マンション集会室での展示

そうそう、四月のこと

僕の住んでいるマンションの集会室でミニ展示をやらせていただきました。

マンション建設以来ほとんど、いや全く利用のなかった集会室を有効利用しようというその第一企画として僕の写真をということになったのでした。

集会室利用活性化の目的は、マンション住人のコミュニケーション。特に独居老人世帯が増えている中で今後それは大切になってくる。人の命にかかわること。

年末年始にシャムロックオニカイでの展示に、集会室の利用についていろいろと考えてくださっているＫさんが偶然お見えになって写真を見ていただいたのがきっかけでした。

お話をいただいた時はお役に立てるならとすぐにお受けしました。

でも、集会室での即席展示なので、まあ、簡単に並べて、、、と思っていたのですが、打ち合わせの時などにお世話をしてくださっているスタッフの方たち（60代女性）の熱意がすごかったので、これはちゃんとしなければと思うようになりました。

ああしたらどうかな？こうすれば良いのでは？じゃあ、それは手配します！等々段取りのいいこと。

そして僕はマンション内、周辺で撮った写真と家族写真（こんな家族住んでますヨロシク！みたいな）を中心に展示することにしました。

以下、挨拶文

「何でもない日常のなかに輝く瞬間を見つけた時シャッターを切っています。

写真を撮るためにどこかに出かけることはほとんどありません。

そのかわりいつでもどこでもカメラを持っています。

祭りに行かなくても、花火に行かなくても、植物園に行かなくても、そしてパリに行かなくても、

何気ない日常の中にこそ輝く瞬間があると思っています。

そういう風に写真をすることで、日常って素晴らしい、ありがたいなあと感謝することが出来ます。

出来れば死ぬまで写真を撮り続け、いつも感謝の気持ちで生きていければと思っています。

今回の写真は主に先日の個展のものを展示していますが、ほとんどが近隣の写真です。

どこの写真かな？と見ていただいても面白いのではないかと思います。 

本日は御高覧いただきありがとうございます」

 

たぶん楽しんでいただけるだろうと僕のカメラも展示しました（これは僕自信が楽しかった（笑））

僕がモノクロ写真を始めるきっかけになった写真家のお話をしたら、すぐにわざわざ図書館でブレッソン、ドアノー、木村伊兵衛の写真集を借りて来られ展示してくれました。

会場では企画をしていただいたマンションのスタッフの方たちが素敵な着物姿で美味しいお抹茶とお菓子でおもてなししてくれました。

そしてたくさんの人に見に来ていただき、たくさん嬉しい感想もいただきました。

「感動しました、次を楽しみにしています。。。」

「いつも見ているマンション内（の写真）と言うのが良かった。マンション内の方と気軽にお話出来て楽しかった。。。」

「写真を撮ってみたいと思うようになった」

「こんなにも身近な所に希望の光があるのだなあと。。。何点か常設していただけると嬉しい。気持ちがへこたれそうになった時見にきたいので。。。」

展示後は、これまではエレベーター内で挨拶を交わすだけだった方から「坊っちゃんおおきくなちゃったね～。制服着て重たそうな鞄持って、中学生になっちゃったんですね～」と言葉をかけてくださいました。

 

こんなかたちの展示もありなんだな～と思いました。

自分でもちょっと驚いてしましました。

みんなの手作りの、とても良い、そして僕にとって思い出深い写真展になったと思います。

見に来ていただいた方、スタッフの方、いい機会を与えてくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は間に合わなかったけど、ピクチャーレールを設置することになったようです！