昨年の昨日、東京で中国の大ヒット小説『兄弟』の舞台を鑑賞しました。
あれだけの長編であったにも拘わらず、全く長さを感じさせない疾走感と
深い感動で頭と体がいっぱいになり、
劇場からの帰り道の夕方の風景はいつもより色が一層鮮やかに見えた記憶があります。
その『兄弟』の舞台が、来年3月に再演されるそうです。
なんだかすごくうれしい。
多くの日本人は、古代の中国の歴史や文化には関心をもちますが、
現代の中国の文化についてはほとんど触れていません。
「中国には今これといった魅力的なソフトがないから」という意見もありますが、
実際、日本人がどれだけ今の中国の「おもしろいもの」を知っているか、
もしくは探そうとしているかというと、
中国人が日本について知ろうとしているエネルギーの比較になりません。
その中で『兄弟』は、現代の中国を理解するよいコンテンツだと思えます。
劇場に脚が運べなくても、小説があります。
今の中国のスピード感と滑稽さと多様性を覗いてみてください。
あれだけの長編であったにも拘わらず、全く長さを感じさせない疾走感と
深い感動で頭と体がいっぱいになり、
劇場からの帰り道の夕方の風景はいつもより色が一層鮮やかに見えた記憶があります。
その『兄弟』の舞台が、来年3月に再演されるそうです。
なんだかすごくうれしい。
多くの日本人は、古代の中国の歴史や文化には関心をもちますが、
現代の中国の文化についてはほとんど触れていません。
「中国には今これといった魅力的なソフトがないから」という意見もありますが、
実際、日本人がどれだけ今の中国の「おもしろいもの」を知っているか、
もしくは探そうとしているかというと、
中国人が日本について知ろうとしているエネルギーの比較になりません。
その中で『兄弟』は、現代の中国を理解するよいコンテンツだと思えます。
劇場に脚が運べなくても、小説があります。
今の中国のスピード感と滑稽さと多様性を覗いてみてください。
兄弟 上 《文革篇》 | |
余 華 | |
文藝春秋 |