BEELUCK(ビーラック)店主の拙いけれど真実を語る健康小話

BEELUCK(ビーラック)の店主が自身の経験と知り得た情報を元に「真の健康」について、コツコツとお話しするブログ。

水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-10

2007-10-02 15:05:34 | Weblog
10「自己防衛の必要性」

人類が創造した有機塩素化合物を始めとする各種化学的化合物は、本来、自然界に存在し得ない物質であって、地球上のすべての動植物にとって、長い進化の過程で初めて体験する全くの異物であり、生命体を構築する構成物質とは無縁のものです。
人類を始め現存する生物は、その進化の速度を遥かに上回る勢いで押し寄せてくるこれらの異物に対し、まだ肉体的に対抗し得る有効な生理的防御機能を持ち合わせていません。

トリカブト、フグ、ハブなど自然界の動植物のもつ毒は、その場で即座に敵を倒す強力な武器として存在しますが、それには一定のルールがあって、水溶性であるため、油の膜(脂肪酸)でできている人間の細胞を通過することはできません。
従って、脳やその他、中枢部にダメージを受けることはありませんし、その場の処置が適切に行われれば、後後病気になったり後遺症に悩まされることもありません。そのうち、毒は自然に分解されてなくなってしまいます。

これに対し、人間が作り出した化学的化合物は、脂溶性で容易に細胞膜を通過してしまいます。この人工の毒物は、もちろん自然界のルールに従った性質はありませんから、一度体内に侵入すると分解排出されにくく、残留蓄積されていきます。
これらは、胎盤を経由して胎児に集まりやすい性質をもち、厄介極まりない連中なのです。

水銀に塩素が結びついて有機水銀となって、人体の中枢を侵したのが水俣病です。イタイイタイ病も同じですが、それが表にでるまで地域の奇病としてかたずけられた時間の方が長く、表面化してからも、その他の公害同様この種の事件は、因果関係の証明が困難な上、仮に証明されても莫大な時間と費用を要し、ほとんど責任を問われる者のないままに終わり、肉体的被害を被った者が、結局「被った者損」という陰湿さが常に付きまといます。

歴史は、私たちにいろいろなことを教えてくれています。
ある書物に、こう書かれています。「今、よいとか、安全であるといっている根拠は、まだ被害が発見できずにいる、という言葉の言い換えにすぎない。」と。全く同感です。
それどころか、これまで被害が出ていても、因果関係が証明されないという理由だけで、使用され続けた有害物質がどれほどあったことか。

これから、お母さんになられる方や、現に家族の健康を預かって頑張っておられる主婦の皆さん、そして、世の男性諸氏、人間の頭脳が判断した「安全」は、その人の立場や利害関係で「無害」にもなれば「有害」にもなり、全くアテになりません。

人工の毒物から、自分自身や家族の健康を守るには、自己防衛を真剣に考えなければならないときがやってきているのです。

私は、この10年間、これらの毒物から身を守るために、最も有効な手段は何かを考え続けてきました。
時代は、毒物を造り続ける反面、また、これらから身を守るための商品も産みだしています。そこには、当然、本物とまがい物が存在します。

例えば、浄水器ひとつをとってみても、消費者のニーズに合わせて物を作るとすれば、水道の蛇口をひねったときと同じ水量が確保され、しかも、できるだけコンパクトでなければなりません。しかし、有機塩素化合物のような物を完全に除去しようとすれば、ソレナリノスペースと時間が必要で、消費者のニーズに合わなくなります。
少なくとも、水に関する限り、手軽さや便利さに惑わされないでほしいと、声を大にして申し上げたいのです。

電子水、波動水、πウオーター、アルカリイオン水等等、水がきれいだった時代には聞いたこともなかった人工の水の名を聞くと、眉をひそめたくなります。
水がビジネスとして十分成り立つとなるや、続続と登場し始めたこれらの水は、自然界には存在しません。生命の源である水でさえ、人工的に作り替え、商売の道具としてしまう人間とは、いったい何なのでしょう。

要は、人間が汚した部分を水の中から取り除いてやれば、それで済むことなのです。私は、「できるだけ、自然のままであるべきだ」という考えをベースにして、すいに取り組んでまいりました。すいに不安をおもちの皆様、私どもでは、みなさんの疑問や質問に対し、十分満足のいく回答ができる知識と経験をもっております。

人間が造りだした毒物から身を守るための対策、商品の選び方など、何なりとご相談ください。「水、大気、土壌、食」これら生物生存の絶対的条件のすべてを汚してしまった人間として、お互いに話し合おうではありませんか。

次世代が、安心して生活できる環境を創るために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 平成10年11月27日

 板垣 ひろし


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