まとめとして前回の続きは、
私たちの身体のあらゆる臓器、器官の働きは、血管のなかを流れる血液が運んでくるさまざまな栄養素、酸素、水分、白血球、免疫細胞などにより営まれているゆえに、血液が不足しているところには機能障害が発生するということになります。
「下半身の筋肉量の低下⇒毛細血管数の減少⇒血流の低下」 が起こると、現時点での私の関心事である下半身の血液が上半身へ移動することにより起こる血圧上昇という現象だけでなく、言われてみれば思い当たる自覚症状:頻尿、尿の勢いの低下、精力減退に止まらず、前立腺肥大、前立腺がんなどが起こりやすくなるということも理解できるのではないでしょうか。
また、上半身の血液が多くなると、高血圧のみならず上半身に位置する心臓の筋肉に栄養を送っている冠動脈にも血液が過剰に送られ、血液のかたまり(血栓)を作って、詰まりやすくなって起こる心筋梗塞や脳に起こる脳梗塞、また脳出血などが起こることになります。糖尿病も元をたどると腎虚に行きつくようです。
腎虚に陥ると、男性の場合、このように「病名のつく病気」をいきなり発症することが少なくないようですが、女性の場合は、「更年期障害」、「自律神経失調症」などと一般的に言われるさまざまな「不定愁訴」が 「本格的な病気」の前触れになることが多いと言えるようです。
さあ、健康で明るい老後を目指して、女も男も、老いも若きも下半身の筋肉強化に励みましょう!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます