映画「愛の神、エロス」を観に行ってきました。
映画公式サイト
3人の映画監督が「エロス」をテーマにそれぞれで作った短編をまとめて。まさしく三種三様、それはそれは楽しい時間を過ごして参りました。
<エロスの純愛:若き仕立て屋の恋>監督:ウォン・カーウァイ
高級娼婦(コン・リー)に思いを寄せる若き仕立て屋(チャン・チェン)のせつない恋物語。
ただただ一途に彼女を思うチャン・チェン演じる青年がせつなかったです。「グリーン・デスティニー」のときとは違って、燃えるような愛をぶつけることなくじっと耐え忍ぶチャン・チェンの、抑えた静かな表情や佇まいがとっても素敵でした。
そしてコン・リーもめちゃめちゃ綺麗だった!
吹き替えは、ベタかもしれませんけど、コン・リー:田中敦子、チャン・チェン:森川智之でお願いしたいでございますーv この二人で是非とも聴いてみたい!
<エロスの悪戯:ペンローズの悩み>監督:スティーブン・ソダーバーグ
青いドレスの女が出てくる夢に毎晩悩まされてるニック・ペンローズ(ロバート・ダウニー Jr.)が、その症状を精神分析医のパール(アラン・アーキン)に吐露するお話。現実と夢がごちゃごちゃになってました。一番”エロス”からは遠ざかっていたような気がしますが・・・何か裏のテーマがあるのかしら??
せつなかったカーウァイ監督の作品とは打って変わってコミカル調。目を閉じながら奇妙な夢をひたすら語っていくペンローズと、彼が目をつぶってるのをいいことに、窓の外にいる誰かにデートの約束をとりつける御茶目な精神分析医のオジサンのやりとりが楽しかった。
吹き替えは、ぜひともロバート・ダウニー Jr.に賢雄さんを~。だって喋りまくってたんだもん!
<エロスの誘惑:危険な道筋>監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
今年92歳を迎える巨匠は煩った病の後遺症で言葉を話せず、体も動かせないそうです。そんな状況の中、こんなエネルギッシュな作品を作ることができるんだと驚いて、そして感動しました。すごいや。
三作品中、一番解放的な映画でした。大自然!!っていう(笑)。
倦怠期でどうしようもなくなっている妻とはもうなす術がないしどうでもよくって、だけど旅先で出会った女性とは言葉よりも何よりも先に欲望のままに行動できる。片付けなきゃいけないことを後回しにして、目の前の美味しいものばかりにがっつく人間の身勝手さを描いていたのでしょうか?
でもあれこれ考えるよりも、んまぁ裸ばっかりね~と笑える作品でした。それに音楽とか、細かいところ気になったらキリがなかったです!
+++
一番分かりやすく、ダイレクトに伝わってきたのが「仕立て屋の恋」でした。
「危険な道筋」もある意味ダイレクトだったのかな。ラストがちょっと意味不明だったけど。
「ペンローズの悩み」もラストが・・・。
でも、そんな宙ぶらりんの状態も楽しめる映画だと思います~。
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3人の映画監督が「エロス」をテーマにそれぞれで作った短編をまとめて。まさしく三種三様、それはそれは楽しい時間を過ごして参りました。
<エロスの純愛:若き仕立て屋の恋>監督:ウォン・カーウァイ
高級娼婦(コン・リー)に思いを寄せる若き仕立て屋(チャン・チェン)のせつない恋物語。
ただただ一途に彼女を思うチャン・チェン演じる青年がせつなかったです。「グリーン・デスティニー」のときとは違って、燃えるような愛をぶつけることなくじっと耐え忍ぶチャン・チェンの、抑えた静かな表情や佇まいがとっても素敵でした。
そしてコン・リーもめちゃめちゃ綺麗だった!
吹き替えは、ベタかもしれませんけど、コン・リー:田中敦子、チャン・チェン:森川智之でお願いしたいでございますーv この二人で是非とも聴いてみたい!
<エロスの悪戯:ペンローズの悩み>監督:スティーブン・ソダーバーグ
青いドレスの女が出てくる夢に毎晩悩まされてるニック・ペンローズ(ロバート・ダウニー Jr.)が、その症状を精神分析医のパール(アラン・アーキン)に吐露するお話。現実と夢がごちゃごちゃになってました。一番”エロス”からは遠ざかっていたような気がしますが・・・何か裏のテーマがあるのかしら??
せつなかったカーウァイ監督の作品とは打って変わってコミカル調。目を閉じながら奇妙な夢をひたすら語っていくペンローズと、彼が目をつぶってるのをいいことに、窓の外にいる誰かにデートの約束をとりつける御茶目な精神分析医のオジサンのやりとりが楽しかった。
吹き替えは、ぜひともロバート・ダウニー Jr.に賢雄さんを~。だって喋りまくってたんだもん!
<エロスの誘惑:危険な道筋>監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
今年92歳を迎える巨匠は煩った病の後遺症で言葉を話せず、体も動かせないそうです。そんな状況の中、こんなエネルギッシュな作品を作ることができるんだと驚いて、そして感動しました。すごいや。
三作品中、一番解放的な映画でした。大自然!!っていう(笑)。
倦怠期でどうしようもなくなっている妻とはもうなす術がないしどうでもよくって、だけど旅先で出会った女性とは言葉よりも何よりも先に欲望のままに行動できる。片付けなきゃいけないことを後回しにして、目の前の美味しいものばかりにがっつく人間の身勝手さを描いていたのでしょうか?
でもあれこれ考えるよりも、んまぁ裸ばっかりね~と笑える作品でした。それに音楽とか、細かいところ気になったらキリがなかったです!
+++
一番分かりやすく、ダイレクトに伝わってきたのが「仕立て屋の恋」でした。
「危険な道筋」もある意味ダイレクトだったのかな。ラストがちょっと意味不明だったけど。
「ペンローズの悩み」もラストが・・・。
でも、そんな宙ぶらりんの状態も楽しめる映画だと思います~。