動、2話目:ニヤニヤ、3話目:バカウケ
☆DVD待ち(東芝エンタテインメント)
チャン・チェン(1話目):森川智之、ロバート・ダウニー・Jr.(2話目):堀内賢雄でお願いしたい…!


<その他、この時期に観に行った映画>
2/16アレキサンダー7/29DVD発売:松竹)
2/23ダブリン上等!8/26DVD発売:アット・エンタテインメント)
3/2猟人日記7/22DVD発売:GAGA、ビクター)※吹き替え収録ナシ
3/17サイドウェイ7/7DVD発売:20世紀フォックス)
3/30世界で一番パパが好き!(DVD待ち:東芝エンタテインメント)
★4/15:コーヒー&シガレッツ9/9DVD発売:アスミック,角川)※吹き替え収録ナシ
5/4ドッジボール8/5DVD発売:20世紀フォックス)
★5/19:阿修羅城の瞳(松竹)


現時点(2005.7月)で一番好きな海外の俳優は、ベン・スティラーオーウェン・ウィルソンでしょうか。この二人のどっちが好きかって聞かれたら、そこはすごく悩むわけで…。うーん…?
あとやっぱりブラッド・ピットは特別かも。まぁ最初に惚れたのが11年前くらいなので、揺るがない気持ちってのがありますねぇ。
だからこの3人の映画は絶対劇場に足を運びたいです。特にベンとオーウェンは出演映画がなかなか劇場公開されないし(泣)、されたら貴重なので!
他に劇場で観たいと思うのは、チャウ・シンチーキアヌ・リーヴスコリン・ファレルベン・アフレック…かな? 最近はジュード・ロウユアン・マクレガーも気になってますー。
若手(?)では、「セルラー」でクリス・エヴァンス、「バットマン ビギンズ」でキリアン・マーフィー、「ワイルド・スピード」でポール・ウォーカーなどに惚の字ですv
女優だったら誰だろう。ジェシカ・アルバかしら?(ファンタスティック・フォーとSIN CITY、ホンットーに楽しみです!!)


では最後に。
今年公開の映画で絶対観よう!/観に行こうかな/観に行けたらいいなーと思っている作品。

★公開中:最後の恋のはじめ方(ソニー)
★公開中:50回目のファースト・キス(ソニー)
★公開中:宇宙戦争(吹き替え版/UIP)
★7/9公開:おまけつき新婚生活(GAGA-HUMAX)
★7/9公開:スターウォーズ エピソード3 シスの復讐(吹き替え版/20世紀フォックス)
★7/9公開:アルフィー(UIP)
★7/23公開:アイランド(ワーナー)
★7/30公開:ハービー 機械じかけのキューピッド(吹き替え版/ブエナビスタ)
★8月公開:マダガスカル(アスミック・エース)
★夏公開:ハッカビーズ(日本ヘラルド)
★9月公開:奥さまは魔女(ソニー・ピクチャーズ)
★9月公開:チャーリーとチョコレート工場(ワーナー)
★秋公開:ミート・ザ・フォッカーズ(アスミック・エース)※早く公式ページ作ってください…
★秋公開:ファンタスティック・フォー(20世紀フォックス)
★秋公開:SIN CITY(GAGA-HUMAX)
★秋公開:ルパン(日本ヘラルド)
★12/3公開:Mr.&Mrs.スミス(東宝東和)
★12月公開:SAYURI(ブエナビスタ)

バットマン ビギンズ(日本語吹き替え版)

2005年06月23日 | 劇場鑑賞映画
観に行ってきました、「バットマン ビギンズ」! 日本語吹き替え版~。
(Yさん、いつもおつきあいくださりありがとうございます!)

映画公式サイト

クリスチャン・ベール(ブルース・ウェイン/バットマン):檀臣幸
マイケル・ケイン(アルフレッド/ウェイン家の執事):小川真司
ゲイリー・オールドマン(ゴードン/朴訥とした刑事):納谷六朗
モーガン・フリーマン(フォックス/発明家のオヤジ):池田勝
ケイティ・ホームズ(レイチェル/ブルースの幼なじみ):小島幸子
キリアン・マーフィー(名前忘れた・・/妖しい医者):遊佐浩二
渡辺謙(ラーズ・アル・グール/忍者軍団のボス):大川透
リーアム・ニーソン(デュカード/ラーズの部下):佐々木勝彦
ルドガー・ハウアー(アール/ごうつくばりなおじさん):石田太郎


幼い頃両親を殺されたブルース・ウェインが、自分が生まれ育ったゴッサムシティの腐敗に奮起し”バットマン”になる話。
バットマンのコスチュームとか、素材の発注からしたりしてんのがすっごい可愛かったというか面白かったです。真剣に武器とか作ってるシーンもあったし~。
執事のアルフレッドがまたご主人思いの素敵な人で! くじけそうになるブルースを叱咤したり励ましたり、危機にはさっそうと現れたり! かっちょよかった~!
というわけで。面白かったです♪
オジサマたちがこれでもかと出てきたんで、それだけで楽しくなりました。ゲイリー・オールドマンはいるだけで黒幕っぽいので、いつ本性を出すかドキドキしたり(笑)。
主人公のクリスチャン・ベールは地味…というかなんというか…ヒゲがあったりバットマンのマスクをしてるほうが倍以上ハンサムでした。でも体は凄かった・・・・・!
あと公式サイトなどには一切載ってませんが(泣)、悪の手先の医者を演じてたキリアン・マーフィーがとっても素敵でした!
思わせぶりな表情ですっごい魅力的で。どっかで観たことあると思ったら「ダブリン上等!」の主人公~! あっちでは妖しさはなかったので、作品によって雰囲気を変えられる人なんだなぁとますます惚の字に。
しかし気になったことがひとつ・・・・・ヒロインのケイティ・ホームズがビックリするくらい可愛くなくて…。どの角度から見ても可愛くなかった。。
トム・クルーズとこのたび婚約したそうですが、トムはニコール・キッドマン→ペネロペ・クルスときて、美女にはもう懲りたんでしょうかね??←失礼な。


で、日本語吹き替え版を選んだ理由は、大川さんがケン・ワタナベの吹き替えを!!!???に尽きたわけですが~~。
謙さん出番少なすぎですから・・・・・・・!(泣)
しかも妙な言葉を喋ってるときは原語だったし。だから大川さんが喋ったのって台本1ページになるかならないかだったような・・・・。
でもすごく合ってました~~。不気味に力強く自分の信念を言い放つラーズ・アル・グールを、低めの声で迫力よく吹き替えてました。カッコ良かった! 出番がもっとあったらなぁ・・。

しかしその残念さは他の人たちが吹き飛ばしてくれました。檀さんのクリスチャン・ベール、むちゃくちゃ良かったです!!!!
前々から素敵だなとは思ってたんですけど(「友へ チング」のチャン・ドンゴンとかで)、今回で決定的になりました。惚・れ・た!
ちょっとザラついてる男前ボイス。ちゃらちゃらした放蕩息子も、心に傷がある孤独さも、静かに燃える正義の炎も、それはそれはキャラクターにハマってました~。男っぽいんだけど色っぽさもあって。クールでダークで甘えたオチャメさもあるヒーローにぴったりだったんではないでしょうか!

マイケル・ケインを吹き替えてた小川さんもこれまた!
ダマグレのグレッグパパを彷彿とさせるノンビリとしたほのぼのさで、ブルースをあったかく包み込むように見守ってました。良かった~v

そして今回初めて外画で聴きました、遊佐さん!
イヤミで皮肉たっぷりで人の神経逆なでするような高圧的な医者役、キリアン・マーフィーの綺麗で鋭いルックスにもすごく素敵にハマってたと思います。あの耳にぞわぞわっとくる撫でるような声はちょっとクセになるかも。また他の作品でも聴きたいと思いました。
それに公式サイトに名前がないのが不思議なくらい出番多くて。そこはかとなくヘタレチックなのもツボでした。

そんなわけで。楽しんだ作品です。ぜひとも続編を作っていただきところ~。
ブルースとアルフレッドの会話にとっても心が和んだので、また二人の仲良し会話が聞きたいです!

*
*

映画館に行ったら告知されていますが、一箇所だけ、ちょっとやはり心苦しくなるシーンがありました…
でも作品が悪いわけでは決してないわけですし。はい…

ミリオンダラー・ベイビー

2005年06月02日 | 劇場鑑賞映画
映画「ミリオンダラー・ベイビー」を観ました。

映画公式サイト

ボクシングジムのオーナー、そして専属ボクサーのトレーナーでもある老いた主人公フランキー(クリント・イーストウッド)の元に、プロボクサーを目指す30歳を超えた女性マギー(ヒラリー・スワンク)が現れてコーチしてほしいと頼むが、フランキーは「女に教えることは何もない」と突っぱねる。
でも友人の元ボクサーのスクラップ(モーガン・フリーマン)の後押しやマギー自身の熱意に打たれて、フランキーはコーチすることを決意。
彼がコーチし始めると、マギーは目の覚める躍進を遂げ、どんどん勝ちまくっていく・・・・というお話。

これは・・・・何て言えばいいんだろう。
泣きました。ボロボロと。

失うことを恐れ、大切なものを得ることを避けていた主人公。それでも少しずつマギーと絆を深めていって。
最初はマギーをはね付けていたフランキーが、いつしか彼女の存在に自分の人生を救われるところまで深く愛していくその展開に、心を揺さぶられまくりました。
フランキーとマギーを静かに見守るスクラップの友情もまたすんごく良かった~!

クリント・イーストウッドもモーガン・フリーマンもめちゃめちゃ素敵でした。二人とも足が超長いでやんの。
紅一点、ヒラリー・スワンクも懸命で情熱的でめちゃめちゃ良かったです。
ファイトシーンも迫力ありすぎ! そりゃオスカー獲るわと(作品賞/監督賞/主演女優賞/助演男優賞)。

でもってエンドロール見て驚いたんですけど、イーストウッドって監督のみならず音楽まで担当してたんですね! すーげー。


染みる映画でした。
レモンパイに涙。

クローサー

2005年05月26日 | 劇場鑑賞映画
映画「クローサー」を観てきました。
ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェン共演の恋愛劇。

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愛し合ってキスして、罵り合って別れる。その繰り返しの物語。
恋愛の始まりと終わりを抜き取って描いているので、常に一方通行だったり片思いだったりすれ違ったりしてました。
ネットや雑誌の批評がいまひとつだったので、そこまで期待してなかったんだけど面白かったです~。

すべての始まりは交差点での出会い。
ジュード・ロウとナタリー・ポートマンが出会って恋に落ち同棲を始め、
仕事で出会ったジュリア・ロバーツをジュード・ロウが口説き、
でもってジュード・ロウはエロチャットでクライヴ・オーウェンをひっかけ、
それが偶然を奏してジュリア・ロバーツとクライヴ・オーウェンが出会って結婚。
そして4人は接点を持ち、そこから誰と寝ただの、まだ愛してるだの、捨てないでくれだのと延々と。

宣伝ではスタイリッシュ感を打ち出していますが、そういうオシャレ感はなく(出演者は美男美女+野獣(←ん?)でしたけど)、恋愛とは切っても切れないドロドロしたものをぶつけあって自爆しまくってました。

意外だったのが、ラブシーンにキス以上の物が無くて。
燃え上がった後の灰のような、寂しさや空しさを強く感じました。

ジュード・ロウはヘタレで甘ったれなどうしようもない男。自分は好き勝手に浮気するのに、相手には嘘を突き通すことも正直に話すことも許さなくて。誰でもそういう身勝手な部分はあると思うけど、それを隠さない&我慢しないのでタチが悪い。子供のように可愛いところもあるから、母性本能をくすぐられたら女性はダメだと分かっていてもつかまってしまう・・そういう人でした。

ジュリア・ロバーツはすぐ流されてしまう女性を。好意を簡単に受け入れるので男はついつい勘違いしてしまう。
でも従順そうでいて、心の奥では何を考えているのか分からないキャラクターでした。4人のうち一番物静かだったので地味な印象も。ていうか他の3人が濃すぎ(笑)。

ナタリー・ポートマン。可愛かった~! そして色っぽかった! 子供と大人、二つの顔があるのは「レオン」からだけど、またぐぐっと綺麗になってました。クイーン・アミダラは女神のような女性で近寄りがたいけど、この「クローサー」では一人の小さな女性で。小さな細い体にエネルギーが充満しててスゴかった。
ところでパンフ見て驚いたんだけど、ハーバード大学を主席で卒業してんですね、この人…! ひぇ!

そしてイチオシ! クライヴ・オーウェン~~。
良かった~v コテコテのギトギトのベタベタなスケベっぷり。憎たらしいエロ中年! 欲望に忠実で、姑息で、手段を選ばない。
個人的には一番気持ちが分かるキャラでした。イノシシのようながっつきっぷりはいっそ清々しいほど。
で、この映画は元は舞台劇だそうで。7年前に上演された舞台ではクライヴがジュード・ロウの役を演じていたそうです。(しかもジュード・ロウはそれを客として観てた)
てことは7年前は子犬のようで放っておけなくなる可愛さがあったの~?とビックリ。映画では狂犬だったので(笑)。


乗り越えて美しく羽ばたける人と、泥沼に足を突っ込んだまま出られない人、恋愛はホントいろんな結果を生みますねということで。

*

さて吹き替え。希望は、

ジュード・ロウ:森川智之
ジュリア・ロバーツ:田中敦子
ナタリー・ポートマン:坂本真綾
クライヴ・オーウェン:堀内賢雄

です。バレバレですが趣味爆発200%!
でもね~。森川さんのヘタレ泣きは是非とも聴きたいし。
恋愛映画はお手の物な賢雄さんだし、あのクライヴ・オーウェンのギラつきっぷりには絶対ハマると思うのです。
希望通りになった日にゃあ泡吹きますね。なってほしい……!

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

2005年05月12日 | 劇場鑑賞映画
映画「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」を観に行ってきました。

映画公式サイト

屋敷を全焼させる大火事で両親を失った幼い三姉弟妹が、両親の残した莫大な遺産を狙う強欲な親戚・オラフ伯爵の巧妙(?)な悪巧みから機転と勇気と絆で乗り越えていくファンタジー映画。児童書の映画化だし、ノリ的にはハリポタに近いかと。でも映画版ハリポタより判りやすく(原作読んでなくても分かる)、万人受けする素敵な映画に仕上がってました! ハリポタは原作読んでることが大前提だものなぁ~…。

とにかくまずボードレール家の三姉弟妹が超可愛かった!! 研究好きで天才肌の姉、本の虫で読んだ内容はすべて暗記している弟、何でも噛む癖を持ってるまだ1歳になりたての末っ子、この3人がそりゃもうけなげに力を合わせて、ジム・キャリー演じる(最高!)”三姉弟妹の後見人になれば莫大な遺産が手に入る”ことだけに執念を燃やしたごうつくばりの変人・オラフ伯爵の魔の手から逃れていくストーリーでした。
周囲の大人たちは一人残らず当てにならず(天然ボケ揃い)、だから三姉弟妹たちは自分たちだけの力でなんとかしなくちゃいけなくて、ギリギリに思いつくアイデア、なんやかんやで強運、どんなときにも互いを思いやる家族愛で乗り切っていく彼らは本当に可愛かったです!

そして素人目にも分かる素晴らしい美術&衣装の数々、凝りに凝りまくったエンドロールもさることながら、ジム・キャリーが・・・・!
「エターナル・サンシャイン」で改めて思ったけど今回もかなり惚れました。スタイルがすごくいいのでどんな衣装もピタリと似合うのです~v 今回は老人(なのか?)が基本スタイルだったけど、それでも隠せないシャープな魅力。アニメみたいな動きや顔の表情、くどくてウエッとなる人もいると思いますが、でも好きな人にはたまらないはず!
あいかわらず超楽しそうなノリノリの奇人変人っぷりで、ずうずうしくて残酷なオラフ伯爵なんだけど全然憎めなかったです。ジム・キャリーがこの役を演じてなかったら、映画の面白さは半減どころの騒ぎじゃなかったかと~。

でもってこの作品はレモニー・スニケット(小説の作者)が語り手として登場していて、映画ではジュード・ロウがその役でした。声のみの出演だったので自然とその声が耳に残るわけで。なんだかとっても心地いい素敵な声で得した気分にv

吹き替え版同時公開でした。ジム・キャリー:山寺宏一、ジュード・ロウ:松本保典です(※パンフで確認)。んまぁ素敵!
今回観たのは字幕版だったので、山寺さんでジム・キャリー観たいし松本さんのナレーションも聴きたいし、DVDが出たら借りようと思います♪

ライフ・アクアティック

2005年05月09日 | 劇場鑑賞映画
映画「ライフ・アクアティック」を観に行ってきました。

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ビル・マーレイ主演の、ちょっと変わった海洋学者スティーブ・ズィスーとその仲間たちのお話。
ゆるくてほのぼの、のんべんだらりな話かと思いきや、手に汗握る(!?)アクションシーンやほろりとさせられる一幕もあって。
爆笑ではなくクスクス笑いが全編に散りばめられたハートフルなコメディでした。
ていうか私、せつないシーン以外はほぼずっとニヤニヤしながら観てたんですけど~(傍から見てたらかなりヤバイ人だったはず)。

だってもうね! まずビル・マーレイのどうしようもなさっぷりが最高に可愛くてですね・・・・! 自己中でワガママで強引なんだけど、みんな彼のことが大好きなのです。そりゃ好きだわ~って思いました。
周囲を賑わすキャストも楽しかったし、CGバリバリの非現実的な海洋生物もキュートで。ありえない&なんだそりゃ!な展開にツッコミを入れつつ、そして最後はジーンと・・・・! いやはや、かなり楽しい時間を過ごさせていただきました♪

そしてそして何よりもう! 何をおいてもワタクシの目と心を奪いましたのは、ベン・スティラーに引き続き、ファンになってから初めて大きいスクリーンでその姿を観ることができて! 彼が載ってるパンフレットも買うことができたこの人!

ベリベリキュートでラブリーナイスなハンサムボーイ(ボーイ!?)、オーウェン・ウィルソンでございますーーー!!

むっちゃくちゃ可愛かった! 何もかもが可愛かった!! 大好きー!!!
今回はあまり弾けられない役どころでちょっと不満だったらしいです。くぅ、そんなところも可愛らしい。(でも充分、いつものボケボケオーウェンだったけど)
監督のウェス・アンダーソンとは親友で、二人で大学生時代に書いた映画がきっかけでこの世界に飛び込んだんだとか。
アンダーソン監督の前作「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」では共同で脚本も執筆し、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされてます。ぼけっとしてるようでいてそういう才能があるっていうのもツボ・・・・・・!

なんかもう文がまったく支離滅裂ですが(それはいつもか)、大好きなオーウェン・ウィルソンをたらふく見ることができましたので大満足の一本でした。
早く次回作も観たいなぁ。日本に来るのはいつかなぁ。ビデオスルーになる可能性もあるので(トホホ)、気長に待つしかないのが寂しいところです。。

ドッジボール

2005年05月04日 | 劇場鑑賞映画
映画「ドッジボール」を観て来ました。

映画公式サイト

弱小スポーツジムが最新鋭のフィットネスクラブに買収されそうになり、それを阻止するための5万ドルをドッジボール大会の賞金で払おうと、主人公とその仲間たち(揃ってヘタレ)が変テコなコーチや美人弁護士の力を借りて、奇跡を起こして大会を勝ち進んでいく話。
愛しのベン・スティラーが主人公たちを妨害するフィットネスクラブのオーナー役で出てました。超絶に勘違い野郎のナルシストなマッチョマン~。髪の色は染めてたのかしら。この人は黒髪だと思うんだけど、今回はアッシュ?でふわふわパーマをかけてました。ホントこの人は映画によって風貌からして全然違うよなぁ~~。大好き!

しかし映画の内容は・・・・うーん・・・・まぁまぁだったような・・・・。
ものすごーーくアメリカンな感じがしました。向こうの映画事情や生活習慣を知らないと笑えないネタがたくさんあった模様。私はパンフレットでそういうネタの意味を補完できたけど、分からないままの人ってたくさんいる気がする。
ベンの映画はけっこう観てますが、彼の出演映画でここまでアメリカチックなコメディは初めて観ました。

そして今回改めて思い知ったのは、私は情けなくて可愛いベン・スティラーが大好きなんだということです。何をしてもうまくいかずいつも空回ってる・・・・そんなベン・スティラーが大好きなんだなぁと。
「ズーランダー」「メリーに首ったけ」「ミート・ザ・ペアレンツ」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」も、そして購入以降アホみたいに観まくっている「スタスキー&ハッチ」も、もうホント、思わず抱きしめたくなるほどキュートだもの~~。
今回はそういう可愛らしさはなくて(いやでも可愛かったですけど←どっちやねん)、どぎついイヤラしさが前面に押し出されていて、ベンの魅力はそういうんじゃないのにー!と歯噛みしました。

でも贅沢は言えません!
彼のファンになってから初めて大きいスクリーンでその姿を観ることができたわけだし。
彼のファンになってから初めて、彼の載ってる映画のパンフを買うことができたわけですから・・・・!
それは本当に嬉しかったです。感涙。

しかしながらやはり、スタハチでオーウェン・ウィルソンとホンットーに楽しそうにしてるので、やっぱりベンの隣にはオーウェンがいてほしいと思った次第です。
要は「ドッジボール」、萌えが足りなかったということで~。
(いいのか、そんな終わり方で・・)

あ。ちなみにヒロイン役のクリスティーン・テイラーはベン・スティラーの奥さんです。
映画の中ではベンが彼女に言い寄ってパンチ食らったりしてて面白かったです。ベンはMですね、きっと(笑)。